利用者:Dobo918/sandbox
ここはDobo918さんの利用者サンドボックスです。編集を試したり下書きを置いておいたりするための場所であり、百科事典の記事ではありません。ただし、公開の場ですので、許諾されていない文章の転載はご遠慮ください。
登録利用者は自分用の利用者サンドボックスを作成できます(サンドボックスを作成する、解説)。 その他のサンドボックス: 共用サンドボックス | モジュールサンドボックス 記事がある程度できあがったら、編集方針を確認して、新規ページを作成しましょう。 |
ロドコッカス・ファシアンス | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Rhodococcus fascians
| |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||
Rhodococcus fascians (Tilford 1936) Goodfellow 1984 |
ロドコッカス・ファシアンス(ロドコッカス・ファスキアンス、Rhodococcus fascians、以下R. fascians)は、グラム陽性菌であり、葉に虫こぶ(英: leafy gall)をつくる病原菌である[1]。1984年まではコリネバクテリウム・ファシアンス(Corynebacterium fascians)として知られていた。R. fasciansは、ロドコッカス属中唯一の病原菌である。宿主対象は双子葉植物と単子葉植物の両方に及ぶ。タバコ(タバコ属)への被害がよく見られるため、農業においては深刻な病原菌である。
生理と形態
[編集]R. fasciansは好気性多態性放線菌類であり、不運動性で胞子も形成しない[2]。寒天培地上で培養するとコロニーは橙色になり、なめらか、または粗い見た目になる[要出典]。
病原性
[編集]R. fasciansは被子植物に対しても裸子植物に対しても病原菌となりうる。罹患植物は品種、樹齢、菌株に依存して、葉の変形やてんぐ巣病、葉の虫こぶ、帯化などの典型的症状を見せる[1][3]。
葉の変形は、柔組織の拡張と維管束系の成長の結果、葉身には皺がより、葉脈が拡大するものである。虫こぶの元は正常な状態で発育しなかった芽である。R. fasciansの感染によるあらゆる影響は、(アグロバクテリウム(Agrobacterium tumefaciensやAgrobacterium rhizogenes)の場合のように)植物細胞の形質転換によるものではなく、R. fasciansが持つ病原性に関連する遺伝子の発現および、正常な生長発育を妨げる物質の生成によるものである。R. fasciansは感染中、通常、植物の細胞壁の接合部や空隙など、植物組織の外部に留まる。これはおそらく環境ストレスを回避するためである。R. fascians は(葉や虫こぶの)組織内の細胞間の隙間や、細胞壁内から見つかった例もある。R. fasciansの存在は、罹患植物の症状の発現のみならず、その持続にも必要である。[要出典]
病原性遺伝子
[編集]R. fasciansの病原性はプラスミドと染色体上の遺伝子が司っており、プラスミドを欠く菌株は病原性を持たない。欠失変異体を用いることで、プラスミド上に3つ(fas、att、hyp)と、染色体上に1つ(vic)の遺伝子座が同定されている[2][4][5]。
- ^ a b “Leafy gall formation by Rhodococcus fascians”. Annu Rev Phytopathol 39: 27–52. (2001). doi:10.1146/annurev.phyto.39.1.27. PMID 11701858.
- ^ a b “Chromosomal Locus That Affects Pathogenicity of Rhodococcus fascians”. J. Bacteriol. 184 (4): 1112–20. (February 2002). doi:10.1128/jb.184.4.1112-1120.2002. hdl:1854/LU-322105. PMC 134788. PMID 11807072 .
- ^ Donald A. Cooksey and M. A. Mellano 1986. Biological control of bacterial fasciation of flowers. Minimal Maintenance Landscaping p.13 [1]
- ^ “Leafy Gall Formation Is Controlled by fasR, an AraC-Type Regulatory Gene in Rhodococcus fascians”. J. Bacteriol. 182 (20): 5832–40. (October 2000). doi:10.1128/JB.182.20.5832-5840.2000. PMC 94707. PMID 11004184 .
- ^ “The att locus of Rhodococcus fascians strain D188 is essential for full virulence on tobacco through the production of an autoregulatory compound”. Mol. Microbiol. 42 (1): 13–28. (October 2001). doi:10.1046/j.1365-2958.2001.02615.x. PMID 11679063.