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利用者:たけのこ つくし/sandbox

遊覧船 三方五湖遊覧船2016年12月休業。2002年福井鉄道関連会社撤退後、町民が出資して設立。福井新聞縮刷版2016年12月6日朝刊


坂尻(さかじり)は、福井県美浜町にある地名。天王山の山麓、椿峠の登り口に位置し、若狭湾に面する漁村。戸数53戸・人口216人[1]

地理

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美浜町の中央部に位置する、天王山山麓の集落である[1]。東部の水田地帯は低湿地で機織池と呼ばれる。

自然

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  • 若狭湾
  • 天王山(標高330.7メートル。凝灰岩・チャート・粘板岩・砂岩の古生層から成る。天王山は佐柿の国吉城の城山と連なり、若狭国東端の守りの要であった。北に延びる尾根は若狭湾に突出して黒崎となり、山容は円錐形で美しい。

小字

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隣接する町・字

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世帯数・人口

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歴史

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近世以前

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中世戦国地代「若州国吉騒動記(読み)一向一揆資料)」によると朝倉勢が大勢で「坂尻浦」に押し寄せた。

江戸期から明治22年、小浜藩領、三方郡に「坂尻村」があった。

近代

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明治22年には、現在の大字名となる。

明治4年に小浜県に所属し、その後敦賀県、滋賀県を経て明治14年に福井県に所属。明治22年に山東村の大字となり、昭和29年に美浜町が誕生してからは、美浜町の大字となり現在に至る。

1868年(明治元年)には久美浜県の、1871年(明治4年)には豊岡県の所属となり、1876年(明治9年)に京都府の所属となった[2]。1875年(明治8年)から1882年(明治15年)にかけてまとめられた『共武政表』では戸・人・牛頭・船を有していた[2]。1889年(明治22年)4月1日には町村制の施行により、中浜村久僧村・谷内村・上野村・上山村尾和村袖志村の区域をもって竹野郡下宇川村が発足し、下宇川村の大字のひとつとして上野が設置された[2]

近代

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〇〇村
廃止日 1889年
廃止理由 合併
〇〇村、〇〇村 → 〇〇村
現在の自治体 京丹後市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 京都府
〇〇郡
〇〇村役場
所在地 629-〇〇〇〇
京都府〇郡〇〇村
ウィキプロジェクト
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現代

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教育

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小学校

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中学校

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産業

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・坂尻漁港

 三方郡美浜町の中央東寄りにある漁港。天王山山麓の若狭湾に臨む。サザエ、キス、タコなどが陸揚げされる。

交通

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施設

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  • ドライブイン千鳥苑
  • 公民館

名所・旧跡・観光スポット・寺院

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  • 坂尻海水浴場
  • 天王山
  • 一言主神社(ひとことぬしじんじゃ)氏神)
  • 曹洞宗海竜寺(徳賞寺(佐柿)末寺)

伝承

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・機織の池(機織姫の伝説)

 

・ガリアイ

 1月14日の夜に行われる子どもの民俗行事。民俗学上、小正月の訪問者と呼ばれる「戸祝い」と狐狩りが合体した行事。

脚注

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  1. ^ a b 棚田ネットワーク 編『全国棚田ガイド』家の光協会、2017年、148頁。ISBN 978-4-259-54763-9 
  2. ^ a b c 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 26 京都府 上巻』角川書店、1982年、p.339

参考文献

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  • 『角川日本地名大辞典 18 福井県』角川書店、2009年


ウィキペディアサロン2022関連企画

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企画概要

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ウィキペディアタウンin美浜
初開催時期
2022年10月1日
最新開催時期
2022年10月1日
開催地
福井県三方郡美浜町 美浜町生涯学習センターなびあす
参加人数(募集人数)
 9人(10人)
参加者
高校生以上、図書館利用登録の有無問わず 地域の指定なし
参加費
無料 (昼食としてへしこ料理詰め合わせを希望する場合は実費1,000円)

企画内容

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図書館内の郷土資料を活用して、美浜関連の記事を編集する
町内の魅力を再発見し発信する

企画のねらい

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-地域の発見、調べること、書くこと、発信することの楽しさを体験してもらう-
 ・ 図書館内の郷土資料の活用
 ・ 美浜町関連の情報発信
 ・ 町内在住等、関係者自身の気づきや再認識を深める

