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市谷ヶ見附

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市谷見附(いちがやみつけ)とは、市ヶ谷門外郭の一門で番町から市ヶ谷方面に出る口桝式の門。市ヶ谷四谷の中間に位置している。現在でも四谷見附、市谷見附、赤坂見附などの名前が残っており、昔は現在よりも多く江戸では江戸城三十六見附と呼ばれていた[1]

市ヶ谷門(いちがやもん)は市谷見附によって守られていた門で、桜の満開が美しかったことから別名「名桜の御門」と言われていた。市谷見附から牛込見附にいたる外濠は自然の沼地を利用していた[2]

歴史

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貫禄13年に森長継によって作られた江戸城城門石垣の一部[3]

見附とは

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にかけられた城門のことで見張り所の一部である。見附の役割としては江戸の外郭門に門衛をおいており、各門侍2人、足軽5人、棒5本、サス又1本、長柄5本、幕、水溜桶を備えていた。年代によっては、各門の重要性で番人の人数などが異なった[4]

参考文献

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・村井益男『江戸城 将軍家の生活』講談社、二〇〇八年

・豊島寛彰『東京歴史散歩 第一巻江戸城とその周辺』虹書房、一九六〇年

・『千代田の文化財深訪』東京都千代田区教育委員会、一九九五年

・『江戸学辞典』弘文堂、二二〇〇八年

脚注

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  1. ^ 村井益男『江戸城 将軍家の生活』講談社、2008年、117頁。 
  2. ^ 豊島寛彰『東京歴史散歩 第一巻江戸城とその周辺』虹書房、1960年、182-185頁。 
  3. ^ 『千代田の文化財深訪』東京都千代田区教育委員会、1995年、14-15頁。 
  4. ^ 『江戸学辞典』弘文堂、1984年3月、41-42頁。