佐谷画廊
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佐谷画廊(さたにがろう)は、1978年に佐谷和彦が東京・中央区京橋に設立したギャラリーで、82年銀座4丁目に移転。2000年に、荻窪の佐谷の自宅へ移転、2008年病没により閉じた。瀧口修造、マックス・エルンスト、パウル・クレー、アルベルト・ジャコメッティなどの展示を行っていた。息子の佐谷周吾が志を継ぎ、現代美術の画廊「シュウゴアーツ」を運営している。
略歴
[編集]- 1978年 京橋に設立
- 1982年 銀座4丁目に移転
- 2000年 佐谷の荻窪の自宅に移転
- 2008年 閉廊
関連出版
[編集]- 佐谷和彦『画廊のしごと』美術出版社、1988年
- 佐谷和彦・鶴岡善久編『身振りの相貌 現代美術におけるヒューマンイメージ』沖積舎、1990年
- 佐谷和彦『アート・マネージメント 画廊経営実感論』平凡社、1996年
- 佐谷和彦『佐谷画廊の三〇年』みすず書房、2007年
主な展覧会歴
[編集]- 1979年
- GAUGUIN PRINTS ゴーギャン木版画
- 1980年
- ジャスパー・ジョーンズ 銅版画
- 1982年
- 現代芸術祭―瀧口修造と戦後美術 第1回オマージュ瀧口修造展
- 第2回オマージュ瀧口修造展
- 1983年
- 野崎一良彫刻
- 加納光於 瀧口修造に沿って 第3回オマージュ瀧口修造展
- 1984年
- 山口勝弘ビデオスペクタクル<未来庭園> 第4回オマージュ瀧口修造展
- 1985年
- ヘンリー・ムーア彫刻
- 小林泰彦彫刻
- 瀧口修造 第5回オマージュ瀧口修造展
- 1986年
- ケネス・ノーランド Works1985-86
- 荒川修作展 第6回オマージュ瀧口修造展
- 1987年
- 5人のシュルレアリストとヴォルス
- ドイツ表現派とその周辺
- マックス・ノイマン Works1984-86
- ヤン・フォス 1961-63 パリの生活
- マルセル・デュシャンと瀧口修造 第7回オマージュ瀧口修造展
- 1988年
- ジャン=シャルル・ブレ
- 赤瀬川原平 トマソン黙示録 第8回オマージュ瀧口修造展
- 1989年
- 戸谷成雄 新作
- マン・レイ展 オブジェを中心に 第9回オマージュ瀧口修造展
- 1990年
- パウル・クレー
- 山田正亮 新作油彩
- ジョアン・ミロと瀧口修造 第10回オマージュ瀧口修造展
- 1991年
- 実験工房と瀧口修造 第11回オマージュ瀧口修造展
- 1992年
- シュルレアリスト6人
- ヤン・フォス 新作
- 丸山直文 新作
- 桑山忠明 TADAAKI KUWAYAMA 5 Metalic Colors
- 福島秀子展 第12回オマージュ瀧口修造展
- 1993年
- アンドレ・ブルトンと瀧口修造 第13回オマージュ瀧口修造展
- 1994年
- 山田正亮 初期作品
- 1995年
- 松澤宥 第15回オマージュ瀧口修造展
- 1996年
- 瀧口修造 1936 七つの詩 第16回オマージュ瀧口修造展
- 1997年
- 駒井哲郎 第17回オマージュ瀧口修造展
- 1998年
- 榎本和子 「無限のヴィジョン・8面体」A・デューラー<メランコリアⅠ> 第18回 オマージュ瀧口修造展
- 1999年
- 阿部展也 第19回オマージュ瀧口修造展
- 2000年
- 中川幸夫 献花 オリーブ 第20回オマージュ瀧口修造展
- 2001年
- 池田龍雄「漂着」 第21回オマージュ瀧口修造展
- 2002年
- 根源からの呼び声に導かれて 田中清光 第22回オマージュ瀧口修造展
- 池田満寿夫のデビューとその後 第23回オマージュ瀧口修造展
- 2003年
- 西脇順三郎と瀧口修造 第24回オマージュ瀧口修造展
- 2004年
- 風倉匠によるオマージュ瀧口修造 第25回オマージュ瀧口修造展
- 2005年
- 瀧口修造とタケミヤ画廊 第26回オマージュ瀧口修造展
- 平沢淑子 第27回オマージュ瀧口修造展
- 2006年
- 事物と気配 : 大辻清司の写真 第28回オマージュ瀧口修造展
作品取り扱いアーティスト
[編集]- 赤瀬川原平
- 阿部展也
- 荒川修作
- アルベルト・ジャコメッティ
- アルマン
- 池田龍雄
- イケムラレイコ
- クリストとジャンヌ=クロード
- 桑山忠明
- 小林正人
- 駒井哲郎
- 清水九兵衛
- ジャスパー・ジョーンズ
- 瀧口修造
- 辰野登恵子
- 戸谷成雄
- 中川幸夫
- パウル・クレー
- 福島秀子
- マックス・エルンスト
- 松沢宥
- マルセル・デュシャン
- マン・レイ
- 山口勝弘
- 山田正亮
- 若林奮
外部リンク
[編集]「佐谷画廊の軌跡—佐谷和彦のしごと 1978–2007」佐谷画廊アーカイブ