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別府弁天池

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
別府弁天池
所在地 山口県美祢市秋芳町大字別府水上
位置
別府弁天池の位置(日本内)
別府弁天池
北緯34度15分21.2秒 東経131度14分41.3秒 / 北緯34.255889度 東経131.244806度 / 34.255889; 131.244806座標: 北緯34度15分21.2秒 東経131度14分41.3秒 / 北緯34.255889度 東経131.244806度 / 34.255889; 131.244806
成因 湧水
淡水・汽水 淡水
プロジェクト 地形
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別府弁天池(べっぷべんてんいけ)は、山口県美祢市秋芳町大字別府水上、別府厳島神社の境内[1]にある。水深は約4メートルで、池底まで透明である[1]秋吉台カルスト台地に含まれ、ドリーネの池の底から湧水し、日差しの角度によりコバルトブルー[2]またはターコイズブルーを呈する[1]

池から湧き出でる地下水1985年昭和60年)に別府弁天池湧水として名水百選に選定された[3]Mine秋吉台ジオパークジオサイトとなっている。

概要

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秋芳洞とともに秋吉台を代表する観光地でもある。別府弁天池と秋芳洞の湧水は、カルストの特有のカルシウム-炭酸水素塩の水質であるが、秋芳洞の水質は別府弁天池に比べて電気伝導度等の大きな違いが見られる。別府弁天池の湧水は、秋吉台地の北端に分布する非石灰岩質のチャートに浸透した水が他の帯水層から地下水として湧出すると考えられている[4]

由来・歴史

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伝説によれば、堅田の長林という林を開墾するために日夜努力していた当地の長者が、夢に現れた老翁に2つのを託され、指示通りに林を切り開いたが、水がなくて困っていた。そうしたところ、諏訪明神より「これより北にある弁財天を勧請して祭りをすれば、必ず神の恵みがある」とのお告げがあり、早速に社を建立して祭を催したところ、その夜にわかに水が湧き出してきたとのことである。

同神社では、毎年9月の第1日曜日に行われる弁天祭に、別府念仏踊(山口県指定無形文化財)が奉納されている[5]

利水

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湧出量は毎秒約186リットル、水温は年間を通じて14[1]カルシウム含有量が20ppmと適量であるため、人間の味覚に合う。

近隣住民の生活用水の水源になっているため、手足を浸けるなどの行為は禁止されている[6]。このほか灌漑用水、マスチョウザメ養殖[7]に利用されている。

交通

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周辺

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脚注

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  1. ^ a b c d 【わたしの穴場】美祢市・別府弁天池 心にしみる神秘の青毎日新聞』朝刊2022年9月4日わたしのふるさと便面(2022年10月22日閲覧)
  2. ^ 【次に行くなら】山口/美弥・別府弁天池 神秘的なブルーの湧水日刊工業新聞』2018年5月11日(ウィークエンド面)2018年8月25日閲覧
  3. ^ 名水百選「別府弁天池湧水」環境省(2022年10月22日閲覧)
  4. ^ 日本の湧水(4)~山口県秋吉台の名水~―別府弁天池と秋吉台の湧水―日本地下水学会
  5. ^ 山口県ふるさとづくり県民会議 編『ふるさとの水』(1991年3月31日 山口県ふるさとづくり県民会議)p.87
  6. ^ 別府弁天池 美祢市観光協会(2022年10月22日閲覧)
  7. ^ 別府弁天池の名水でキャビア生産めざせ 長州産業が飼育開始山口新聞』2018年4月11日(2018年8月25日閲覧)

関連項目

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外部リンク

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