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利用者:夢之枕/sandbox/sandbox

寛文十年の大江千兵衛義時から馬場宛の伝書

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1670年(寛文10年8月)の大江千兵衛から馬場宛の伝書には、秋山四郎兵衛から始まる系譜と吉田彦右衛門義濟から始まる系譜の二種類が書かれている。 静閑之巻から龍火玉(柔術、用火、遠当、毒、薬等を含む)までは、秋山四郎兵衛から大江千兵衛と系譜が書かれており、楊心流鏡之巻殺人態活人態(当身、活法など)の系譜は吉田彦右衛門、秋山四郎兵衛、大江千兵衛と系譜が書かれている。

この伝書の内容は以下の通りである。

柔術以外に、組討や火の用い方、忍術、遠当、薬や毒などを含んでいた。

静閑之巻
表真位
楊心流虎之巻
楊心流用火之巻
楊心流秘密之巻
楊心流忍之巻
龍火玉
楊心流鏡之巻
  • 秋山四郎兵衛義昌
  • 大江千兵衛義時
殺人態
活人態
  • 吉田彦右衛門義濟
  • 秋山四郎兵衛義昌
  • 大江千兵衛義時





見出しタイトル

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大江が流祖と思われる。

秋山は柔術又は兵法の先生で、大江が最も影響を受けたので系譜の最初に入れたか?

大江直筆巻には、秋山の前に吉田が入る場合がある。(1670年に馬場へ授けた伝書より)

武光の系統では関口に就いて学んだと伝わる。おそらく事実。

複数の師に就いて学んだと思われる。


12流派の一つは関口流、一つは秋山四郎兵衛の流派。 他は九州の捕手を参考にした?

大江の直筆巻には、義経の名が付いた技が存在することから、鞍馬説は秋山四郎兵衛の武術の歴史だと考えられる。または、源流の一つが鞍馬由来か?

