利用者:ざっとの編集所/sandbox/ダート改革関係メモ
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ダート改革
[編集]2022年、JRAと連携して大規模なダート競走の体系整備が2023年より実施されることが発表された。中央馬に対する地方馬の戦力の増強、ダートグレード競走の国際格付け取得が最終的な目標とされている。
- 3歳ダート三冠として、羽田盃・東京ダービー・ジャパンダートクラシック(現ジャパンダートダービー)の3競走をGI級レースとして整備、不来方賞の新設を含めるトライアルレースの設定をする。また、3歳(牝馬)三冠や春秋古馬三冠と同様特別賞が設定されており、8,000万円が予定されている。
詳細は3歳ダート三冠を参照。
- 3歳馬の春季短距離路線の頂点を決める競走として、兵庫チャンピオンシップを1,400mに変更。
- 兵庫チャンピオンシップに向けて、2歳秋を対象とした8地方競馬場での競走、3歳秋を対象とした4ブロックでの競走をダート短距離の重賞級認定競走ネクストスターとして設定する。また、これらの競走は地方競馬所属のみが参戦が可能となる。[注 1]
詳細はネクストスター (競馬の競走名)を参照。
- 2, 3歳短距離路線の充実を目的に、北海道スプリントカップを8月中旬の3歳限定戦に、エーデルワイス賞を11月上旬に変更する。[注 2]
- 古馬短距離路線の整備を目的とした、さきたま杯の短距離の春頂点決定戦への位置づけ、同競走とかきつばた記念の整備。
- 古馬中距離路線の重賞競走のローテーション調整と整備。ダイオライト記念、川崎記念、名古屋グランプリ、名古屋大賞典が対象。
- 古馬牝馬路線の上半期頂点決定戦としてエンプレス杯の時期変更と整備。各地区から同競走へ向かう体系作りを目的に、クイーン賞、兵庫女王盃(前身TCK女王盃)、ブリーダーズゴールドカップの時期変更をする。
- 3歳牝馬路線の上半期目標としてマリーンカップの時期変更、整備。優勝馬はJBCレディスクラシックの優先出走権が得られる。
2歳馬競走に対する変更は2023年、3歳馬や古馬競走に対する変更は2024年から適応される。
また、地方馬の戦力の増強を目的とした、上記以外にも本賞の増額や競走体系・負担重量の整備、優勝馬への報奨金などのダートグレード競走への奨励策、国際競走化やより上の格付け取得、レースレーティングの向上を目的とした、海外出走馬の受け入れ体制の整備などが施行される予定であり、2028年から段階的にダートグレード「Jpn」の廃止も行われる。
こういった改革を受けて各地域の競馬運営組織でも競走の見直しが行われており、近辺地域における3歳秋の頂点決定戦だった岩手のダービーグランプリの終了や兵庫地域では楠賞や兵庫三冠の検討がされている。[1]
- ^ “国際競走化目指した壮大な改革 ダート競走の体系整備”. 日本経済新聞. 2023年10月8日閲覧。