倉本龍彦
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倉本 龍彦(くらもと たつひこ、1946年2月9日 - )は、日本の建築家。北海道出身。
経歴
[編集]北海道に根ざした建築家。住宅設計を中心に活躍している。
武蔵野美術大学建築学科にて芦原義信に師事。1968年に武蔵野美術大学を卒業。在学中には学業と並行しワンダーフォーゲル部長としても活躍、乗鞍山麓番所にかつて所在した山小屋建設の企画・資金調達の段階から奔走し完成させた。
1971年に倉本GD計画室を設立する。1975年よりネパール王国トリブバン王立大学に講師として招かれる。1979年より道都大学美術学部建築学科講師となり、1982年同美術学部助教授。1984年に倉本たつひこ建築計画室を設立。1990年道都大学美術学部教授を務めた。1993年より同国際建築研究所所長も兼任。1987年には「フラット牧場・親方ん家」にて日本建築学会北海道建築賞受賞するなど多数の受賞がある。現在は、2014年より道都大学名誉教授。
息子の倉本琢は鎌倉市を拠点に活動する建築家。代表作である「たくんち サッポロ珈琲館月寒店」は、息子の名前に由来している。
作品
[編集]- ばあちゃん家(北海道ニセコ町)ポンピドゥー・センターに図面所蔵[1]
- たくんち(札幌市月寒・サッポロ珈琲館月寒店)[2]
- 沙羅茶館・さえかちゃん家(北海道・旭川市)
- 鹿追町ピュアモルトクラブハウス(北海道鹿追町)
- おじさん家
- おばさん家
- 山彦さん家
- 海彦さん家
- フラット牧場・親方ん家
- アイシン精機豊頃宿舎
- 雪に埋もれた家(小樽市)[3]
受賞歴
[編集]- 1987年 日本建築学会北海道建築賞(フラット牧場・親方ん家)
- 1988年 小樽市都市景観賞(小樽運河工藝館)
- 1989年 札幌市都市景観賞(パストラルタウン美しが丘)
- 1993年 日本建築家協会北海道支部第一回ハルニレ賞(えりちゃん家)
- 1996年 グッドデザイン北海道(ソメスサドル)
- 1999年 北海道赤レンガ建築賞(鹿追町ピュアモルトクラブハウス)
- 2004年 公共建築賞優秀賞(鹿追町ピュアモルトクラブハウス)
- 2009年 札幌市都市景観賞(たくんち・サッポロ珈琲館月寒店)[4][5]
他多数
メディア出演
[編集]2003年、朝日放送製作・テレビ朝日系リフォーム番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」に、「匠・寒冷地住宅の開拓使」として出演。担当した物件である「雪に埋もれた家」は、「南北リフォームスペシャル」として放送された。
著書等
[編集]- 新建築住宅特集「設計技術講座」30~34(1988年 - 1996年)
脚注・出典
[編集]- ^ Centre Pompidou[1]
- ^ サッポロ珈琲館公式サイト内でも「倉本龍彦が自宅として設計・建築した物件」と紹介されている。
- ^ ビフォーアフター2003年4月13日放送「雪に埋もれた家」
- ^ 第14回札幌市都市景観賞受賞作品(札幌市役所公式サイト)
- ^ 札幌市都市景観賞・サッポロ珈琲館月寒店(札幌市役所公式サイト・PDFファイル)
外部リンク
[編集]- 道都大学教員紹介・倉本龍彦(リンク切れ)
- 登録建築家ホームページ・倉本龍彦
- 寒冷地住宅の開拓使「匠」倉本龍彦(ビフォーアフターSEASON1公式サイト)