弟子に楊心流はその流れを汲むと説明していたのでは。そこから鞍馬云々というようになった。


吉田は秋山の師だが、同じ伝書でも吉田からと秋山からの系譜が二種類あることから、薬や兵法の類の師は吉田で柔術はまた違う流れなのではないのか。



一部の系譜では天下無双流に秋山の名が書かれている。

表技が捕手術なので、当時の九州の捕手を学んだ可能性がある。

輭殺流や賢心流との関係は不明。 賢心流の方が古いかもしれない。輭殺流は急所名が楊心流と異なる。

秋山家と養心流の関係も不明。

不動真徳流はよく分からない。

西法院武安流は楊心流とは関係ない越後の捕手。遠当と鞍馬云々を取り入れただけ。


楊心古流は伝承では秋山系より古いらしいが、おそらく秋山系の分派。


  • 吉田彦右衛門義濟
  • 秋山四郎兵衛義時 
  • 大江千兵衛広富
    • 馬場清兵衛義治(秋山が流祖。一部の薬関係の系譜には秋山の前に吉田が入る。)
      • 山川
        • 中山市左衛門
          • 辻園右衛門義高
            • 唐島甚五兵衛義實
    • 三浦定右衛門
      • (三浦次郎兵衛) 三浦の養子に入って佐藤から名前を変えたか?
      • 田阪十郎兵衛
        • 藤田延三
          • 三木一甫
      • 土肥新蔵
        • 堀田甚助
          • 堀田孫右衛門
            • 隅部雪水
              • 隅部七兵衛
                • 隅部七左衛門
                  • 隅部新右衛門
                    • 岡本平助
                      • 恵良吉右衛門
                        • 恵良左十郎
                • 衞藤元次
            • 星野角右衛門
              • 星野龍内
              • 岡田
        • 大江嶋右衛門元貞(楊心神道流、殺活楊心流)
          • 片桐音之助方矩
    • 羽野新九郎
      • 伯嶺宗辺
        • 吉田如雪正弘
          • 山東彦右衛門清秀
            • 山東半兵衛
              • 山東新十郎清武
                • 村岡
    • 岩永千之亟義重
      • 中田彦衛門(鞍馬楊心流)
        • 中田元随
          • 塩田甚太夫
    • 佐藤次郎兵衛永政
      • 手嶋観柳実宣(豊後国木村の人 中興の祖と書かれた書がある)
        • 小林矢柄永澄
      • 田阪十藏延時
        • 小林矢柄永澄
          • 大沼儀左衛門正張
            • 大沼儀左衛門久直
              • 海賀藤吉直賢  8
                • 田島條兵衛
            • 海賀齊宮
    • 三浦次郎兵衛(佐藤と同一人物??)
      • 田坂十郎兵衛
        • 田阪十藏延時
      • 河野巣安弘昌
        • 赤塚平七
        • 工藤三郎左衛門
          • 佐藤定治郎
            • 佐藤理兵衛
              • 本松市兵光寛(豊府藩)
                • 岩田九八 (楊心流九世)
    • 萩原郷右衛門元吉
      • 山本民左衛門英早 (真之神道流の祖)
    • 武光柳風軒信重 (武光平太左衛門尉信重) (この系統では、大江が流祖)
      • 武光平太左衛門信房
        • 武光不頇重格
          • 武光平太左衛門重住
            • 武光平太左衛門信秋
          • 飯嶋普水(信秋にも師事)
            • 飯嶋惣左衛門成章(飯嶋想左衛門)
              • 渡邊源太
      • 大野傳四郎秀促
      • 京極武左衛門定賢
        • 布施又右衛門重賢
          • 波木居又三義明
            • 山下軍次
      • 畑島又兵衞用中齊爲善
        • 畑島柳枝軒爲敬
          • 畑島又兵衞雪柳齊爲政
            • 畑島時中齊爲則
              • 島井廣治貞久
                • 川本茂十郎
            • 陶山金十郎
    • 東郷肥前(この系統では楊心専兵衛が流祖、肥前国の東郷某)
      • 田中周助
        • 田中嘉戸右衛門
          • 大橋民治
            • 小林大八
    • 大井宇兵衛義英
      • 前田柳閑入道久俊  (この系統では秋山則重が流祖 二代が大井千兵衛義時)
        • 野澤源太左衛門清位
          • 松宮俊英(松宮観山の息子)
            • 松宮定俊
              • 井頭柳江昌順
                • 井頭柳勝昌利
                  • 岡野柳性信秀

無双直傳楊心輭殺流

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九州肥前国佐賀郡龍造寺の人である羽根清太左衛門義忠が流祖。


楊心流の分派?  巻物の文が同じ。

肥前の捕手と楊心流の関係は?


急所当身が楊心流と異なる。


輭殺一流


(むそうじきでんようしん ぜんさつりゅうとりて)

無双直傳楊心輭殺流捕手目録
真之位
抜見目付
趣向捕、
刀手詰
立合ほくれ
嵐詰
刀入身
過去現在未来 卍一


輭殺流覚悟巻
残情之事
落葉心目付之事
流水之事
長短之事
遠近之事
芸術不勇之事
鷲勢之事
融氣之事
殺人業
電光
髪際
陰陽
水月
山影
旡實(判読不能)
時雨
活人業
六窓照門
勿放勿恐勿怒勿臆勿思
心正心
摩利支天の絵
此一流者樊噲怒如楊柳糸〇人一笑
破石門蓋以為輭殺一流徳不臆強
不捨弱只柔和而殺事是雖為我
家秘術其方探執心故不残令相伝
〇一〇踈畧有間敷者也



  • 羽根清太左衛門義忠 (九州肥前国佐賀郡龍造寺の住人)
  • 青木藤右衛門正光  (同國田代爪生町住人)
  • 足達傳助
  • 福地吉右衛門正次  (対列之住人)
  • 高畠辨太
  • 平間儀右衛門
  • 淺山甚左衛門常信
    • 小田友治
  • 小林佐左衛門重久
  • 吉副橘右衛門清直
  • 小林良左衛門


  • 中里謙三
    • 甲斐規矩
      • 高田源三郎



  • 明治頃の伝書
初段十二傳(初位)
真之位、志向捕、天棒捕、柄搦捕、仲〆捕、奏者捕、
書物捕、抜掛捕、車捕、壁副捕、小膝廻、真行捕
中位十二傳
真位捕、御前捕、副捕、打込捕、引居捕、杦倒捕
両荷捕、詰開捕、當テ捕、込返捕、腕搦捕、抜身目附
立合形拾二傳
行合捕、行逢捕、連捕、追捕、後捕、股肱捕、天狗倒、稲妻捕、甲落シ、折()捕、髻捕、向突捕
陽位形十二傳
圎轉捕、燕車捕、雪折笹、追掛捕、四ッ手捕、四ッ手崩、籠手返シ里
肱巻捕、細道捕、蹴返捕、弓張捕、刄捕
捕手傳法五ヶ条
御前捕、禮席捕、向詰捕、蹴返捕、聾捕
活法
一日神道(二日明道)
殺法