当日の日程

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スケジュール
10:00集合
開会挨拶(美浜町立図書館長)
スケジュール説明(図書館職員)
写真の撮り方説明(ウィキペディアン:かんた氏)
移動(各自自家用車)
10:15~まちあるき(佐柿集落界隈 協力:若狭国吉城歴史資料館館長ほか)
移動
11:40~町民レガッタ関係説明(協力:美浜町ボート協会 美浜町教育委員会事務局長)
11:55~へしこ&へしこちゃん説明(協力:へしこ料理研究家・町内へしこ業者)
12:20~昼食休憩兼へしこ料理実食(へしこちゃん(着ぐるみ)登場)
13:30~編集についての講習(ウィキペディアン:伊達深雪氏・かんた氏)
14:00~編集
    初心者に対するアカウント作成方法説明
16:00~成果発表及び講評
16:30 集合写真撮影
16:30 閉会挨拶

 

ガイダンス
主催者あいさつ(約5分)、ウィキペディア解説(約40分)、成果発表・講評(約20分)
ウィキペディア編集時間
約2時間30分

編集題材

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  • 新規作成項目 - 佐柿、美浜町民レガッタ
  • 加筆編集項目 - へしこ、へしこちゃん、美浜町

以下「詳細」及び「編集項目」についてはプロジェクト:アウトリーチ/ウィキペディアタウン/アーカイブより転載

  • 詳細:大きなテーマとして国吉城の城下町・佐柿地区、美浜町民レガッタ、へしこの3つがあり、それぞれ専門家による講習を受け、まちあるきでは佐柿地区をまわった。午後の編集活動は各位の希望する題材ごとに3班に分かれて行ったが、アカウントをはじめて取得する参加者が約1/3おり、冒頭30分でウィキペディアの概要説明、その後文献調査に入り、40~50分後に初心者のみを対象にアカウント取得とソース編集方法についてのガイダンスを行った。当日の様子を紹介したブログ、まとめはこちら[1][2]
  • 編集項目:へしこ(加筆)、へしこちゃん(加筆)、美浜町(加筆)、佐柿(新規)、美浜町民レガッタ(新規)ー 新規記事2本はいずれもメインページ「あたらしい記事」に掲載された。

運営体制

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主催者
美浜町立図書館(TEL 0770-32-0083 https://ilisod003.apsel.jp/fukui-mihama/)
(担当:竹内)
協力者
運営スタッフ
美浜町立図書館サポーターなびとしょ栞Lib(しおり部)4人
福井県立図書館・チーム福井ウィキペディアタウン 4人
美浜町立図書館職員 1人
ウィキペディア講習担当
伊達深雪氏
かんた氏
準備物
へしこ料理・着ぐるみ
その他
町内のどこを「まちあるき」するかの選定が難しく、チーク福井ウィキペディアタウンのメンバーとロケハン及び検討を重ねた。
参加者がイメージしやすいと考えられる「まちあるき」に適した場所が、徒歩では1時間以上必要だったため移動方法の検討が必要だった。結局、参加者の多くが県内在住や関係者で場所が分る人がほとんどだったため、コロナ対策も兼ねて各自自家用車で移動してもらった。コロナ禍でなければ、マイクロバスなどの利用も検討対象だった。

企画実施の背景

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なびとしょ栞Lib活動開始に向けたオリエンテーションで京都橘大学の嶋田学教授から、ウィキペディアタウンについて紹介されたことで、栞Libの部員にウィキペディアタウンに対する好奇心が芽生えていたこと
小浜市において開催された福井県立図書館主催のウィキペディアタウンに参加し、実際の様子を体験したこと

実施後の影響 あるいは 展望

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郷土資料がそろっていないこと(特にレガッタ関係のプログラムや結果について、登録のない年度があった)に気づき、他のイベントにも目を向ける必要性を感じている。郷土資料担当者にもイベントに同席し、実際の編集に関わってもらえるよう職員態勢を確保したい。 来週開催される町民レガッタでの写真を掲載するなど、イベント終了後、参加者各自の取り組みとして編集を進めていけるような暮らしに根付いた活動になって欲しいと願っている。

企画の課題 あるいは 後進へのアドバイス

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ウィキペディアタウンを認識したのが図書館関係のイベントとしてだったため、今回は図書館主催で実施したが、自治体関係職員が親睦活動(職場のクラブ活動など)の一環として編集に携わるとかなりがっつりした編集が進められるのではないかと感じた。


参考情報

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