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八尾町滅鬼

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 富山県 > 富山市 > 八尾町滅鬼
八尾町滅鬼
八尾町滅鬼の位置(富山県内)
八尾町滅鬼
八尾町滅鬼
八尾町滅鬼の位置
北緯36度35分58.5秒 東経137度10分16.5秒 / 北緯36.599583度 東経137.171250度 / 36.599583; 137.171250
日本の旗 日本
都道府県 富山県
市町村 富山市
地域 八尾地域
地区 杉原地区
面積
 • 合計 0.51 km2
人口
2023年(令和5年)12月31日現在)[1]
 • 合計 189人
 • 密度 370人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
939-2313
市外局番 076 (富山MA)[2]
ナンバープレート 富山

八尾町滅鬼(やつおまちめっき)は、富山県富山市八尾地域町名である。集落人口は189人で世帯数は77戸[1]

地理

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神通川中流の左岸、杉原台地という下位段丘の末端に集落が立地している。

地名

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地名の由来は、近世には大密林地帯で狐狸盗賊の類が出没し、人を近づけなかったので勇猛の士がこれら妖鬼を退治したので滅鬼と名付けたとの説と、神通川のドンドコの流音からきたとの説がある。

「滅鬼」の名前が2020年にヒットした漫画・アニメ『鬼滅の刃』を連想させることから、本来は関わり合いがないながらも聖地巡礼目的で訪れる同作のファンが出始めた[3]。この現象について、区長の坪坂啓治は「小さな地区ではあるが、鬼滅の刃を通じて話題になり、地名が知られることはうれしく思う」と語っている[4]

建築物

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滅鬼会館

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滅鬼集落の集会所である[5]。目の前には「滅鬼」バス停がある[6]

神明社

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八尾町滅鬼の旧村社で、杉田神や稲荷神を祀っており、住民の信仰対象となってきた。賽銭箱は置かれていない[4]

自然

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集落の周囲は圃場整備が進んだ水田である。

交通

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富山市街地から約15kmの位置にあり、集落中を富山県道342号中神通井田線が貫いている。

富山地方鉄道バスの「滅鬼」バス停が所在する[5][6]

用水路には「滅鬼橋」が架かる[5][6]

歴史

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1889年、同地に滅鬼簡易小学校が設置されていた[7]。同校は1892年10月1日に大字城生村の本長寺に移転し、同年12月に至誠尋常小学校と改称された[8](その後1895年4月18日の城生尋常小学校への改称を経て[7]、現在の富山市立杉原小学校へと至る)。

外部リンク

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参考出典

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『富山県の地名』平凡社

脚注

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  1. ^ a b 町丁別人口・世帯集計表”. 富山市 (2024年1月5日). 2024年1月25日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2018年3月25日閲覧。
  3. ^ “八尾の滅鬼が“聖地”に? 「鬼滅の刃」人気で注目”. 北日本新聞ウェブ(ぶんぶんジュニア). (2020年11月3日). https://webun.jp/item/7707730 2020年11月6日閲覧。 
  4. ^ a b “鬼滅じゃないよ「滅鬼」地区だよ…「行ってきた」とタレントの投稿が話題に”. 読売新聞. (2020年11月6日). https://www.yomiuri.co.jp/national/20201104-OYT1T50293/ 2020年11月6日閲覧。 
  5. ^ a b c 聖地化に沸く小さな集落・富山市の「滅鬼」地区 「鬼フライ煎餅」売り上げ10倍に」『毎日新聞』2020年11月24日。2024年1月11日閲覧。
  6. ^ a b c SAKURA (2020年10月24日). “【鬼滅の刃 聖地巡礼】富山にある地名が話題に!実際に探索してきた”. 富山の遊び場!. 2024年1月25日閲覧。
  7. ^ a b 『続八尾町史』(1973年10月30日、八尾町役場発行)574頁。
  8. ^ 『続八尾町史』(1973年10月30日、八尾町役場発行)573頁。

関連項目

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