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利用者:Peace Crimber/2021年アトランタ連続銃撃事件

2021年アトランタ連続銃撃事件(2021ねんアトランタれんぞくじゅうげきじけん、英語: 2021 Atlanta spa shootings)は2021年3月16日米国ジョージア州アトランタで発生した無差別殺人事件。死者8名のうち6名がアジア系女性だった。

容疑者ロバート・アーロン・ロングは21歳の男性で、事件当日に逮捕された。彼は警察に、自身のキリスト教信仰に相反する性依存症が動機であり、そのために福音派の治療院に入院していたと話しています。その後フルトン郡では19件、チェロキー郡では23件の犯罪で起訴された。ロングはチェロキー郡の罪を認め、仮釈放なしの終身刑を宣告された。

事件の経緯

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事件発生

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チェロキー郡

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犯人ロバート・アーロン・ロングは銃撃の数時間前に9mm拳銃をホーリー・スプリングスの銃器店で購入した。なお、ジョージア州では他の多くの州と同様に銃器購入後の待機期間は設けられていなかった。その後ロングはアックワースのマッサージ店、ヤング・アジアン・マッサージに到着し、駐車場でおよそ1時間座っているところを防犯カメラに撮影されている。その後彼は午後3時38分頃に入店し、1時間12分ほど滞在していた。同日彼と同じ日にマッサージ店を訪れた客は、客が訪れた午後4時40分ごろにはロングはまだまともに見えたと証言している。

ロングは午後4時50分にマッサージ店を出たが、その後しばらくして発砲があった。生存した被害者によると、ロングは店内に入って銃撃を始めたという。この被害者は床に身を投げて「撃たないでくれ」と懇願したが、犯人に顔をあげるよう言われて従ったところその顔を撃たれたそうだ。

郡保安官への最初の通報は午後4時54分で、警察はロングが店を離れて数分以内に到着した。到着した警察官は廊下の先にある別の部屋で、2人が致命傷、3人が負傷しているのを見つけた。警察は、妻や同僚が撃たれて死亡した男性客が、別の部屋のベッドに座って怯えて混乱しているのを見つけ、この客を4時間にわたって拘束した。

ピードモント・ロード

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午後5時47分、アトランタ警察は最初の銃撃現場から約30マイル(48km)離れたアトランタ北東部のピードモント・ロードにあるゴールド・マッサージ・スパで強盗が発生したという通報を受けた。警察官が駆けつけたところ、現場で3人の女性が銃で撃たれて死亡しているのを発見した。また警察官がゴールド・スパにいる間に、通りの向かいにあるアロマセラピー・スパで別の発砲事件の通報を受け、そこで別の女性が撃たれて死亡しているのを発見した。

ゴールド・マッサージ・スパで働いていて生存した従業員2名は事件当時の様子をこのように証言した。2名は空き部屋で銃声を聞き、その後ラウンジで布を被って隠れた。そのためか銃撃を受けたが負傷はしなかった。証言によると犯人は銃撃中言葉を発することはなく、また2つあるスパのドアを両方施錠してから銃撃を行なった。韓国の有力紙である朝鮮日報は記事において、犯人が「アジア人を皆殺しにする」と言っていたという従業員の証言を取り上げた。また他の目撃者は、犯人がアロマセラピー・スパのドアを開けた従業員を撃ち、中に入らずに立ち去ったと証言している。

その後アトランタ警察はピードモント・ロードとチェロキー郡の事件の関連性に気づき、連邦捜査局(FBI)に捜査支援を要請した。

犯人逮捕

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最初の銃撃後、チェロキー郡警察は監視カメラの映像を公開し、ロングの両親から連絡を受けたことで犯人を認識した。その後両親は事情聴取を受けていたが、その間に第2、第3の銃撃がアトランタで発生し、アトランタ警察が対応した。両親は息子が乗るヒュンダイ・ツーソンに追跡装置が取り付けられていることを証言した。この追跡装置の情報と監視カメラの映像により、警察は彼の居場所を突き止めることができた。

事件発生から約3時間半が経過した午後8時30分、アトランタから南へ150マイル(240km)離れたクリスプ郡でロングが発見された。彼は自動車に乗ってフロリダ州へ向かう途中であり、追跡した交通警察隊が州間高速75号線上で彼を逮捕した。

彼は最初チェロキー郡の銃撃容疑で逮捕され、のちにピードモント・ロードの銃撃についても容疑がかけられた。また彼の車内からは事件に使用したものと見られる拳銃が発見された。

被害者

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銃撃により8名が死亡、1名が負傷した。死亡した8名のうち6名は事故現場、1名は搬送中、1名は治療中に装備してる。また人種・性別で見ると6名がアジア系女性、1名が白人女性、1名が白人男性だった。また負傷した1名はグアテマラ出身のヒスパニック男性である。韓国外交部は事件後、犠牲者のうち4名が韓国系アメリカ人で、1名が韓国籍を有していたと発表した。

容疑者

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容疑者ロバート・アーロン・ロングはジョージア州ウッドストック在住の21歳男性。2017年秋にノース・ジョージア大学に入学したが、学位は取得していなかった。猟師をしており、また南部バプテスト連盟の集会に参加していた。チェロキー郡保安官フランク・レイノルズによると、ロングには前科がなかった。

彼は最初の事件があったスパの近くにある福音派の治療施設ホープクエストへ通っており、「性依存症」の治療を受けていた。彼のルームメイトによると、彼はその「篤い信仰心」の故に自身の性依存症に苦しんでいたという。そのルームメイトはまた彼が性依存症を「再発し」、セックスワーカーによるマッサージ店へ行っていたとも証言している。彼の両親は彼が毎日数時間にわたりインターネットポルノを見ていたと証言し、そのために彼を事件前日に家から追い出している。警察の報告書には、彼が家を追い出されたことによって「感情的になっていた」と記載されていた。

動機

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警察の捜査によると、ロングは自身の信仰心と相反する性依存が事件の動機だと証言した。彼は事件現場となったマッサージ店の客であり、それらの店が自身の性的欲求の原因だと考えていた。警察の記録によると、これらのマッサージ店では過去10件の売春事件による逮捕が行われていた。また3つの事件現場全てがオンライン上の性風俗店ガイドに掲載されていた。

ロングは最初自殺を考えていたが、その後他の性依存症患者を「助けよう」と決めたと証言しており、郡保安官事務所によれば彼はスパを攻撃することで「性的欲求を消し去ろう」と考えていた。


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