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元永 (東魏)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

元 永(げん えい、生没年不詳)は、北魏東魏皇族。代郡公[1][2][3]

経歴

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北魏の陳留王拓跋虔の曽孫にあたる。若くして奉朝請となった。積射将軍から元天穆の推薦で爾朱栄のもとに赴いた。孝荘帝を擁立する企てに参与し、代郡公の爵位を受けた。将軍・太中大夫・二夏豳三州行台左丞の位を加えられ、持節として降戸4000家あまりを招納した。爾朱栄によりさらに朝那県子に封ぜられ、持節・南豳州刺史となり、仮の撫軍将軍となった。天平初年、高歓により行台左丞とされ、ほどなく潁州刺史に任ぜられ、さらに北揚州刺史に転じた。天保年間、召還されて大司農卿に任じられ、銀青光禄大夫の位を受け、幹郷男の爵位に降格された。太寧2年(562年)、金紫光禄大夫の位を受けた[1][2]

子に元景安があった[1][2][3]

脚注

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  1. ^ a b c 氣賀澤 2021, p. 522.
  2. ^ a b c 北斉書 1972, p. 542.
  3. ^ a b 北史 1974, p. 1928.

伝記資料

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参考文献

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  • 氣賀澤保規『中国史書入門 現代語訳北斉書』勉誠出版、2021年。ISBN 978-4-585-29612-6 
  • 『北斉書』中華書局、1972年。ISBN 7-101-00314-1 
  • 『北史』中華書局、1974年。ISBN 7-101-00318-4