コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

利用者:まとりょーしか/sandbox2

[[en:Screenwriting#Theories on writing a screenplay] ] oldid=596903455 及び [[en:Screenwriting#Screenwriting education] ] oldid=596903455 を一部訳と改変
★ 記事作成のとき、絶対に忘れず要約欄に書くこと。必須。★
脚本術(Screenwriting または Script-writing)とは、映画テレビドラマテレビアニメ漫画およびゲーム等、視覚表現脚本(シナリオ)を制作する技術である。

構成

[編集]

三幕構成

[編集]

シド・フィールドは、その主著Screenplayにおいて、「パラダイム」という新しい理論を打ち立てた。シド・フィールドは120ページの脚本に言及した。それは第一幕、第二幕、および第三幕の三部に分割され、第二幕は他の幕の倍の長さである。シド・フィールドはまた、「プロットポイント」というアイディアを脚本理論英語版に導入した。プロットポイントは構成上の重要な機能であり、成功した映画では、概ね同じ場所で起こる。

オープニング・イメージ (Opening Image)
脚本の最初のイメージは映画全体、とりわけその雰囲気(トーン)を要約しなければならない。
説明 (Exposition)
プロットキャラクターの経歴、背景、およびテーマといった、いくつかの予備知識を観客に提供する。
インサイティング・インシデント (Inciting Incident)
カタリスト(catalyst)とも呼ばれる。このポイントでは主人公がその人生を変える問題に遭遇する。
プロットポイントI (Plot Point I)
第一幕のラストシーン。プロットポイントI では、主人公の人生を決定的に変える意外な展開がある。また、主人公は敵対者と直面させられる。
ピンチI (Pinch I)
注意を喚起するシーンストーリー全体を8分割したとき、およそ3/8に来る。ピンチI は第二幕前半の中間にある。ドラマの中心となる葛藤を提起し、全編にわたる葛藤を思い起こさせる。
ミッドポイント (Midpoint)
ストーリーの中央における重要なシーン。しばしば運命を反転させるか、意外な新事実が明らかになる。それらはストーリーの方向を変化させる。シド・フィールドは、ミッドポイントに向けてストーリーを推進させ、第二幕の中だるみを避けることを提案している。
ピンチII (Pinch II)
もう一つの注意を喚起させるシーン。ストーリー全体を8分割したとき、およそ5/8に来る。ピンチII は第二幕後半の中間にある。それは何らかの形でピンチI とつながっており、中心となる葛藤を観客に思い起こさせる。
プロットポイントII (Plot Point II)
対立から解決へのドラマティックな反転が起こる。第二幕が終わり、第三幕が始まる。
解決 (Resolution)
ストーリーの問題は解決する。

シークエンス・アプローチ

[編集]

シークエンス・アプローチ(sequence approach)は、8シークエンス構成(eight-sequence structure)としても知られる。シークエンス・アプローチはフランク・ダニエル英語版によって開発された。ダニエルはその間、南カリフォルニア大学大学院の脚本技術プログラムの責任者であった。ダニエルによるアプローチの一部は、次のような事実に基づいている。つまり、初期の映画では、脚本家は技術的問題により、各「リール」(約10分)の端から端までのシークエンスストーリーを分割せざるを得なかった[1]

シークエンス・アプローチはそうした初期のスタイルと似ている。そこでは、ストーリーは8つの10-15分のシークエンスに分割される。これらのシークエンスは「ミニ・ムービー」(mini-movies)として働き、ミニ・ムービーはそれら自体が短縮された三幕構成となっている。最初の2つのシークエンスは、結びついて映画の第一幕を作る。次の4つのシークエンスは第二幕を作り出す。最後の2つのシークエンスは、ストーリーの解決を完了させ、物語は結末を迎える(第三幕)。各シークエンスの解決は、次のシークエンスを設定(set up)するシチュエーションを引き起こす。

ヒーローズ・ジャーニー

[編集]

ヒーローズ・ジャーニー(hero's journey)は、モノミスと呼ばれる。その着想は著名な神話学者ジョーゼフ・キャンベルにより定式化された。モノミスの中心となる概念は、物語および神話歴史を超えて見られるパターンである。キャンベルはそのパターンを、著書『千の顔をもつ英雄』(The Hero with a Thousand Faces)において定義し、解説した [2]

キャンベルの洞察は、世界の様々の国々の数千年間にわたって存続してきた著名な神話の数々に及んだ。それらは全て共通の基礎を持っている。その基本構造は、以下のような多数の段階を含む。

  1. 冒険のきっかけ(a call to adventure): ヒーローは受けて立つか断らなければならない。
  2. 試練の道(a road of trials): ヒーローは成功するか失敗する。
  3. 目標達成(achieving the goal or boon): しばしば重要な自己認識が生じる。
  4. 普通の世界への帰還(a return to the ordinary world): ヒーローは再び成功するか失敗し得る。
  5. 恩恵の受領(application of the boon): ヒーローは世界を進歩させることが出来る。

書式

[編集]

大学教育

[編集]

アメリカ合衆国では、複数の大学が脚本術に特化した美術学修士号(MFA)英語版および学士課程を提供している。南カリフォルニア大学(USC)、デポール大学アメリカン・フィルム・インスティチュート(AFI)、ロヨラ・メリーマウント大学英語版チャップマン大学英語版ニューヨーク大学(NYU)、フィラデルフィア芸術大学英語版等がそれである。

また、いくつかの教育機関科目等履修生の課程を提供している。例えば、ザ・フィルムスクール英語版カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の職業人向け公開講座等がそれに当たる。ニューヨーク・フィルムアカデミー英語版は、学位取得および科目等履修生の両方のコースを複数の国のキャンパスにおいて展開している。

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ ここまで. Gulino, Paul Joseph: "Screenwriting: The Sequence Approach", p. 3. Continuum, 2003.
  2. ^ ここまで. 英語版では、出典となった文献は示されているものの、ページ数は不明である。だが、この部分は有用な記述であると判断し、翻訳した。

参考文献

[編集]

関連項目

[編集]