利用者:とんずらする豚/作業室3
Wikipedia:エディタソンの実施方法(en:Wikipedia:How to run an edit-a-thon(2022年10月13日、Jim.henderson他)より翻訳)
この文書は手引き書です。ウィキペディア日本語版での活動の参考にされていますが、方針やガイドラインではありません。 |
この文書の要旨: エディタソンは百科事典を改良する特別な種類のオフラインミーティングです。通常特定の百科事典的な話題に焦点を当て、新しいウィキペディアンを得る主要な方法です。 |
この項目はウィキペディア「エディタソン」を実施する方法(と理由)のための指針です。エディタソンは
- 人々がオフラインやオンラインで共にウィキペディアを編集する予定された時間
- 概して科学や女性史のような特定の話題に当てた焦点
- ウィキペディアがどのように動くかという見識を初心者に与える方法
になり得ます。
エディタソンはウィキペディアを改良し、新しいウィキペディアンが編集を学ぶのを手助けする主要な方法になり得ます。このことはしばしば大量の話題に関する多様な発言者やパネルがいるウィキマニアのような大きな会合とは完全に異なります。エディタソンは単一の目標を持たず打ち解けたおしゃべりのための傾向がある通常のオフラインミーティングとも違います。言い換えれば、エディタソンはウィキペディアンのためのハッカソンのようなものです(決してテレソンのようなものではありません)。
- エディタソンなどの編集イヴェントをどのように発展させるかというトレーニングセッションは、プログラムやイヴェントダッシュボードで入手できます。
エディタソンを実施する理由
[編集]- 百科事典を構築する手助けをする
- 専門家やオフラインの出典へのアクセスを提供する
- コミュニティーにおける関係を構築する
- 編集者がお互いから学び行うことを促進する
- 人々が新しいウィキペディアンになれるよう誘う
- 新しいウィキペディアンが投稿できるよう手助けする
- 楽しい!
図書館や美術館のような文化施設でウィキペディアを促進するように他に得るものがあるかも知れませんが、上記の理由より複雑である必要はありません。
重要:その施設の項目を編集する施設の従業員を包摂するウィキペディアの利害関係の衝突(COI)指針を知っておくべきです。Wikipedia:弁護も確認すると共にウィキペディアのポリシー自体や指針自体でなくともWP:SOAPとWikipedia:中立的な観点を補うことが意図されています。
あらかじめ持つべきもの
[編集]明確な目標
[編集]取り組みたい総合的な項目群のように意図する読者向けに明確な目標を明らかにしてください。これは女性史や美術館の収蔵品のような広範な話題である可能性があったり、特定のbacklogを目標にできます。初心者はしばしばcopyeditingやウィキ化のように関心の度合いと非常に単純な活動をする話題を最も心地良く思います。
作業や注意を必要とする物の一覧と共に準備してください。項目が存在すべき主題の一覧で構いません。一覧に取り組むべきものが何もなくても、発想の手助けになり得ます。
細部の計画決定
[編集]エディタソンのための日付や時間、開催地を決定する際は次の点に留意してください。
規模
[編集]開催地が受け入れられる人数を調べ、参加できる人数をその数に抑えてください。あるいは収容できる開催地を調べなければならない参加者数や試みる参加者数を推測してください。何百人の参加者にとって正しく成功裏に計画が遂行されるのなら、大半の参加者には分かり易いです。
インターネットアクセス
[編集]参加者はインターネット(できれば強力なwifi)に確実にアクセスしなければなりません。ウィキペディアスキルが当面の編集により最も良く学究的であるためにこれは重要です。通常アクセスできる開催地が選ばれますが、一部のチャプターではどこでも接続できることを保証する携帯用wifi設備があります。
コンピューター
[編集]開催地にコンピューターがあれば、イヴェントに組み込む方法を決定する際に次の点を検討してください。
- 参加者がコンピューターにアクセスするのに必要なアカウントとパスワード。事前に行っておく必要のあること。
- ブラウザーは何を使い、ウィキペディアと上手く動くか。
- カメラやメモリーカードリーダーと接続できるか。コンピューターに画像編集ソフトが入っているか。
参加者がデバイスを持ち込むなら、
- 開催地にWi-Fiはあるか。予期された人数のユーザーを上手く処理できるか。
- Wi-Fiにアクセスするのに必要なアカウントとパスワード。
- Wi-Fiが単一のパスワードなら、詳細を示した信号を送り、室内の最も遠い地点からの信号が受け取れるか確認してください。
- Wi-Fiがそれぞれにアカウントを要求するのなら、紙片を持って現れた通りに各人に示してください。
- 参加者はコンセントを使えるか。延長コードは必要か。
という点を検討してください。
軽い飲食物
