利用者:JuthaDDA/AURORA (歌手)
AURORA | |
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AURORA performing in 2018 at Stavernfestivalen in Norway. | |
生誕 |
Aurora Aksnes 1996年6月15日(28歳) Stavanger, Norway[1] |
職業 |
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活動期間 | 2012–present |
公式サイト |
aurora-music |
音楽家経歴 | |
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共同作業者 |
オーロラ (AURORA、すべて大文字で綴る[2]) として知られるオーロラ・アクスネス (ノルウェー語: Aurora Aksnes、1996年6月15日[3] - )は、 ノルウェーのシンガー・ソングライター兼レコード・プロデューサー。スタヴァンゲルに生まれ、2015年にデッカからEP『ランニング・ウィズ・ザ・ウルブズ』を発表しデビュー[4]。同年末には、ジョン・ルイスのクリスマスCMにトラックを提供し、オアシスの「ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ」をカヴァー歌唱している。2016年にデビュー・アルバムの『オール・マイ・ディーモンズ・グリーティング・ミー・アズ・ア・フレンド』を発表。2018年にセカンドEP『インフェクションズ・オブ・ア・ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン』を、翌年セカンド・アルバム『ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン:ステップ・2』を発表。
生い立ち
[編集]オーロラ・アクスネスは、1996年6月15日にノルウェーのスタヴァンゲルで生まれた[5]。3歳まで小さな町に住んでおり、その家で、自然や歌うこと、長いスカートや帽子などの伝統衣装への好みを身に着けた。その後一家は、西部ノルウェーのさらに北に位置するホルダラン県ベルゲン近くの辺境の町、オス山脈の森の中の家に引っ越した。オーロラは、この土地について「車はほとんど見かけなくて、道は狭くて凸凹で、どこに行っても木があって、とっても静かでインターネットは繋がりにくい」と描写し[6]、あるいは架空の土地であるナルニア国にも例えている[7][8]。姉妹のミランダ (ノルウェー語: Miranda、後にオーロラのメイクアップ・アーティストになる) とヴィクトリア (ノルウェー語: Viktoria、後にオーロラの服飾デザイナーになる) は、オーロラが学校に通いはじめたとき、その性格と「奇妙な」服装のせいで他の児童たちから苛められるのではないかと心配した[9]。「私は昔、私をハグ仕様とする人たちを怖がっていました」と彼女は述懐している。「私は子供みたいにハグされるのが嫌だったんです。それと私は学校の先生の一人が怖かったんだけど、でも数ヶ月前に彼に再開して、それはとっても素敵でした。物事がどんなふうに変わるのか、不思議なものです」[10]。
オーロラは家族の中でただ一人の音楽家である。彼女は6歳のときにピアノを習い始めた。「私は本当にクラシック音楽が大好きで、このピアノを屋根裏で見つけたとき、すぐに鍵盤を押しはじめてお気に入りのクラシックの曲を弾いてみようとしました。聞き覚えのある旋律を作り始めたんです。自分で演奏できるってことには、特別ななにかがあって……その中の感情的ななにかで、私は演奏し続けたいと思ったんです[11]」。9歳になり、英語をうまく扱えるようになると、彼女は歌を書きはじめた[7]。彼女の最初のオリジナル曲は「アイ・ハド・ア・ドリーム (英語: I Had a Dream、訳: 私は夢見ていた)」という題で、世界がいかに難しいものでありえるかについて言及している[12][13]。「ランニング・ウィズ・ザ・ウルブズ (英語: Running with the Wolves、訳: 狼と走る)」「アイ・ウェント・トゥー・ファー (英語: I Went Too Far、訳: 遠くに来すぎた)」「ラナウェイ (英語: ラナウェイ、訳: 逃亡)」といった曲は、早い時期に書かれており、たとえば「ラナウェイ」は12歳のときの作品である[14]。彼女は、レナード・コーエン、ボブ・ディラン、エンヤ、ケミカル・ブラザーズといったアーティストから影響を受けたと述べている[15]。
