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佐野力

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐野 力(さの ちから、1941年2月15日 - )は、日本実業家日本オラクル設立者で、同社代表取締役会長兼最高経営責任者や、オラクル本社のシニア・バイス・プレジデントを務めた。

人物・経歴

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北海道夕張郡栗山町生まれ。実家は写真館[1]。父は19歳で室蘭港を出てシンガポールイギリス人から写真技術を学んだ人物で、その影響から海外で働きたいという気持ちが強まった[2]

1963年小樽商科大学商学部卒業。大学では応援団柔道部に所属。学業では「社長と副社長では天と地の差がある」という伊藤森右衛門教授から大きな影響を受けたという[1]

大学卒業後日本IBM入社。中国事業開発部長、西部営業本部長を経て、1988年エス・アンド・アイ代表取締役社長[3]日本オラクルを設立。アレン・マイナー初代代表の招聘で1990年から同社初代代表取締役社長を務めた。1994年オラクル・コーポレーションシニア・バイス・プレジデント[4][3]

2000年には日本オラクルの東京証券取引所第1部への上場を果たし[1]、同年同社代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)に就任[3]。大学の先輩にあたる小林多喜二の研究も行い、2001年には千葉県我孫子市白樺文学館を設立し館長に就任した[1]。同年サンブリッジ取締役[5][3]。また、母校小樽商科大学に佐野力海外留学奨励金を創設するなどした[1][6]

著書

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  • 『辞めた、起こした、成功した!そしてロマン』浩気社 2000年

脚注

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  1. ^ a b c d e 「世界を視野に地域発信。今、時代が求める人材とは 元日本オラクル会長 佐野 力 × 小樽商科大学学長 和田健夫」小樽商科大学
  2. ^ 学長対談企画 佐野 力 元日本オラクル会長”. 国立大学法人 小樽商科大学 (2019年1月24日). 2021年4月13日閲覧。
  3. ^ a b c d [1]
  4. ^ 「」NPO法人ETIC.
  5. ^ [2]日経ビジネスクリエーション塾
  6. ^ 「小樽商科大 北海道から国際人材を 」2018/5/9付日本経済新聞 朝刊
先代
(初代)
日本オラクル社長
1990年 - 2000年
次代
新宅正明