[編集]飲み物や食べ物は、他にできることよりも長く参加者を励ますことになり、休憩を取り他の編集者と話す機会を提供します。水は飲めるように確保してください。
アクセス
[編集]特にエディタソンを文化施設で主催する場合、イヴェントに参加することは、入る場合ほど簡単なことではないかも知れません。アクセスの手配は開催地のためであることを知っておいてください。理想を言えば参加者が時間通りに到着してほしいですしイヴェントを中断することなく参加できるようにしたいです。しかし遅刻する人はいるでしょう。施設に受付があれば、自己紹介し受付がウィキペディアイヴェントに参加する人に何を伝えれば良いか知っておくことを確かめてください(高価なアクセサリーがあればバッジやボールペン、コースターを求めてください)。参加者が通行するのに電話をしなければならないと思うのなら、
- 唯一の方法が通信手段であれば、携帯電話を持ち込むように通知し、外のウィキペディアの看板に電話番号を記してください。
- 電話に応答するのにプレゼンターとは別の人を任命し、応答してください。
- 開催地が車椅子で入れるか難聴者への補助があるか確認し、詳細をイヴェントページに記載してください。
対面かオンラインか
[編集]対面よりもオンラインでエディタソンを実施する方が簡単で安全で安いでしょうか。コロナ時代以後更に多くのエディタソンがZoomや同様のミーティングプラットフォームを通じて行われようとしています。招待状を送る方法を検討し、トレーニングが行われる間のプラットフォームを管理してください。対応するプラットフォームを管理する仲間を任命しチャットでの疑問や予期しない参加者などに対処する必要があるかも知れません。適当な長さの会合にする寄付金が必要か確認してください。イヴェントに先立ち良くオンラインミーティングプラットフォームの実用性に確実に精通してください。
活動するウィキペディア編集者と検索のプロを勧誘する
[編集]新規の編集者を助けるベテラン編集がいればエディタソンは最も滑らかに進行します。1対1のコーチングが理想的で、参加者10人に一人の長年のウィキペディアンが最低限の数です。起こる可能性のある問題に準備するコーチも、Wikipedia:IPブロック適用除外やWikipedia:イヴェントコーディネーターをあらかじめ申請すべきです。地元のウィキメディア支部またはチャプターと繋がることは、支援や専門的知識、普及促進に対する利用方法をもたらします。
ウィキペディアを経験していない人を参加させるのにも役立てられますが、情報応用力を身に付けさせるのに長けています。例えば司書は確実な出典の見つけ方を教えられますし、図書館でのウィキペディアの経験を確立する手助けができます。
アカウントの作り方を決める
[編集]24時間以内に6個のウィキペディアアカウントなら単一のIPアドレスを通じて作れます。エディタソンで6人以上の新規編集者がいる場合には、どのようにアカウントを作るかを考えることができます。2019年現在、「確認済」として参加者に手動で特別の印を付けなくてもこの制限は私のダッシュボードを通じて実施されるイヴェント用アカウント創成には適用されません。
次の1つ以上のことができます。
- 到着前に新規編集者がアカウントを作ることを奨励する。
- (リモートまたは対面で)イヴェントで手助けできるイヴェントの調整者を勧誘する。
- あるいは予め少なくとも1週間IPアドレスに対する制限を除外するよう求める。
- 制限がウィキ毎に掛かっていることを忘れずに、6人以上の新規参加者がコモンズで一部を開始しようとするなら、編集しようとするウィキペディアの言語毎に実施する多言語エディタソンやアカウントを作ることを奨励する度にボーナスポイントが付きます。
- 実際に編集することがモバイルサイトでは困難な場合でも、信号を受け取れるなら、モバイルでアカウントを作れますし、PCで使えます。
詳細な情報を見出しサインアップする方法を提供する
[編集]イヴェントページを書きましょう。これは特に手助けとなる会員を勧誘するのに有用です。Wikipedia:オフラインミーティングのサブページが最も簡単ですが、場所やイヴェントの話題によっては他に選択肢があります。ギャラリーや図書館、文書館、美術館のような施設にとってプロジェクト:GLAMのサブページは相応しいかも知れません。新規参加者にこれを向けているのならば、特に創成する異なるアカウントが必要なら、チャプターウィキのような異なるウィキにページをサインアップすることで参加者を困惑させないでください。
ウィキペディア外でサインアップする方法を提供することは、新規の編集者を更に招待することになります。対面ウィキページを案内するようこれまで編集したことがないかも知れない人を誘うことは、ウィキマークアップを編集する方法を知るためにウィキマークアップで埋められたページを編集しなければならないキャッチ=22を示しています。次善の選択は、EventbriteやMeetup、Facebookのようなフリーツールです。
