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利用者:森のことり/sandbox

北野天神社
所在地 山梨県北杜市小淵沢町3349
主祭神 日本武尊、菅原道真
社格 旧郷社
創建 915年(延喜15年)
本殿の様式 987年(永延元年)
例祭 10月5日
主な神事 例大祭
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北野天神社(きたのてんじんじゃ)は、山梨県北杜市小淵沢町天神宮にある神社[1]。1429年(永享元年)近郷の一の宮となった[1]。1871年(明治4年)に郷社に、また1907年(明治40年)に幣帛共進神社に指定された[2]

歴史

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境内

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神楽殿
御鎮座千百年記念碑

境内にある主な建造物は以下の通り[1]

  • 本殿 -
  • 拝殿 -
  • 神楽殿 - 1881年(明治41年)村内有志の寄進により建立。
  • 社務所
  • 宝蔵庫
  • 隋神門
  • 宝蔵庫
  • 御朱印地標柱
  • 石塔
  • 狛犬

文化財

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双体道祖神(市指定文化財)

山梨県指定文化財

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1979年(昭和54年)に県指定文化財となる[3]

  • 無銘の鰐口
鰐口は神社仏閣の堂前の軒に掛け、参詣にあたって打ち鳴らすもの。この鰐口は表裏同形となっており、中心部に撞座が設けられている[3]
  • 在銘の鰐口
これには1412年(応永19年)の銘があり、直径21センチメートルで、表裏別個の鋳型から鋳造されたもの[3]

北杜市指定文化財

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樹齢300年以上と考えられ、1995年(平成7年)に小淵沢町指定天然記念物に指定された[4]。2005年(平成17年)の北杜市との合併に伴い市指定文化財となった。

双体道祖神

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江戸時代中期以降に作られたと考えられる石造の双体道祖神。1979年(昭和54年)小淵沢町指定文化財となった[5]

大和神楽

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北野天神社の大和神楽は250年の歴史を持ち、天下泰平・五穀豊穣・子孫繁栄を祈って奉納されている[6]。岩戸の古式を伝承している大和神楽は、優雅で力強く、民俗芸能として価値が高い[6]

祭礼行事

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主な祭事は次の通り[7]

  • 1月1日 元日祭 - 学業成就を祈願。
  • 2月25日 天神祭・祈年祭 - 菅原道真の供養と五穀豊穣、健康を祈願。
  • 4月1日 入学報告祭
  • 6月25日 夏越しの大祓 - 1年の前半を無事に過ごせたことに感謝すると共に、罪や穢れをお祓いし、残り半年間も清らかな気持ちで過ごせるようにと願う[8]。氏子総代が茅を集めて輪を作り、「茅の輪くぐり」を行い、無病息災を祈願。
  • 10月5日 例大祭 - 享保年間(1716〜1735年)の礼祭日に神事として大和神楽が奉納された。大和神楽は「古事記」の天の岩戸伝説がテーマで、神楽や太鼓、笛の演者は全て地域の大和神楽保存会の人たちにより、代々伝承されたきた[9]。1940年に、紀元2600年を記念して制定された「浦安の舞」と共に大和神楽が奉納されるのが特徴[6]。「浦安の舞」は氏子の未婚の女性たちにより舞い継がれている[6]
  • 11月25日 新嘗祭
  • 12月25日 師走の大祓 - 夏越しの大祓に対して、残り半年間の災厄を祓う神事。


脚注

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  1. ^ a b c 小淵沢町誌編纂委員会『小淵沢町誌(下巻)』小淵沢町、1983年、779-781頁。 
  2. ^ 『山梨県神社誌』山梨県新道青年会、1985年、318頁。 
  3. ^ a b c 小淵沢町誌編纂委員会『小淵沢町誌(下巻)』小淵沢町、1983年、677-679頁。 
  4. ^ 『小淵沢町誌(閉庁記念)』小淵沢町、2006年、788-781頁。 
  5. ^ 『小淵沢町誌(閉庁記念)』小淵沢町、2006年、779頁。 
  6. ^ a b c d 小淵沢町誌編纂委員会『小淵沢町誌(下巻)』小淵沢町、1983年、689-690頁。 
  7. ^ “祭典年間予定日時”. 北野天神社報: p. 1. (2019年2月25日) 
  8. ^ “六月二十五日夏越しの大祓い”. 北野天神社報: p. 2. (2019年9月30日) 
  9. ^ “秋の例大祭”. 広報こぶちさわ: p. 8. (2005年11月1日) 


参考文献

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  • 小淵沢町誌編纂委員会『小淵沢町誌 下巻』小淵沢町、1990年
  • 『小淵沢町誌 ー閉庁記念ー』小淵沢町、2006年
  • 『山梨県神社誌』山梨県新道青年会、1985年
  • 『北杜市勢要覧2014』北杜市政策秘書課、2014年
  • 「広報こぶちさわ」小淵沢町
  • 「北野天神社報」北野天神社


外部リンク

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