利用者:Akira YL/ウィキペディア編集にあたって
インターセクショナリティの共同編集のために、ウィキペディアの基礎的な編集方法を説明します。基本的には覚える必要は無いですが、これを機会にちょこちょこ編集に参加していただければとの魂胆から書きます。
編集の基本
[編集]アカウントがなくても編集できますが、アカウントがないとIPアドレスが公開されてしまうのと、議論などになった時にアカウントを持っているユーザの方が信頼されます。基本的には多くの人で徐々に良くしていくのが、ウィキペディアなので、多少の体裁の間違いなどは知らない人が来て直してくれるので、あまり難しく考えず始めましょう。
ページの構図
[編集]Wikipediaは(このページも含めて)必ずページとノート[注 1]によって構成され、それぞれを閲覧、編集、履歴表示する事ができます。ノートでは、編集者同士の議論のすり合わせなどが行われます。例として、夏時間のページ上記にあるノートに行くと、ページ編集についての議論がユーザ間でされています。政治的なトピックや、活発な編集があるページでの議論が多いです。翻訳の際は英語ページのノートも参考になります。
ノートに何か書くときは、誰のコメントかわかるように署名をする慣習があります。書いたコメントの後に半角波線(~)を四つ並べると自動的に署名に変換されます。
(署名例:Akira YL(会話) 2020年5月30日 (土) 21:12 (UTC))
履歴表示に行くと、ページが過去にいつ、どのように編集されたかを見れます。最近編集されたページを編集する場合はより注意深くするようにしています。放置されているページも多いのでどんどん編集していきましょう。
編集方法
[編集]編集をクリックしましょう。まずは自分の利用者ページやsandbox(下書き)を編集してみるのもいい練習です。
編集にはソース編集とビジュアル編集があり、右上の投稿の横の鉛筆マークで切り替えれます。ビジュアル編集は最終的なページ表示に近い形で編集でき、ソース編集はWikipedia用のマークアップを用いて、記号を使う事で、リンクや書式を変更したりする事ができます(下の表を参考)。
ソース編集に書く文 | 説明 | 実際のページでの表示例 |
---|---|---|
[[ インターセクショナリティ ]] | ウィキリンク。この場合はページが存在しないので赤い。 | インターセクショナリティ |
[[ フェミニズム | インターセクショナリティ ]] | リンク先と記述を変えたウィキリンク。 | インターセクショナリティ |
{{ 仮リンク | インターセクショナリティ |en |Intersectionality }} | 日本語版にない際、他言語(en)への仮リンク。日本語ページができると自動的に置き換わる。 | インターセクショナリティ |
'''Intersectionality''' is a theoretical framework... | 太字 | Intersectionality is a theoretical framework |
<Ref group="出典" name="出典の略称"> {{Cite journal | title= 記事の名前 | journal=ジャーナルの名前 | author=筆者の名前 | year=2020}}</ref> |
出典の付け方。groupを注釈にすると注釈なども付けれる。 | [出典 1] |
リンクなどはビジュアル編集で十分にできるので、私は出典をつけるのに使うことが多いです。とりあえず、ビジュアル編集で初めて、興味や必要があればソーステキストをいじればいいと思います。翻訳する際は、英語ページのソースをコピペで持ってきて、後述の自身の利用者ページに作業用のサブページに翻訳用のページを作る事が多いです。
編集できたら、編集内容の要約を書く。
[編集]編集の下の方にある、編集内容の要約の欄に記入して投稿しましょう。ビジュアルエディタの場合は投稿を押してから編集内容の要約に記述かな?
私はこの作業をよく忘れますが、丁寧にした方がいいです。特に翻訳した文を載せる際は、英語ページのどの版の訳なのかを書かないと、著作権の関係で削除対象になります(過去に怒られました)。やる気が失せるので、ある程度大きな編集をしたら要約を書きましょ。忘れていたことにすぐに気づけば追記できます。しばらく経つとめんどくさいです。
翻訳機能
[編集]右上のアカウント名のプルダウンから Contribution > Translations で翻訳機能が引っ張り出せます。
グーグル(?)自動翻訳を合わせたインターフェイスで、基本使いにくいですが、英語版のウィキリンクから自動的に日本語のリンク名をつけてくれるのが便利で使うこともあります。例えば、インターセクショナリティの原文にある 「Ain't I a Woman?」 というリンクを自動的に 「私は女ではないの?」という既に存在する日本語ページに変換してくれるので便利です。
私は基本的には翻訳機能は使わず、利用者ページのサブページで作業することが多いです。
翻訳したり、他のページを作業用にコピーしたら、ページの一部分でも必ず、要約欄にどこからコピー・翻訳してきたかを書きましょう。私は下の例をコピペして、ページ名とoldidをそれぞれ変更しています。oldidは過去版IDのようなもので、翻訳したページの履歴表示から翻訳した版を選んでクリックすると、URLに書いてあります。
[[en:Shopping mall]]
oldid=575314505 を翻訳
詳しくは、Wikipedia:翻訳のガイドライン#要約欄への記入
利用者ページ
[編集]Wikipediaのアカウントを作ると、利用者:〇〇(例)というWikipediaページがあなたのページとなります。そのページはあなたの自己紹介ページです。
そこにサブページといって自身のページに属するページを作り、下書きなどを行うことができます。 例えば、利用者ページを編集して、 /インターセクショナリティ下書きページ などという記述を書き、それを [[ ]] で囲むと、赤字のウィキリンクと呼ばれるものが作られます。赤字ウィキリンクは通常でも新しいページ(利用者サブページ)を作成することができるのですが、頭にスラッシュ(/)をつけることで、利用者ページのサブページとして作成されます(スラッシュを付けないと標準名前空間という、通常のページが存在するところにページができちゃうので注意)。
