入国管理局ビクータン収容所
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軍事基地キャンプ・バゴン・ディワの入り口。 | |
所在地 | 軍事基地キャンプ・バゴン・ディワロウアー・ビクータン区タギッグ市マニラ首都圏 |
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座標 | 北緯14度29分05秒 東経121度03分19秒 / 北緯14.4846833度 東経121.0553359度座標: 北緯14度29分05秒 東経121度03分19秒 / 北緯14.4846833度 東経121.0553359度 |
現況 | 運用中 |
警備レベル | 移住者収容 |
許容人数 | 140[1] |
収監者数 | 418[1] (2020年4月現在) |
旧称 | BID Detention Center[2] |
管理運営 | フィリピン入国管理局 |
所長 | Commissioner Jaime Morente |
所長 | OIC Remiecar C. Caguiron[3] |
都市 | タギッグ |
郵便番号 | 1632 |
国 | フィリピン |
入国管理局ビクータン収容所(にゅうこくかんりきょくビクータンしゅうようじょ、Bureau of Immigration Bicutan Detention Center; BI-Bicutan)[4]はフィリピン入国管理局が管轄する主要移民収容施設である。
解説
[編集]タギッグ市ロウアービクータンにあるキャンプ・バゴン・ディワ内に位置する本施設はウオーデン・ファシリティー・アンド・プロテクション・ユニット(WFPU)[5]として関係者には知られる。だがプレスリリースや公式発表において入国管理局は本施設について「拘置所」[6]「監視施設」[6] または「収容所」[7]と様々な呼称を用いる。
本施設は、例えば係属中の刑事事件がある、あるいはビザが切れても同国内に留まっている、といった理由で国外退去される外国人抑留者の収容がその機能である。
定員超過が常態化している本施設[1][8][9]は人権侵害がはびこっているとして非難されており[9][10]、マニラ・タイムズが旧ソ連の強制収容所グラーグに例えたこともある[11] 。
管理収容施設であるビクータン収容所の抑留者には保釈される権利が憲法上保障されないため[12]、抑留者の中には犯罪者として有罪判決を受けることもなく国外退去もされず、本施設において10年以上過ごす者もいる[13]。
ルフィ広域強盗事件では、この収容所に収容されている4人がスマートフォンを利用して、指示役をしていたと見られている[14]。
脚注
[編集]- ^ a b c Nicole-Anne C. Lagrimas (2020年4月23日). “BI still determining foreign detainees eligible for bail—spokesperson” (英語). GMA News Online. 2020年4月28日閲覧。
- ^ Commissioner Rodriguez v. Judge Bonifacio, A.M. No. RTJ-99-1510, 2000-11-06, Supreme Court of the Philippines, First Division
- ^ Contact Us, Bureau of Immigration—Republic of the Philippines. Retrieved 2020-04-30.
- ^ Unserviceable Motor Vehicles (2014-03-11), Bureau of Immigration—Republic of the Philippines. Retrieved 2020-04-30.
- ^ BI Nabs Korea's Most Wanted Swindler (2018-02-08), Press Release, Bureau of Immigration
- ^ a b BI deports 10 more aliens detained at Bicutan jail (2020-06-30), Press Release, Bureau of Immigration
- ^ BI nabs Chinese illegal miner in Mindanao (2013-11-07), Press Release, Bureau of Immigration
- ^ Ramirez, Jun (2020年5月14日). “159 employees/inmates at BI detention center test negative for COVID” (英語). Manila Bulletin. 2020年5月28日閲覧。
- ^ a b Johnson, Howard (2019年10月11日). “Inside Manila's 'Gulag'-The Philippine detention centre where Britons languish in squalid conditions” (英語). British Broadcasting Corporation. 2022年7月22日閲覧。
- ^ Summary of stakeholders' submissions-the Philippines, Report of the Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights, p. 12, 27 February 2017
- ^ Tulfo, Ramon (2019年4月23日). “The country's version of gulag” (英語). The Manila Times. 2020年4月28日閲覧。
- ^ Miriam Defensor Santiago (1989年01月01日). “Some Issues of Immigration Law in a Developing State” (英語). Michigan Journal of International Law 10 (1): 251–265. ISSN 1052-2867 .
- ^ Parry, Simon (2015年8月7日). “The Forgotten: Life inside notorious Philippine detention centre where inmates 'disappear' without being charged” (英語). South China Morning Post. 2020年4月28日閲覧。
- ^ “「金がすべて」、賄賂横行か 禁止行為黙認、スマホ入手も―フィリピン入管施設、日本人元収容者証言:時事ドットコム”. www.jiji.com. 2023年2月10日閲覧。