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奉恩寺（ほうおんじ、ポヌンサ）は、大韓民国ソウル特別市江南区三成洞にある大韓曹渓宗の寺院。新羅時代末からの歴史を持つ韓国有数の歴史的寺院。

概要

奉恩寺創建に関しては諸説あるが、三国史記に新羅時代創建とあるのが最古の記録である。寺院の公式記録では、元聖王10年（794年）に建てられた見性寺を前身とし、1498年に成宗の妃の貞顕王后が奉恩寺と改めたとされる。その後、1562年に中宗の墓が移されたのを機に現在地に移転したとされる。当初は王の陵墓の守護職が主な役割であったが、朝鮮時代後期には多くの民衆の信仰を集めるようになった。

1939年の大火と朝鮮戦争で多くの建物が焼失しており、現在の堂宇の多くは戦後40年余りを費やして再建されたものである。

周辺

山門の向かいにはCOEXなどのビル群が立ち並び、ソウル副都心として機能する江南区のなかで唯一