利用者:3000bear/sandbox

プラセンタN12（プラセンタエヌイチニイ）は、株式会社カリテスジャパントレーディングが販売する、カリテスJPプラセンタMTソリューション製法にて精製されたプラセンタ成分の規格名である。Nはプラセンタの濃度を計る窒素を意味し、12はその濃度1.2％を意味する。

窒素量が1.2%のプラセンタ原液

使用胎盤

高品質で安定的な馬胎盤のみを使用し、中央アジアのキルギス共和国、カザフスタン共和国、アイスランド共和国、ロシア連邦、カナダ、アルゼンチン共和国から採取している。妊娠してから約333日後に出産を迎える馬の出産日を管理するため、各国政府の全面協力の下、現地で数ヵ所の牧場と直接契約している。胎盤を採集する馬たちの餌が無農薬の牧草である証明は政府より受け、胎盤の安全性を確保。なお、馬の出産は同国の獣医師協会で厳密に管理され、胎盤もナンバリングされ、同様に管理されている。

馬が出産すると、現地では専門家に指導を受けた牧場主が直ちにガイドラインに沿って洗浄し、急速に冷凍保存を行ない、その後、点在する大型冷凍倉庫へ運搬。ここに集められた冷凍胎盤を日本に空輸し、工場に搬入、加工を行う。このように安全で高品質な原材料調達が可能になっている。

製造

長期に渡る研究と試行錯誤の結果、独自のプラセンタ製造技術を確立。その定義は以下３つの特異な製造過程で構成される。

1. 加水分解釜でのタンパク分解
2. 245Mpaでの超高圧抽出
3. 100Mpaでの高圧熟成

この製造過程を"カリテスJPプラセンタMTソリューション"（Charites JP Plasenta Manufacturing Technology Solution）と呼び、プラセンタN12規格はこの製造方法を経て、プラセンタの微粒化、微臭化、および短時間での熟成を可能にしている。

1. タンパク分解の効率化による低臭化
   • プラセンタの原材料となる胎盤を、加水分解釜（食品用または化粧品用）でタンパク分解を行う。これは、プラセンタの主成分であるタンパク質をアミノ酸レベルまで分解するという、プラセンタ原料を造る上で重要な工程となる。加水分解釜には独自の装置により、振動エネルギーを与えられ、これにより酵素の働きが活発になり、加熱時間を短縮でき、残渣（残りかす）が少なくなる。言い換えれば、胎盤から効率良く栄養分をプラセンタ原料にできる。また、加熱時間を短縮できることで、プラセンタ独特の臭いの発生を根底から低減できる。
2. 245Mpa(メガパスカル)の超高圧抽出
   • 加水分解釜でタンパク分解されたプラセンタ原料を、超高圧抽出機により抽出を行う。超高圧抽出機内は、245Mpa（メガパスカル）という高圧でプラセンタ原料（粒子）をマッハ4相対速度で斜向衝突させ微粒化（ナノ化）する。プラセンタ粒子の微粒化により"プラセンタ臭"の画期的な低減が可能となり、高濃度でも粘度が低く製品への利用範囲が格段に広がった。
3. 100Mpa(メガパスカル)の高圧釜で熟成
   • 原材料に高圧加工処理を施し、100MPa（およそ水深10,000ｍ）の圧力を製品に加える。さらのその圧力を24時間かけることで、常圧（私たちが普段生活している1気圧=0.1MPaの環境）で３年間自然熟成された原料と同等のものに仕上がる。短時間で熟成させるため、鮮度を維持することが可能となり、また微生物の発育や増殖を阻止する事が可能になる。

利用

化粧品における美容液や化粧水、清涼飲料水などに配合するほか、成分そのものをパウダー状に加工しサプリメントなどに用いる。

摂取する事による人体への影響

期間2013年12月～2014年2月までの8週間において4週間毎による頬の皮膚弾力性測定を実施した。

期間2013年12月～2014年2月までの8週間において4週間毎（4W,8W)にキュートメーター）による頬の皮膚弾力性測定を実施した。

プラセンタN12を配合したドリンクを飲むグループA（ブルーのライン）9名、飲まないグループB（ピンクのライン）5名にそれぞれ分け、飲みだす前の計測ポイントをPreとした。プラセンタN12飲料を飲んだグループAは４週間後に皮膚弾力性が有意にアップした。一方飲まないグループBでは変化が無かった。

ところが4週間後には両グループ間では大きな差が見られ、飲むグループのほうが皮膚弾力性が有意にアップしていた。さらに8週間にわたりプラセンタN12配合の飲料を飲んだグループAではアップした皮膚弾力性を維持できていることが判った。

以上のことからプラセンタN12配合の飲料を継続して飲むことで、皮膚弾力性をアップさせ、かつ維持できることが明らかとなった。