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殺人鬼フジコの衝動
著者 真梨幸子
発行日 2008年12月
発行元 徳間書店
ジャンル サイコサスペンスミステリー
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判上製本
ページ数 279
コード ISBN 978-4-19-862647-1
ウィキポータル 文学
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殺人鬼フジコの衝動』(さつじんきふじこのしょうどう)は、真梨幸子による日本小説

2008年12月に徳間書店より刊行された書き下ろしミステリー。
2011年 5月に文庫化されるとともに話題を呼び、50万部を超えるベストセラーとなった。
続編に、『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』がある。

書籍情報

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あらすじ

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十数人を殺害した罪で死刑になった伝説の女、通称“殺人鬼フジコ”。
彼女は、11歳のときに起こった一家惨殺事件のただ一人の生き残りだった。
悲劇を乗り越え新しい人生を歩もうとしていた少女は、なぜ稀代の殺人鬼と恐れられる悪女へ変貌したのか。
フジコを知るある人物の遺した記録小説という形で、謎と悲劇に満ちたフジコの一生を描いていく。

登場人物

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森沢藤子
通称“殺人鬼フジコ”。昭和46年10月26日に起き、迷宮入りした「高津区一家惨殺事件」の生き残り。本人も瀕死の重傷を負うが一命を取りとめ、叔母に引き取られる。悲劇を乗り越え健気に生きようと努力していたが、やがて、整形手術依存へ陥り、少なくとも十五人を殺した伝説の殺人鬼へ変貌していく。
森沢慶子
フジコの母親。自身の見栄のための散財は惜しまないが、子どもたちの給食費や学用品の費用は支払わず、だらしない生活を送っている。フジコにとっての反面教師。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
森沢遼一
フジコの父親。フジコに暴力を奮っていた。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
森沢沙織
フジコの妹。「高津区一家惨殺事件」の被害者。
下田茂子 
慶子の妹。事件後、姪のフジコを引き取り育てる。カルト宗教Q教団の信者。
下田健太
下田家に住む茂子の息子。続編の主要登場人物の一人。
上原早季子
フジコの娘。続編の主要登場人物の一人。
高峰美也子
フジコの娘。続編の主要登場人物の一人。
小坂恵美 
フジコの小学校の同級生。フジコの最初の殺人の被害者と思われる。
小坂初代 
恵美の母親。化粧品のセールスレディをしており、フジコの母親とも親交があった。

続編

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『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』。
徳間書店から文庫書き下ろし作品として刊行。
フジコの死刑執行から8年後。下田健太が関わっていると見られる凄惨な事件をきっかけに、“殺人鬼フジコ”の名が再び浮上。グローブ出版社の記者・井崎智彦と村木里佳子、新進構成作家の吉永サツキの3人は、下田健太の母親でありフジコの叔母である茂子の独占インタビューを敢行し、行方不明となった健太の行方と、未解決の「高津区一家惨殺事件」の真相を追う。
私は、フジコ
2012年3月に発売された『殺人鬼フジコの衝動 限定版』に付属した小冊子に収められた書き下ろし短篇作品。
『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』のプロローグとなっている。
現在は電子書籍版にて入手可能。

舞台

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殺人鬼フジコの衝動 2013年 4月17日21日俳優座劇場にて初演[1]
2015年 4月15日19日にかけて全労済ホール/スペース・ゼロにて再演された[2]
主演は新垣里沙、脚本・演出、松澤くれは

ドラマ

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凄惨な内容と驚きの仕掛けから、長らく映像化不可能といわれてきた小説だが、Huluが日本向けサービスにおける初のオリジナル作品としてドラマ化[3]
11月13日に全6話を、HuluとJ:COMにて一挙配信する。
キャッチコピー「どれだけ殺したら、幸せになれるの?」

キャスト

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フジコ
演 - 尾野真千子
高峰美智子
演 - 谷村美月
若村春
演 - 丸山智己
水谷編集長
演 - リリー・フランキー
小坂初代
演 - 浅田美代子
下田茂子
演 - 真野響子
上原英樹
演 - 高橋努

スタッフ

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出典・脚注

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関連項目

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外部リンク

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