別冊ビバプリンセス
別冊ビバ プリンセス ViVa PRINCESS (ビバ プリンセス) 別冊プリンセス | |
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ジャンル | 漫画雑誌 |
読者対象 | 少女 |
刊行頻度 | 季刊誌→隔月刊→季刊誌 |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
定価 | 350円(創刊号)→390円(1980年夏)→430円(1983年秋)→380円(1985年)→430円(1989年2月号)→450円(1989年6月号)→(1990年6月号) |
出版社 | 秋田書店 |
刊行期間 |
1976年3月(1976年4月25日号SPRING) - 1990年5月(1990年6月号) 1990年11月 - 1994年10月 |
姉妹誌 | 『月刊プリンセス』 |
『別冊ビバプリンセス』(べっさつビバプリンセス)は、1976年から1990年にかけて秋田書店が発刊していた少女向け年4回発刊の季刊誌漫画雑誌。1986年3月より隔月刊化し雑誌名を『ViVa PRINCESS(ビバプリンセス)』として1990年5月まで刊行した。
その後、1990年から季刊誌『別冊プリンセス』(べっさつプリンセス)として再スタートしたが、1994年に休刊した。
概要
[編集]1976年3月に秋田書店が『別冊ビバプリンセス』の誌名で創刊[1]。『月刊プリンセス』(秋田書店)の派生誌。
1970年代、少女向けの月刊漫画雑誌の創刊が相次ぐ中に、創刊され姉妹誌の『月刊プリンセス』より読み切り作品が多いのが特徴であった。また連載作品は『月刊プリンセス』への移籍や同誌からの出張連載などが中心であり、持続性が無いものが多く、『別冊ビバプリンセス』において1年以上の長期連載となった作品は『アルカサル-王城-』(青池保子)、『ふふふの闇』(山田ミネコ)、『黄金の梨』(坂田靖子)の3作品のみである。
1976年3月の創刊号(春号)から1985年12月(1986年冬号)[2]までの間は、年4回発刊の季刊誌であったが[3]、1986年3月(4月号)[4]より隔月刊化し雑誌名を「別冊」を取った『ViVa PRINCESS(ビバプリンセス)』に変更し[5]、1990年5月(6月号)[6]まで刊行した[3]。その後一旦休刊し、1990年11月季刊誌『別冊プリンセス』として再スタートしたが、1994年10月に No.17号を最後に休刊した。
掲載作品一覧
[編集]漫画作品
[編集]- エロイカより愛をこめて、アルカサル-王城-(青池保子)
- 悪魔の花嫁(原作 池田悦子、作画 あしべゆうほ)
- 久遠の流れに… 王家の紋章番外編(細川智栄子)
- 闇のシルエット(千之ナイフ)
- ふふふの闇(山田ミネコ)
- 黄金の梨、バラエティ・ギフト、ゾウの肩かけ(坂田靖子)
- 花冠の竜の国(中山星香)
- 風と海とモアイ(高階良子)
- ノヴァ、ロンリーちゃん、にゃんにゃこクキちゃん(吾妻ひでお)
- うしろの正面だあれ?(あしべゆうほ)
- アナスタシアとおとなり(花郁悠紀子)
- キャルのラブストーリー(乙部啓子)
- ヨーロッパみぎひだり(萩尾望都)
- 未来子、昨日の続き、私のであった名場面、帰り道、家への長い道のり、春の足おと(樹村みのり)
- 寄生木(わたなべまさこ)
- ラムちゃん(和田慎二)
- 真貴子(ささやななえ)
- 痣(古賀新一)
- 白い星座(あすなひろし)
- 10月のミルク(立原あゆみ)
- 黒ずくめの天使(天城小百合)
- 移香坂野荊棘寮(亜月裕)
- 麦わら帽子の海(高瀬直子)
- 友よ静かに死ね(山智子)
- ザ・タカラヅカ とおい灯、宝石物語、なよ竹のかぐや姫(竜樹諒)
別冊プリンセス
[編集]『別冊ビバプリンセス』は、休刊後、誌名を『別冊プリンセス』に変更し季刊誌として1990年11月にNo.1号を発刊した。1994年10月にNo.17号を最後に休刊。『別冊ビバプリンセス』時代を含め18年の歴史にピリオドを打った[7]。
掲載作品一覧
[編集]- アルカサル-王城-(青池保子)
- BUD BOY(市東亮子)
- アスタロト(魔夜峰央)
- 笛吹童子、藍のぞきの色、月氷修羅(山岸凉子)
- 銀晶水、純金の童話(木原敏江)
- コケティッシュ・ラブ(森山薫)
- 移香坂 野荊棘寮(亜月裕)
- 魔・ちがいの呪文(あしべゆうほ)
- 花離宮(原ちえこ)
- 黄金の梨(坂田靖子)
- 704号の住人(戸部けいこ)
- ささめごと(河村恵利)
- はむこ参る!(尼子騒兵衛)
参考資料
[編集]- 米沢嘉博『戦後少女マンガ史』(2007年、筑摩書房)
- 小学館漫画賞事務局、竹内オサム『現代漫画博物館』(2006年、小学館)
- 青池保子『エロイカより愛をこめて35周年メモリアルブック』(2012年、秋田書店)
- 青池保子『「エロイカより愛をこめて」の創りかた』(2009年、マガジンハウス)
- 河出書房新社編『吾妻ひでお〈総特集〉---美少女・SF・不条理ギャグ、そして失踪』(2011年、河出書房新社)
脚注
[編集]- ^ コミック雑誌 付録付)別冊ビバプリンセス 1976年SPRING 創刊号 - 駿河屋 - 2021年11月25日閲覧
- ^ 別冊ViVa PRINCESS 1986年冬号 ビバプリンセス - 駿河屋 - 2021年11月25日閲覧
- ^ a b 碧ゆかこ『はるか遠き国の物語』9巻、秋田書店、1990年7月、巻末あとがきより
- ^ ViVa PRINCESS 1986年4月25日号 ビバプリンセス - 駿河屋 - 2021年11月25日閲覧
- ^ 青池保子『エロイカより愛をこめて35周年メモリアルブック』(2012年、秋田書店、64P)
- ^ ViVa PRINCESS 1990年6月25日号 ビバプリンセス - 駿河屋 - 2021年11月25日閲覧
- ^ “別冊プリンセス 掲載誌情報蔵書検索”. 掲載誌情報 国立国会図書館. 2021年11月30日閲覧。