利用者:東京特許許可局/ドラフト/墨田区循環バス
墨田区内循環バス(すみだくないじゅんかんー)は、東京都墨田区のコミュニティバスである。2012年(平成24年)3月20日より運行が開始されており、現在3コース設定されている。なお、運行は京成バス奥戸営業所に委託されている。
概要
[編集]東京スカイツリーの開業に合わせて、区内各地の観光回遊性と交通不便地域を含めた区民の利便性を高める目的として設定されたものである[1]。午前7時台から午後8時台まで、15分毎に運行されている[2]。
沿革
[編集]- 2008年(平成20年):東京スカイツリーや北斎館等による区内観光客の増加が想定されることから、区内循環バス導入に向けたアンケート調査を実施[3]。
- 2012年(平成24年)3月3日:墨田区役所前広場にて、車両発表会が開催される[4]。
キャラクター
[編集]「すみまるくん」、「すみりんちゃん」がキャラクターとして設定されている。ふたりとも半纏を羽織っている[2]。デザインは、地元のデザイナー高橋正実氏による[4]。
ルート
[編集]運賃
[編集]- 運賃は、大人100円/小人50円とし、PASMOやSuicaの利用が可能[2]。これにともない、バス利用特典サービスの対象となっている[2]。
- 押上駅、飛木稲荷神社入口、とらばし児童遊園の各停留所において、各ルート間の乗換にあたって、1回に限り無料乗継券が発行される[2]。
- 車内、両国観光案内所、吾妻橋観光案内所、「産業プラザ すみだ まち処」(5月22日~)の4箇所で1日乗車券が販売されている。なお、SuicaやPASMOでも可能となっている。
- 定期乗車券が1ヶ月3,000円で販売されている。なお、継続購入すると4ヶ月ごとに1,000円割引となる[2]。
車両
[編集]36人(座席は11人)乗りの日野・ポンチョが12台導入されている。ディーゼル車と電動バス(1台)がある[4]。
電動バス
[編集]日本における営業ベースでの電動バスは、同時期に運行を開始した羽村市のコミュニティバス(はむらん)とともに最初とされる[6][7]。
1運行をするごとに充電が必要となっており、そのための急速充電器が向けられている。これらの導入費(本体の車両価格は70,000千円、充電に必要な急速充電器が2器で16,810千円)は、国土交通省(「電気自動車による公共交通のグリーン化促進事業」の対象案件)[8]と東京都からの補助金で賄われている[6]。
車両のデザイン
[編集]ディーゼル車の愛称は、「すみまるくん」、電動車の相性は、「すみりんちゃん」となっている[4]。
車両は、屋根に「すみだ名物」があしらわれており、側面には扇を主体としたデザインがなされており、各ルートのシンボルカラーに合わせて配色されている。なお、一部には、3色すべてを配色した車両もあり、これはダイヤ乱れ等にどのルートでも運行が可能なようになっている[2]。また、電動車は、扇を主体としたデザインは変わらないものの、色が異なっている[2]。 天井には、スカイツリーを見上げることが可能なようにガラス窓が設置されている[2]。
脚注
[編集]- ^ すみだ区報 2009年11月 区内循環バス特別号、墨田区発行、2012年3月20日閲覧
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 墨田区のお知らせ2012.03.13 区内循環バス特集号、墨田区新タワー調整課新タワー調整担当発行、2012年3月13日
- ^ 区内循環バス導入に向けたアンケート調査結果、墨田区産業観光部新タワー調整担当、平成21年1月
- ^ a b c d 墨田区循環バス、20日発進 ツリー開業にらみ 東京、朝日新聞デジタル、2012年3月20日閲覧
- ^ 5月19日(土)・20日(日)「すみだ観光まちびらき 区民祝賀イベント」にあわせて、 『すみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん』終日無料にて運行!、京成バス
- ^ a b 東京スカイツリー 墨田区と京成バスが循環バス EV、初の営業運行、2012年3月23日閲覧
- ^ 日野「ポンチョ」ベースのEVバス 羽村市が運行、2012年3月23日閲覧<
- ^ 「電気自動車による公共交通のグリーン化促進事業」支援対象事業一覧、2012年3月23日閲覧
参考文献
[編集]- すみだ区報 区内循環バス特集号、墨田区新タワー調整課新タワー調整担当発行、2012年3月13日
- すみだ区報 2009年11月 区内循環バス特別号