エディタソンの後でデータ収集に適切な書式を使う
[編集]これは参加者の行動に関する統計を報告するつもりなら重要なことです。主要な方法が二つあります。
- Wikimetricsを使う:このツールを使うには参加者のユーザーネームを記録する必要があり行動に関するデータを集める同意を得る適切な書式を使う必要があります。
- 計画とイヴェントのダッシュボードを使う:投稿者がイヴェントに参加し、参加するイヴェントを通じてある期間に投稿を辿ることができます。
読者の助言を受けていると告げた上で参加者が他の編集者の理解を助けるユーザーページを作るよう励ますことができます。
エディタソンを宣伝する方法
[編集]皆が通常エディタソンで歓迎されますが、勧誘や広告は、参加を奨励する手助けになります。出席することに最も関心のあるのは誰かや(その行事は主として経験のあるウィキペディアンを意図したものですか、医療関係者ですか、これまで編集したことのない女性ですか、組み合わせたものですか)最も相応しい場所を考えてください。追い求めようとする聴衆に手を伸ばしてください。
有効性の大まかな手順:
- 地理的にはっきりしたWikipedia:ウィキメディア・ブログ:これでウォッチリストを通じて実際に編集している人を招待します。二時間以内に移動できるように考えてください。
- 黒人歴史月間(2月)のアフリカ系アメリカ人や女性史月間(3月)の女性のように良く知られた行事と関連付けたエディタソンを予定することは、出席者を最大化できます。
- 友人や同僚に推奨する手助けをするよう頼んでください。社会的な繋がりが友人なのです。
- 関連するメーリングリストにメールを送ってください。(ウィキメディアリストである必要は必ずしもありません!大学の学科や職業団体などのグループは、潜在的な編集者に至る良い場所です。)(メーリングリストに案内するのは潜在的な出席者のためだけでなく活力を与えるかも知れない活動について知らせるために有効であることを忘れないでください。)
- その地域で活動することが明らかな編集者と連絡を取ってください。
- プロジェクトが存在するなら、妥当なウィキプロジェクトからの協力と参加を求めてください。
- ウィキペディアのオンラインニュースレターであるサインポストでさわりの部分を提案してください。
- ご自身のものならソーシャルメディアで話し合ってください。
- ブログへの書き込みをしてください。ブログがなければ、プラネットウィキメディアで運営されるブログのある人に頼んでください。(そう。ウィキメディア財団のブログを含んでいます!提案されたウィキメディア財団のブログをここに)書き込むことを考えてください。
オンライン参加者への親切として行事が行われる時間帯を明確にしてください。
ヒント:宣伝に使う主要な登録用URLとして署名して「アカウントを作る」をクリックすると同時にウィキペディアイヴェントページに行ってください。ブラウザーのURLは、アカウントを作ったらお使いのイヴェントページに自動的に案内します。
エディタソンでは
[編集]歓迎
[編集]- 人々を歓迎し、席を見付けて、手洗いや非常口がどこにあるか教えましょう。
- 経験値はどれ位か、編集者が一連の関心を持ってくる可能性があることに留意してください。
- 全員がお互いを知らなかったり多数が集まらない場合、紹介の輪で始められます。名札は役に立ちますし、経験のある編集者が特別なステッカーや色やそうでなければ印を身に付けることも可能です。最低限立ち上げるトレーナーや協力者全員を得ることで人々は誰に助けを求めたら良いか分かります。
- 僅かでも人数を予測し特にすぐに全く来るつもりのない場合に到着し始めるのを手伝える人を歓迎する人を「迎える人」であるボランティアにすることを考えてください。
- 必要なら参加者全員が手続きをしWiFiパスワードでアクセスしグループトレーニングセッションがビジュアルエディターやソースエディターとデスクトップやモバイルで(更に切り換える方法)機能しているかが表されたことを確認してください。
教授
[編集]- 新規編集者がアカウントを作り数点の編集上の基本を学ぶのを手伝う必要があります。イヴェントに新規編集者が数人いれば、案内のための経験者のウィキペディアンと共に集まることを好むかも知れませんし、そのために立ち上げるに当たってお互いを支援できます。
- ウィキペディアの核となるコンテンツポリシー(中立的な観点、検証可能性、独自研究は載せない)やコンテンツガイドライン(特に独立記事作成の目安や信頼できる情報源)と共に新規編集者を慣れさせてください。
- 未完成の項目用に下書き空間やユーザー空間のサンドボックスの利用を説明してください。
- 好ましい新しいページを作ることは、全く新しい編集者にとっては似合わない上級の行動です。新規ユーザーが学べる最良の方法として実際にあるメインスペースのページを改良することを奨励してください。通常怪しげなスタブを作るより副産物として作られたページになる準備ができるまで現存する話題を拡大した方が良いです。データは明らかに新規ユーザーが作ったページは4日を超えて10回編集するユーザーが作ったページより高い割合で削除されることを示しています。新規ページがすぐにタグ付けされたりWikipedia:削除依頼に送られることで新規ユーザーを失望させないでください。