キャリア
[編集]2012–2016:All My Demons Greeting Me as a Friend
[編集]オーロラの最初の曲「パペット (英語: Puppet、訳: 操り人形)」は、2012年12月に発表され、グラスノートおよびデッカと契約後初のシングル「アンダー・スターズ (英語: Under Stars、訳: 星々の下)」は2014年11月に発表された。
セカンド・シングルの「ランニング・ウィズ・ザ・ウルブズ」は2015年4月に発表された。オーロラは、ウェイ・アウト・ウエストやワイルダーネス、グリーン・マン・フェスティバルといったサマー・フェスティバルに出演している。同年9月に発表されたサード・シングル「マーダー・ソング (5, 4, 3, 2, 1) (英語: Murder Song (5, 4, 3, 2, 1)、訳: 殺しの歌)」は、全国的なプレスやラジオ、人気の音楽ブログで継続的に取り上げられた[16]。また、同年のノーベル平和賞の記念コンサートにも出演している[17]。ロンドンでヘッド・ライナーを務めたコンサートは完売し、2015年11月にはブリクストン・アカデミーにおいてオブ・モンスターズ・アンド・メンのサポート・アクトを務めている[18]。また同年末のジョン・ルイスのクリスマスCMのために、オアシスの「ハーフ・ザ・ワールド・アウェイ(訳: 世界の反対側)」のカヴァーを録音している[19]。
2016年5月にはついにデビュー・アルバムの『オール・マイ・ディーモンズ・グリーティング・ミー・アズ・ア・フレンド』が発表され、批評家からは総じて肯定的な評価を得た。このアルバムの発表後、彼女はヨーロッパ・ツアーに乗り出した。彼女はイギリスのイカロスの「ホーム」をフィーチャーし、またデヴィッド・ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のカヴァーを発表している。
2016年の3月から7月にかけて、アメリカのテレビにも複数出演している。
2016–2019:2部構成のアルバム
[編集]『オール・マイ・ディーモンズ・グリーティング・ミー・アズ・ア・フレンド』発表時、オーロラはそれが「いくつもアルバムの最初」だと述べている。2016年5月12日、ヨーロッパ・ツアーから戻ったあとに彼女は、新しい素材を制作しはじめる準備ができており、それらはセカンド・アルバムを構成することになると発表した。彼女はFacebookのイベントにおいて、15のデモ・ソングと数千の歌と詩をすでに書いていると述べている。
2018年の1月、フランス滞在中にオーロラはアルバムを録音した。プロデュースには、Askjell Solstrand、Roy Kerr、Tim Branが参加し、Aurora自身もプロダクションに関与している[20]。
前作の主題とストーリーの一部を持ち越してはいるが、この作品は、オーロラが初めて政治とセクシャリティの主題を音楽に取り入れたものとして位置づけられるだろう[21]。新しいインスピレーションのほとんどは、初めてのツアーにおいてファンとの間でおこなった交流に起因している[22]。2018年5月に発表された「クイーンダム (英語: Queendom、訳: 女王国)」のMVは、「弱者」――とりわけ彼女のLGBTのファン――の包摂とエンパワーメントという主題を表現している。オーロラはこのMVのなかで女性ダンサーの一人にキスすることにより、彼女の「女王国」においては「あらゆる種類の愛が許容され受容される」ことを伝えている[23]。
2018年9月28日、オーロラは予期せぬことに、セカンド・アルバムの前半を『インフェクション・オブ・ア・ディファレント・カインド (ステップ1)[訳: 異種感染症 (第一段階)]』と題しEP形式で発表した[24]。このEPには8曲が収録されており[25]、8曲目のタイトル・ソングについてオーロラは「今まで私が書いてきたなかで、一番重要な歌」であると述べている[26]。その後2019年6月7日には『ディファレント・カインド・オブ・ヒューマン (ステップ・2)[訳: 別の種類の人間 (第ニ段階)]』が発表された。