自分のページですが、一般的に公開されているので注意が必要です。詳しくはWikipedia:利用者ページに書いてあります。今読んでいるのがまさに、利用者:Akira YLのサブページです。
出典の付け方
[編集]出典のない主張はウィキペディアでは独自研究と呼ばれ、編集対象に当たります。
慣れるまでは、下の記述を編集し、ビジュアルエディターにペーストすると、簡単に出典が付けれます。コピペに使える例を以下に表示します。
<ref name="出典の略称2" > {{Cite journal |author1=筆者の名前 |author2=筆者の名前(二人目) |year=年 |title=記事の名前 |journal=ジャーナルや雑誌の名前 | url= URL |pages=ページ番号}}</ref>
上の記述で、この文の最後につく出典になります[1]。
{{ }} を使ったテンプレート
[編集]{{ }}はテンプレートを呼び出すコマンドで、中に出典の情報が入れると自動的に形式を整えてくれます。雑誌や学術誌に使うCite journalを、Cite book、Cite webなどの出典テンプレートに適切に変更しましょう。もしくは{{ }}(テンプレート)を使わずに、<ref>著者『タイトル』、出版年</ref>とする事もできます[2]。
必要情報を入れて、コピペで十分です。他にも editor、formatなど追加できる情報はあります。最低限(タイトル、著者、年)でも大丈夫です。Cite webでウェブサイトを引用する場合は accessdate= 2020-05-30 のように閲覧日を書かないとエラーが出ます。
一度使った出典をもう一度使う
[編集]略称を使うことで、一度使った出典を呼び出せます。使い方は出典の頭の記述<ref name="出典の略称2">の最後にスラッシュを足す事で呼び出しになります。(記述例:<ref name="出典の略称2"/>と書くと、このようにつきます[1])。違う文献に同じ略称は2度は使えないので、同じ著者の場合は "田中1"、"田中2"などと変えます。
出典のグループ化
[編集]ref name の横に group="出典" と足すと出典がグループ化され、数字の前にグループ名が入ります(<ref name="出典の略称3" group="出典">とする事で[3]でなく[出典 1]となる)。groupは出典と注釈のように複数作るときに使います。グループ名は"出典"でなくてもOK。
最後に付ける脚注の節
[編集]記事の最後に脚注の節を作り、group設定の有無によって、下記の記述を貼ると、そこに出典の詳細情報が表示されます。これを貼ってないとシステムに文句言われます。
<references group="出典"/>
<references group="注"/>
<references/>
出典の探し方
[編集]リサーチの段階で、文献を探す必要性が出て来ます。ブログなどの信頼性の薄いものはできるだけ控えたほうがいいです。ネット記事も信頼性がないものが多いです。
特に英語で学術文献を探したい人は google scholarで検索するとヒットします。pdfが見れない場合はSci-Hub (リンク)というサービスが便利です。見れない文献のURLをコピーして、Sci-hubにペーストすると開けます。
Sci-Hubはカザフスタン出身の女性研究者が、(特に途上国に対して)学術知識は無償で共有されるべきとの考えで始めた非営利サービスで、著作権法的には限りなく黒に近いグレーです。研究者は論文を書いても、査読しても金銭はもらえず、法外な値段は全て出版社にいきます。なので基本的に学者は研究結果は無償であるべきと考える人が多く、Sci-hubに反対しているのも労力なく利益を享受している出版社だけです(参考:知識の代償)。グレーですが、著名なサイエンス誌などで特集が組まれるなど、一般的に浸透しているので、自己責任ですがジャンジャン使って、引用してあげた方が論文を書いた人はよっぽど嬉しいです。
その他、細かいけど、参考になるリンク
[編集]何から始めるべきか。
[編集]ウィキペディアを読んでて、加筆が必要なページは色々とあります。
以下、個人的な覚書です。参考に、練習に使ってください。
- 社会的スティグマ -(事例がHIVとコロナだけなので、過度な羅列にならない程度で他を追加したいです。コロナも別の編集者が書いたもので、あまり適当ではないと感じています。)
- シスジェンダー
- ジェンダー研究
- ジェンダー表現 - ジェンダー表現?性表現?存在しないので翻訳になります。タイトルの付け所に悩みます。
- ブラック・ライヴズ・マター
- トランスフォビア
また、ウィキペディアのページ閲覧回数は pageviewにて確認できます。どういったものが、影響力があるのか、というとやはり、知られていないけど、話題になっている事を調べに来る方が多いと思います。5月にNHKで社会的スティグマが取り上げられた時には、急にアクセスが上がりました。また、Pride Monthに入ってから1日数件だったマーシャ・P・ジョンソンのページにも100軒ほどのアクセスがあります。インターセクショナリティは今後のことも考えるととても重要なページだと思います。 短い記事だとしても、存在するだけでも大きな意味があると思います。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 英語版ウィキペディアではTalk、日本語版ウィキペディアのインターフェイス言語が英語の場合はDiscussionとなぜか呼び方が違う。
出典
[編集]- ^ a b 筆者の名前 ; 筆者の名前(二人目) (年 ). [URL “記事の名前 ”]. ジャーナルや雑誌の名前 : ページ番号 .
- ^ 著者『タイトル』、出版年
- ^ 筆者の名前 (年 ). “記事の名前”. ジャーナルや雑誌の名前 .