- 経験のある編集者は、古典的なウィキテキストインターフェースに自信のある編集をしていますが、このユーザーインターフェースは新規編集者にはきつい可能性があります。新規編集者には特にCitoidがあるために(編集者だけが少なくとも殆どのコモンニュースソースに十分な引用を引き出すURLが必要です)ビジュアルエディターを提案してください。
- 経験のある編集者は、ビジュアルエディターで重要な経験をしているはずなので、インターフェースは理解しています。ユーザーガイドがある場所も知っている筈です。
- 数十人の初心者と共に異なるタスクを行ったり教えるために明示されたスペースは、良い考えです(「アカウントを作ったり最初の編集をしたり新しい項目を始めたり現存する項目を修正する」ように)。話題毎のテーブルに過ぎないものであろうと分科会がグループの大きさにより異なるべきであろうと、大きなグループが相互の協力で大きな機会を与えられる場合自身のスペースに極僅かな量を分離して使うことはありません。
終わりに
[編集]- 新規編集者が確実にイヴェントが終了する前にどこで助けを求めたら良いか知っているようにしましょう(例えば利用案内や井戸端)。Help:早見表のような資料を印刷しておくのも良いかも知れません。
- 写真を撮りましょう!最後の1枚のグループ写真でさえ無いよりは良いです。
- イヴェント前に得られるのなら、関連グッズを手渡しましょう。大勢の人がいて十分なTシャツなどが無い場合は、公平に宝籤の景品にしてお楽しみを作れます。最優秀の改善記事に贈られる関連グッズがあることも大きな動機付けになります。
- エディタソンが完全にオンラインで行われるのなら、質問したりチャットができるリアルタイムの対話場所を設けるようにしましょう。IRCチャンネルやSlack、グループSkypeチャット、Google Meetは、可能なオフラインコミュニケーションを容易にするのに密接に関わっています。
- 将来別のイヴェントを行う計画があるなら、参加者が帰り始める前に確実に伝えてください。
エディタソンの後にすべきこと
[編集]- 参加者特にイヴェントの運営を手伝ってくれた人に感謝しましょう(トークページメッセージは効果的です!)。
- 編集されたり作られた項目の一覧全てや参加者のユーザーネーム、イヴェントで作られた物の一覧を手に入れてみましょう。
- イヴェントの写真をコモンズのエディタソン絡みのカテゴリー(またはそのサブカテゴリー)のウィキメディア・コモンズにアップロードしましょう。
- 参加者や行ったこと、全体としてどのように進行したかを語るウィキペディア指針用にブログや新聞に書き込みましょう。
- 参加者にアンケート調査を行いましょう。(オプション)
英語で行われたエディタソンや英語圏のエディタソンの選り抜きリスト
[編集]下記は非英語圏のものを含む英語であるいは英語圏で組織されたエディタソンの新しい方から年代順に並べた不完全なリストです。
2022
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2021
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2020
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2019
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2018
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2017
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2011
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See also
[編集]- Edit-a-thon on the Outreach wiki
- Art+Feminism Organizing Kit - An editathon organizing kit, that works well for dealing with topics related to WP:Systemic Bias, specifically about underrepresented or minority community
- mw:Wikimedia Research/Showcase#July 2021, about the long-term contributions of campaigns to article improvements