2019年4月12日に発表されたケミカル・ブラザーズの9枚目のアルバム『ノー・ジオグラフィー』では3曲に参加している[27]。
2019年11月4日には、オーロラがバック・ボーカルを務めた「イントゥ・ジ・アンノウン」が収録された、『アナと雪の女王2』のサウンドトラックが発表された。2020年2月9日の第92回アカデミー賞授賞式において、オーロラはこの曲を披露している。また、2020年3月3日には同曲のソロ・バージョンを発表している。
他のミュージシャンからの影響
[編集]オーロラは、影響を受けたアーティストとして、エンヤ、ボブディラン、アンダーワールド、レナードコーエン、ビョークを挙げている。また、BBC Radio 2のインタビューにおいては、スカンジナビア諸国のいくつものメタル・バンドやデイヴィッド・ボウイもとても愛している旨を述べている[28]。
私生活
[編集]オーロラは、自身が男性とも女性とも関係をもっていると述べている[29]。インタビューにおいてセクシュアリティについて尋ねられた際には、「私はそこにあるものを享受し、そして探求したいんです。自分の周りの全てを愛しましょう、それだけで、あなたは自分自身を愛しているのです」と答えている[29]。
オーロラは、彼女が男性と女性との関係にあると述べました。彼女のセクシュアリティについてのインタビューで尋ねられたとき、彼女は「私はそこにあるものを楽しむのが好きで、探検するのが好きです。あなたの周りのすべてを愛するだけで、あなたは自分自身を愛しています。」 オーロラの母親は助産師であり、父親はガレージドアのセールスマンです。 [30] Auroraには2人の年上の兄弟がいます。彼女の妹のヴィクトリアは、ファッションデザイナー、スタイリスト、ブロガーです。 [31] [32]彼女の姉のミランダはメイクアップアーティストで元教師です。 [33]
オーロラは元々、プロのミュージシャンになるつもりはなく、自身の音楽を私的なものに留めるつもりだった。「私は舞台の上に登って歌うつもりはずっとぜんぜんありませんでした」と彼女は言う。「私はただ書きたかっただけで、お医者さんなり物理学者なり、そういったものにたぶんなりたかったんです」[34]。彼女が16歳のとき、オーロラは「ほんとに長ったらしくてつまらない世界平和についての歌」を卒業式で歌い、同級生がその動画をオンラインにアップロードした。同じころ、オーロラが両親へのクリスマス・プレゼントとして録音した曲を、一人の友人がSoundCloudにアップロードした[7][35]。そしてその2曲をノルウェーの管理会社であるメイド・マネジメント (英語: Made Management) の代表者が見つけ、2013年の初めにオーロラをオフィスの会議に招待した[36][37]。「最初はNOって思いました」と彼女は述懐している。「でもその後ママが言ってくれたの。自分の音楽を世界にシェアするっていうアイデアについて考えてみなさい、だってきっとどこかのだれかがあなたの音楽をどうしようもなく必要としているから、って。それはきっといいことなはずだ、って」。わずか数時間で、2つの歌はノルウェーにおいて数千のアクセスを受け、オーロラは自国におけるそれなりの認知とFacebookにおけるファンの基盤を獲得した[11][38]。彼女はその後、ノルウェーの音楽フェスティバルにおいて「最初の適切なライヴ・パフォーマンス」をおこなうまでの1年あまりにわたる曲作りに取り組みはじめた。「私は自分がエンターテイナーとして生まれたとは思いません、私はステージの上で演奏することが怖くて仕方なかったんです。どう考えたって恐ろしい!でもいまでは毎回待ち遠しくって仕方ないんです。私は自分自身に焦点を当てないことを学びました。だって、それは私のことじゃないんだから。いまの私は、みんなに最高の体験をしてもらうことだけを考えています。魔法の瞬間を」[39][40]。 [[Category:バイセクシュアルの女性]] [[Category:バイセクシュアルの音楽家]] [[Category:1996年生]] [[Category:存命人物]]
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