鉄刀傳
真位、艸位、行位、陰位、陽位
五性、五行
秘法早縄
三寸傳、五寸傳、七寸傳

乳切木傳法
真、艸、行、右曲、左曲、鹿乱、輪轉(四本)
行合、肩詰、笠落、小手留、星合、向突、〆
車輪傳
禮心上位傳
乳切木蔭捕法
真、艸、行、右曲、左曲、鹿乱、輪轉行合、肩詰、笠落、小手留、星合、向突、〆
乳切木杖拵法
乳切木杖の図解

精骨傳
探球、熊顧、
秘法
又法
縛血法

大江

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兵家之術不知其幾也〇繁
〇至悪者以作書一巻号揚
心流〇楊心者如柳〇靡風
且変動無常固敵轉化謂
以力制人者以心不着制之如何
則以力争者人亦以力拒是
何益乎昔之兵以全捕勝故
為不可勝以敵之可勝待可
勝不可勝者在己可勝者在
敵夫先為不可勝者所為以
自治之策也能自治則可
表真之位
病気去事
暫心目付事
動静目付事
ニ障之目付事
三目手棒之事
四目直手棒事
抜見目付事
二之詰之事
髪崩之事
前後捕様事
射捕様事?
居合請事
居合詰事
藉打之事
晴夜捕者之事
十手捕之事
心妙劔之事
樊噲搦事  ?
太刀隠手棒事
請之事
別之事
  • 卍一
立合組討詰事
追掛組討事
行合組詰事
強弱残之事
鎧之組討組詰之事
楊心流虎之巻
義経切之事
楊心流用火之巻
楊心流秘密之巻
楊心流忍之巻
十六ヶ条
龍火玉
  • 秋山四郎兵衛義直
  • 大江千兵衛義時

寛文十年 八月廿八日(1670年)

楊心流鏡之巻


吉田彦右衛門尉義斎-秋山四郎兵衛義直-大江千兵衛尉義時

楊心流巻物

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大江氏其一流発起之於
大宰府宮祈妙理於斯業
神託而終
成一流秋山四郎兵衛と云名を以て附蜀し給う
依之開基と成す

(大江が大宰府で修業してこの流派を作った。秋山という名を付けて濁す。)

表居捕
真位、斬心眼付、無刀別、袖車、膳越、車劔、長太刀
行合
後山影、脇山影、向山影、手金記、梅折枝、當投、駒返
立合
巻込、請別、立合〇、紅葉乱、腰附、腕




  • 天真正
  • 秋山四郎兵衛
  • 大江専兵衛
  • 三浦治郎兵衛
  • 河野巣安
  • 工藤
  • 佐藤
  • 佐藤
  • 本松市兵
  • 岩田九八



楊心流柔術

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手數目録

表七本
眞之位、無當別、袖車、膳越、御膳捕、添捕、兩手
立合七本

腕挫、摩切、手鉄、打放、大拔、紅葉乱、行違

居捕五本
向膳越、手巾捕、飛違、鐺返、柄捕
立合七本
引落、鹿之壱足、太刀捕、濁孤、梅之折枝、突附、大當
立合拾本

筈掛、甲廻、切放、腕車、内掛、指捕、後山懸、後捕、大拔、兩捻

上段詰手
裸捕、具足掛、天地人、木馬、摩貫、當リ勝
中段
殺活之事、松風殺之事、同活事 口傳、
釣鏡殺之事、同活事 口傳、水死活事 口傳 大事、
高落死活事 口傳 大事、首結活事 口傳 大事、
活死見定事 大事


裏浪  入身小太刀
體術傳
真位  添捕
両手捕 振り解
矢筈止 肘止
夌止  鍔止
鐺返  撥返
膳袴  行儀止
袖車  貫刀取
鞆投  衣擔
連拍子 火車
矢車  行違
壁添  襟落