江戸城三十六見附
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江戸城三十六見附(えどじょうさんじゅうろくみつけ)とは、江戸城に置かれた見附(見張り番所)のうちの主な36か所を挙げたもの。堀に架けられた橋と一体的に設置されたものが多い。
見附とは、本来、街道の分岐点など交通の要所に置かれた見張り所に由来する言葉である。江戸城の見附は、見張り役の番兵が駐在する城門のことを言い、門の内側に番兵が滞在できる番所があった。俗に江戸城には36の見付があったといわれ(江戸城三十六見附)、現在も四谷見附・赤坂見附など、地名として残っている。
実際には、江戸の城門の見張り場所自体はもっと多数あったようだが(66、90など諸説あり)、枡形門を持つ見附は、幕府作事方の資料によると外曲輪に26門あり、内曲輪にいくつあったかは明らかになっていない[1]。語呂の関係から、枡形の26門に、目ぼしい10門を足して「三十六見附」とし、江戸の名所として喧伝されたようである。
一覧
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西丸大手門(手前)、西丸玄関前門(奥)
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坂下門(現在の門は90度位置が変わっている)
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桔梗門
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下乗門
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中之門
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中雀門跡
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 江戸城の枡形門見附の一覧
- 「江戸三十六見附の称」『社会有益秘法: 日用宝鑑』 服部喜太郎 編 (求光閣, 1898)
- 江戸三十六見附 大江戸歴史散歩を楽しむ会
- 交差の界隈性 : 現代東京における江戸の見附地と辻の役割牛垣雄矢[他] (国際交通安全学会, 2005-08)