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ニュウメンラン | ||||||||||||||||||||||||||||||
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ニュウメンランの花(2024年3月 沖縄県本部町 熱帯ドリームセンター)
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||||||||
絶滅危惧IB類(環境省レッドリスト) | ||||||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Trichoglottis luchuensis (Rolfe) Garay et H.R.Sweet | ||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
ニュウメンラン、イリオモテラン |
ニュウメンラン(学名:Trichoglottis luchuensis)( http://ylist.info/ylist_detail_display.php?pass=10045 )はラン科の常緑多年生草本。環境省絶滅危惧IB類(環境省2020)、沖縄県絶滅危惧IA類(沖縄県環境部自然保護課2018)、石垣市自然環境保全条例保全種、竹富町希少野生動植物種。
文献により別名のイリオモテランで、また学名を旧属名Staurochilusで示されることもある。
特徴
[編集]草丈20–70 cm。葉は長楕円形で厚く革質、長さ10–18 cmで互生する。総状花序は腋生し、長さ20–30 cm、7–20花をつける。花冠は径3 cmほど、淡黄色で褐色の斑点が入る。唇弁は白色で後ろに5 mmほどの短い距がある。開花期は4–6月で、花に強い香りがある(横田1997、沖田原2021、沖縄県環境部自然保護課2018)。
分布と生育環境
[編集]石垣島、西表島が分布域の北限で、国外では台湾、フィリピンに分布する。山地の自然林の樹冠に着生する。自生地では乱獲により減少(横田1997、沖縄県環境部自然保護課2018、沖田原2021、遊川2021)。レッドデータおきなわではフィリピン産のT. ionosmaと同種としつつも、フィリピン産は唇弁の形状が異なり、そちらをT. ionosma、台湾と琉球列島のものをT. luchuensisとする見解があるとしている(沖縄県環境部自然保護課2018)。本項における学名表記はYListなどに従った。
脚注
[編集]横田昌嗣1997 9巻154頁 朝日百科植物の世界 ※ イリオモテラン属 Staurochilusイリオモテランとしている 沖縄県環境部自然保護課2018 78頁 レッドデータおきなわ ※ イリオモテラン(ニュウメンラン)Trichoglottis ionosmaとしている 環境省2020 87頁 ※ イリオモテランとしている 沖田原2021 61頁 ※ スタウロキラス属 Staurochilusとしている 遊川知久2021 175頁 フィールド版改訂新版 日本の野生植物1巻 ※ ニュウメンラン属 Staurochilusとしている