利用者:Unclejam/sandbox/暗黒時代(阪神タイガース)
阪神タイガースの暗黒時代(はんしんたいがーすのあんこくじだい)とは、セ・リーグ球団に所属する阪神タイガースが、1987年から2001年までの15シーズンのうち10回のリーグ最下位と14回のBクラス入りとなった期間を指す俗称である。
暗黒時代の年度別成績
[編集]年 度 |
所 属 |
監督 | レギュラーシーズン | 備考 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
順 位 |
勝 利 |
敗 戦 |
引 分 |
勝 率 | |||||||
1987 | セ・リーグ | 吉田義男 | 6 | 41 | 83 | 6 | .331 | ||||
1988 | 村山実 | 6 | 51 | 77 | 2 | .398 | |||||
1989 | 5 | 54 | 75 | 1 | .419 | ||||||
1990 | 中村勝広 | 6 | 52 | 78 | 0 | .400 | |||||
1991 | 6 | 48 | 82 | 0 | .369 | ||||||
1992 | 2 | 67 | 63 | 2 | .515 | 暗黒時代唯一のAクラス入り | |||||
1993 | 4 | 63 | 67 | 2 | .485 | ||||||
1994 | 4 | 62 | 68 | 0 | .477 | ||||||
1995 | 6 | 46 | 84 | 0 | .354 | ||||||
1996 | 藤田平 | 6 | 54 | 76 | 0 | .415 | |||||
1997 | 吉田義男 | 5 | 62 | 73 | 1 | .459 | |||||
1998 | 6 | 52 | 83 | 0 | .385 | ||||||
1999 | 野村克也 | 6 | 55 | 80 | 0 | .407 | |||||
2000 | 6 | 57 | 78 | 1 | .422 | ||||||
2001 | 6 | 57 | 80 | 3 | .416 | ||||||
通算:15年 | 821 | 1147 | 18 | .417 | 日本一 | 0回 | |||||
A ク ラ ス |
1位 | 0回 | 1 回 | ||||||||
2位 | 1回 | ||||||||||
3位 | 0回 | ||||||||||
B ク ラ ス |
4位 | 2回 | 14 回 | ||||||||
5位 | 2回 | ||||||||||
6位 | 10回 |
沿革
[編集]暗黒時代に至るまでの経緯
[編集]1985年シーズンの阪神タイガースは、チーム成績が例年と比べて好調であった。これは、主力選手である1番打者・真弓明信、3番打者・ランディ・バース、4番打者・掛布雅之、5番打者・岡田彰布らによるニューダイナマイト打線と呼ばれる強力打線の活躍によるところが大きかった。 20年以上遠ざかっていたリーグ優勝への気運が高まったことにより、多くの阪神ファンを抱える関西地区では社会現象になるほどの盛り上がりを見せていた。
そして同年10月16日、遂に21年ぶりの阪神タイガースのリーグ優勝が決定した。これにより多くの阪神ファンたちが狂喜乱舞する。ケンタッキーフライドチキン道頓堀店に設置してあったカーネル・サンダース像を、阪神の助っ人外国人であるランディ・バースに見立て、胴上げの末に道頓堀川に投げ込んだ事件はあまりにも有名である。
さらに同年11月2日には、日本シリーズで西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)を破り、球団悲願の初の日本一を達成している。
翌1986年シーズンはバースが2年連続の三冠王を獲得したが、主力選手の不振が影響し、3位でシーズンを終える。
さらに1987年シーズンには、日本一決定からわずか2年で最下位でのシーズン終了となった。このシーズンから2001年まで15年で10回の最下位と14回のBクラス入りへと陥る暗黒時代を迎えることになる。
暗黒時代の阪神タイガース
[編集]暗黒時代の終焉
[編集]2002年シーズンから、前年まで中日ドラゴンズの監督を務めていた星野仙一が新監督として就任。 2002年シーズンは4位に終わったものの、これは球団にとって5年ぶりの最下位脱出であった。
翌2003年は開幕よりチーム成績が好調であり、早くも首位に立つ。7月8日にはセ・リーグ史上最速(当時)でのマジック点灯を達成した。 最終的に9月15日に18年ぶりのリーグ優勝を達成する。これをもって阪神タイガースは完全に暗黒時代を脱却したと言われている。
2003年以降の阪神タイガースは、2017年まで最下位で終わったシーズンが1度も無く、また2005年に球団5度目となるリーグ優勝を果たすなど、比較的安定して高い順位をキープし続けている。