刈り技
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刈り技(かりわざ)とは、柔道の投技の足技で、投げる時に、相手の足を刈って倒す技の事である。
概要
[編集]相手の足を刈って倒すときに使う足を刈り足といい、刈り足を使う技には、名前に大小の文字と外内の文字に刈(り)の文字を付けた名前が用いられる。
刈り足については、足払い系の技、払腰等に用いる、所謂、払い足(相手の足を払う自分の足・自分の払う足)や跳腰や内股等に用いる跳ね足(自分の跳ねる足)等も含む。
大小の文字は自分の足(刈り足)の事を意味しており、外内の文字は相手の足をの事を意味する。
手技では双手刈があり、こちらは、足(刈り足)ではなく、手(刈り手)で刈る。
また、後の先をはじめとする返し技や派生技も多く存在する。
刈り技一覧
[編集]- 大外刈
- 自分の足の外側で相手の足の外側を刈る。
- 大内刈
- 自分の足の外側で相手の足の内側を刈る。
- 小外刈
- 自分の足の内側で相手の足の外側を刈る。
- 小内刈
- 自分の足の内側で相手の足の内側を刈る。
- 双手刈
- タックルの要領で、自分の両手で相手の両足を刈る。
派生技
[編集]- 大外落
- 大外刈同様、自分の足の外側で相手の足の外側を狙い、縦に踏み込んで引っ掛けて投げる。
- 大外車
- 大外刈同様、自分の足の外側で相手の足の外側を刈るが、大外刈は片足を刈り、大外車は両足を刈って、刈り足を支点にする。
- 大外巻込(大外巻込は、横捨身技。)
- 大外刈を掛けた後、倒れ込む事で相手を浴びせ倒す。
- 小外掛
- 小外刈同様、自分の足の内側で相手の足の外側を狙い、縦に踏み込んで引っ掛けて投げる。