余韻 (来生たかおのアルバム)
『余韻』 | ||||
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来生たかお の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
2008年8月27日・9月6日 (サウンドインスタジオ) 2008年8月30日・31日 (一口坂スタジオ) | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | エニー(日本音声保存) | |||
プロデュース | 安西範康 | |||
来生たかお アルバム 年表 | ||||
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『余韻』(よいん)は、2008年にリリースされた来生たかおの23枚目のオリジナルアルバム(CD〈規格品番:ANOC-6151〉)である。
概要
[編集]- ※原則的に、来生たかおは“来生”に省略、来生えつこは“来生えつこ”と表記。
来生は前作『avantage』が最後のアルバムになるかも知れないと思っていたが、関係者からアルバム制作の誘いがあり、実現したことを明かしている[1]。来生は全曲書き下ろしのアルバム制作に自信を持てなかったが、『30th Anniversary X’mas Concert Tour 2005 avantage アヴァンタージュ』で幼少時の愛唱歌である「雨に咲く花」をカヴァーしたことがとっかかりとなり、他作曲家作品のカヴァーアルバムというアイディアが持ち上がった[1]。また、どうせならオリジナル曲も入れてはどうかという周辺の意見から、カヴァー曲・オリジナル曲で別々に1枚ずつ制作する案もあったが、最終的に7曲がオリジナル、6曲がカヴァーという形に落ち着き、有名・無名にこだわらず、あくまで来生がソングライターとして感銘を受けた楽曲や、幼少期から気に入っていた楽曲の中から、歌詞よりメロディーの良さで厳選された[2]。
編曲は矢倉銀(来生たかおの編曲時のペンネーム)と渡辺俊幸で行われている。来生がたまたま観ていたNHK総合『NHKスペシャル にっぽん家族の肖像』のテーマソングに感銘を受け、その作者である渡辺に自ら依頼したという。
ブックレットには“ニューアルバムによせて”と題された来生自身による各カヴァー曲の解説が掲載されており、ブックレットの題字・イラストは来生えつこの直筆によるものである。アルバムタイトルには、聴き終わった後に小津安二郎作品のような余韻が残るように、との思いが込められている。
なお、ブックレットには“プロデューサー”は明記されておらず、“エグゼクティブプロデューサー”として安西範康の名が記されている。
パッケージの体裁
[編集]ディスクジャケット
[編集]ジュエルケースにブックレットを挿入
帯のコピー
[編集]オリジナル7曲に加え、初めてカバー曲にも挑戦した贅沢なアルバム。来生たかおがこれぞ昭和の名曲と自らセレクトした6曲を厳選収録。
収録曲
[編集]- リフレイン(1:03)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:矢倉銀
- 本アルバムのコンセプトを紹介するような短い楽曲。
- バルコニーへ(5:10)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:渡辺俊幸
- 夏の迷宮(3:52)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:矢倉銀
- クレーター(4:42)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:渡辺俊幸
- 春の窓(4:37)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:矢倉銀
- 渦(4:24)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:渡辺俊幸
- 思い出時計(5:32)
- 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:矢倉銀
- 今日でお別れ(5:00)
- あいつ(3:04)
- ギターをひこう(3:29)
- 雨に咲く花(3:38)
- 爪(4:08)
- 二人の世界(3:43)
参加ミュージシャン
[編集]※クレジットなし(渡辺俊幸公式サイトのブログより)
参加スタッフ
[編集]- Executive Producer:安西範康(エニー)
- Mastering Engineer:山本貴規(東京CDセンター)
- Manipulator:小田木隆明
- Coordinate:フェイスミュージック
- Design, Photographs:三島浩
- DTP:三島文夫
- Artist Management:小松裕二、遠藤直樹、島崎有紀
- Director:坂口公一(日本音声保存)
- 協力:テン・イヤーズ、サウンドマン
- Special Thanks To 渡辺俊幸、宮崎真哉、渡辺智加、源井和仁(ビコーズ)