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兵庫臨港線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
兵庫臨港線
概要
現況 廃止
駅数 4駅
路線 兵庫駅 - 神戸市場駅間
新川駅 - 兵庫港駅間
運営
開業 1911年11月1日 (1911-11-01)
廃止 1984年2月1日 (1984-2-1)
所有者 鉄道院→鉄道省
運輸通信省運輸省
日本国有鉄道
路線諸元
路線総延長 2.7 km (1.7 mi)(兵庫駅-神戸市場駅間)
1.9 km (1.2 mi)(新川駅-兵庫港駅間)
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
電化 全線非電化
路線図
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線(廃止当時)
STRq STRq
山陽本線
STRq ABZq+l
0.0 兵庫駅 小運転線
SKRZ-Au
阪神高速3号神戸線
KBSTaq ABZgr
川崎重工業車両カンパニー
eDST
1.0 新川分岐点 -1930
xABZgr
和田岬線
exDST
1.5 新川駅 (2) 1932-
exDST
1.6
0.0*
新川駅 (1) -1932
exhKRZWae
兵庫運河
exABZgl exKDSTeq
2.7 神戸市場駅
exSTRl exKDSTeq
1.9* 兵庫港駅
神戸臨港線と和田岬線、兵庫臨港線

兵庫臨港線(ひょうごりんこうせん)は、兵庫県神戸市内にあった日本国有鉄道(国鉄)山陽本線貨物支線の通称である。兵庫駅を起点に新川駅を経て、神戸市場駅兵庫港駅まで延びていた。神戸港西部(通称、兵庫港)の発展とともに臨港線から分岐する専用線が拡大したが、1980年代の鉄道貨物輸送縮小に伴い、1984年(昭和59年)に全線が廃止された。

かつて神戸市場駅と湊川駅神戸臨港線)を接続し、兵庫駅をバイパスする「神戸海岸線」の計画があった[1]が、実現しなかった。兵庫駅バイパス区間の用地買収は戦前に完了しており[2]、現在も区画に名残をとどめる。

路線データ

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  • 路線距離(営業キロ
    • 兵庫駅 - 神戸市場駅間2.7km
    • 新川駅 - 兵庫港駅間1.9km
  • 軌間:1067mm
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:タブレット閉塞式によると思われる。

歴史

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  • 1911年明治44年)11月1日 新川分岐点 - 新川間(0.4M≒0.64km)開業
  • 1930年昭和5年)4月1日 起点を新川分岐点から兵庫駅に変更、営業距離をマイル表記からメートル表記に変更(0.4M→1.6km)
  • 1932年(昭和7年)12月16日 新川 - 神戸市場間 (1.2km) 延伸開業。兵庫 - 新川間改キロ (-0.1km)
  • 1933年(昭和8年)6月21日 新川 - 兵庫港間 (1.9km) 開業
  • 1984年(昭和59年)2月1日 全線廃止

駅一覧

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括弧内は起点からの営業キロ

本線
兵庫駅 (0.0) - 新川駅 (1.5) - 神戸市場駅 (2.7)
支線
新川駅 (0.0) - 兵庫港駅 (1.9)

脚注

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  1. ^ 『鉄道技術発達史』第2篇 第2,日本国有鉄道,1959. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2423736 (参照 2023-05-31)
  2. ^ 亀井一男『神戸の臨港鉄道』レイルNo.27 P.46 (エリエイ出版部 1990)

関連項目

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