利用者:Sumaru/第31回世界遺産委員会
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第31回世界遺産委員会は、2007年6月23日から7月2日まで、ニュージーランドのクライストチャーチで開催された。
世界遺産は文化遺産16件、自然遺産5件、複合遺産1件の計22件が新規に登録されたが、1件が抹消された。この結果、世界遺産は851件になった。
新規登録物件
[編集]アジア
[編集]- 石見銀山とその文化的景観(日本、文化遺産)
- 済州の火山島と溶岩洞窟群(韓国、自然遺産)
- 中国南方カルスト(中華人民共和国、自然遺産)
- 開平楼閣と村落(中国、文化遺産)
- ゴブスタンの岩石芸術の文化的景観(アゼルバイジャン、文化遺産)
- サーマッラーの考古学都市(イラク、文化遺産)
- 赤い城の建造物複合体(インド、文化遺産)
- ニサのパルティア人城砦群(トルクメニスタン、文化遺産)- 参考en:Nisa, Turkmenistan
アフリカ
[編集]- ロペ=オカンダの生態系と残存する文化的景観(ガボン、複合遺産)
- トゥウェイフルフォンテーン(ナミビア、文化遺産)
- アツィナナナの雨林(マダガスカル、自然遺産)
- リフタスフェルトの文化的・植物的景観(南アフリカ、文化遺産)
ヨーロッパ
[編集]- カルパチア山脈のブナ原生林(ウクライナ / スロバキア、自然遺産)
- ケルキラ旧市街(コルフ旧市街)(ギリシャ、文化遺産)
- ラヴォーのブドウ段々畑(スイス、文化遺産)
- テイデ国立公園(スペイン、自然遺産)
- ガムジグラードと ガレリウスの宮殿ロムリアーナ(セルビア、文化遺産)
- 月の港ボルドー(フランス、文化遺産)
- ヴィシェグラードのソコルル・メフメト・パシャ橋(ボスニア・ヘルツェゴビナ、文化遺産)
オセアニア
[編集]- シドニー・オペラハウス(オーストラリア、文化遺産)
北中米
[編集]- リドー運河(カナダ、文化遺産)
- メキシコ国立自治大学の大学都市の中央キャンパス(メキシコ、文化遺産)
南米
[編集]なし
登録範囲の変更
[編集]登録対象の追加
[編集]- ユングフラウ-アレッチ-ビーチホルン(スイス)
- カリフォルニア湾の島々と保護地域群(メキシコ、2005年登録)
核心地域と緩衝地域の拡大
[編集]- ピサのドゥオモ広場(イタリア)
- バムとその文化的景観(イラン)
- アビラ旧市街と塁壁の外の教会群(スペイン)
- サン=ルイ島(セネガル)
緩衝地域の拡大もしくは新規設定
[編集]- ブトリント(アルバニア)
- オランジュのローマ劇場とその周辺及び「凱旋門」(フランス)
- サン=サヴァン・シュル・ガルタンプ修道院付属教会(フランス)
- ヴェズレーの教会と丘(フランス)
- ヴェルサイユの宮殿と庭園(フランス)
- フォントネーのシトー会修道院(フランス)
- ポン・デュ・ガール(フランス)
- モン・サン=ミシェルとその湾(フランス)
- アボメイの王宮群(ベナン)
名称変更
[編集]- マテーラの洞窟住居→マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園(イタリア)
- イスラム都市カイロ→カイロ歴史地区(エジプト)
- 中東部の多雨林保護区群→オーストラリアのゴンドワナ多雨林群(オーストラリア)
- エピダウロスの古代遺跡→アスクレピオスの聖地エピダウロス(ギリシャ)
- ヴェルギナの古代遺跡→アイガイ〔現在名ヴェルギナ〕の古代遺跡(ギリシャ)
- ミストラス→ミストラスの考古遺跡(ギリシャ)
- アウシュビッツ強制収容所→アウシュビッツ=ビルケナウ - ナチスドイツの強制絶滅収容所(1940年 - 1945年)(ポーランド)
このほか、日本語訳には反映できないが、ダフニ修道院、オシオス・ルカス修道院、ヒオス島のネア・モニ修道院(ギリシャ)は、「オシオス・ルカス」の綴りが Hossios Luckas から Hosios Loukas に変更された。
登録抹消
[編集]- アラビアオリックスの保護区(オマーン、自然遺産)
※前年度の世界遺産委員会でも登録抹消が取りざたされたドレスデン・エルベ渓谷は、抹消見送り・次年度以降へ継続審議となった。
危機遺産
[編集]- 危機遺産リストからの除去
- アボメイの王宮群(ベナン)
- エバーグレーズ国立公園(アメリカ合衆国)
- カトマンズの渓谷(ネパール)
- リオ・プラタノ生物圏保護区(ホンジュラス)
- 危機遺産リストへの登録
- ガラパゴス諸島(エクアドル)
- サーマッラーの考古学都市(イラク)
- ニョコロ=コバ国立公園(セネガル)
参考文献
[編集]- 日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2008』日経BP社、2008年
外部リンク
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