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佐藤秀行 (薬学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さとう ひでゆき
佐藤 秀行
生誕 1985年8月
居住 日本の旗 日本
研究分野 薬学
研究機関 日本新薬
大阪薬科大学
静岡県立大学
出身校 静岡県立大学薬学部卒業
静岡県立大学大学院
薬学研究科博士前期課程修了
主な業績 物性改変による
薬物体内動態制御
および薬効改善研究
薬物動態制御による
副作用回避の研究
主な受賞歴 日本薬剤学会
Global Education Seminar
Presentation Award
2016年
日本薬剤学会
最優秀発表賞(2016年)
製剤創剤セミナー
Postdoctoral Presentation
Award(2016年)
国際ペプチドシンポジウム
JPS Excellent Poster
Presentation Award
2018年
日本薬学会東海支部
学術奨励賞
2019年
プロジェクト:人物伝
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佐藤 秀行(さとう ひでゆき、1985年8月 - )は、日本薬学者(動態制御・薬剤学)。学位博士(医療薬学)静岡県立大学2015年)。静岡県立大学薬学部准教授大学院薬学研究院准教授。

日本新薬株式会社創薬研究所CMC技術研究部での勤務を経て、大阪薬科大学薬学部助手、静岡県立大学薬学部講師などを歴任した。

概要

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動態制御や薬剤学を専攻する薬学者である[1][2]物性を改変することで[3]体内における薬品の動態の制御効能改善を図る研究に従事していた[3]日本新薬大阪薬科大学に勤務したのち[1][4]静岡県立大学にて教鞭を執り[1][4]、後進の育成に努めた。

来歴

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生い立ち

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1985年昭和60年)8月に生まれた[1][5]静岡県により設置・運営される静岡県立富士高等学校に進学し[1]2005年平成17年)3月に卒業した[1]。さらに、静岡県により設置・運営される静岡県立大学に進学し[1][6]薬学部にて学んだ[1][6]。なお、在学中の2007年平成19年)4月、静岡県立大学は地方公共団体である静岡県から、同名の公立大学法人に移管されている。2008年(平成20年)3月、静岡県立大学を卒業した[1][6]。それに伴ない、学士学位を取得した。そのまま静岡県立大学の大学院に進学し[1][6]薬学研究科にて学んだ[1][6][† 1]2010年(平成22年)3月、静岡県立大学の大学院における博士前期課程を修了した[1][6]。それに伴い、修士の学位を取得した。後年、「難水溶性薬物シクロスポリンAの物性改変による薬物動態制御」[7]と題した博士論文を執筆し、2015年(平成27年)3月1日に静岡県立大学から博士(医療薬学)の学位が授与された[7][8]

薬学者として

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大学院修了後は、2010年(平成22年)4月日本新薬に入社し[4]、創薬研究所のCMC技術研究部に配属された[4]2014年(平成26年)4月同名の学校法人により設置・運営される大阪薬科大学に転じ[4][† 2][† 3]、薬学部の助手に就任した[1]。薬学部においては、製剤設計学研究室に所属した[1][4]。2015年(平成27年)8月、母校である静岡県立大学に転じ[4]、薬学部の助教に就任した[4]2019年(平成31年)1月、静岡県立大学の薬学部にて講師に昇任した[4]2020年令和2年)6月1日、静岡県立大学の薬学部にて准教授に昇任した[9]。薬学部においては、主として薬学科講義を担当し[5]、薬剤学分野に所属した[5]。また、大学院においては薬学研究院の准教授を兼務した[5]。大学院には研究院・学府制が導入されており、薬食生命科学総合学府の講義を担当するとともに、薬剤学教室に所属した[5]

研究

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専門は薬学であり、特に動態制御や薬剤学といった分野の研究に従事した[1][2]。具体的には、薬品物性を改変することで[3]体内における動態の制御や薬効の改善に繋げる研究に取り組んだ[3]。また、薬物の動態を制御することで[3]副作用を回避する研究にも取り組んだ[3]。なお、尾上誠良世戸孝樹らと共同執筆した光アレルギー反応に関する論文は、『Journal of Dermatological Science』の巻頭を飾っている[10][11]

これまでの業績に対しては、複数の学術賞が与えられている。日本薬学会の東海支部より、2019年(令和元年)7月に学術奨励賞が授与されている[12]。日本薬剤学会からは、2016年(平成28年)2月にGlobal Education Seminar Presentation Awardが授与され[13]、同年5月には最優秀発表賞が授与されている[13]。製剤創剤セミナーにおいては、同年8月にPostdoctoral Presentation Awardが授与されている[12]。国際ペプチドシンポジウムにおいては、2018年(平成30年)12月にJPS Excellent Poster Presentation Awardが授与されている[13]

学術団体としては、日本薬学会[14]、日本薬剤学会[14]、日本薬物動態学会[14]、などに所属した。

略歴

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賞歴

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脚注

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註釈

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  1. ^ 静岡県立大学大学院薬学研究科は、生活健康科学研究科と統合・再編され、2012年薬学研究院食品栄養環境科学研究院薬食生命科学総合学府が設置された。
  2. ^ 学校法人大阪薬科大学は、学校法人大阪医科大学と統合され、2016年学校法人大阪医科薬科大学が設置された。
  3. ^ 大阪薬科大学は、大阪医科大学と統合され、2021年大阪医科薬科大学が設置された。

出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 「佐藤秀行のプロフィール」『佐藤秀行のプロフィール | 静県大・薬・薬剤学(尾上研)静岡県立大学薬剤学分野
  2. ^ a b 「専門分野」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  3. ^ a b c d e f 「主要研究テーマ」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m 「主な経歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  5. ^ a b c d e f 「教員情報詳細」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  6. ^ a b c d e f g h 「学歴」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学
  7. ^ a b 「書誌事項」『CiNii 博士論文 - 難水溶性薬物シクロスポリンAの物性改変による薬物動態制御国立情報学研究所
  8. ^ 学位授与番号乙第230号。
  9. ^ a b 「教員人事」『はばたき』142号、静岡県立大学広報委員会2021年2月15日、22頁。
  10. ^ Satomi Onoue et al., "Chemical photoallergy -- photobiochemical mechanisms, classification, and risk assessments", Journal of Dermatological Science, Vol.85, Iss.1, Elsevier Ireland, 2017, pp.4–11.
  11. ^ 「薬学部薬物動態学分野の論文が学術雑誌の表紙を飾る」『薬学部薬物動態学分野の論文が学術雑誌の表紙を飾る:静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学2017年2月21日
  12. ^ a b c d 「教員(学会賞)」『受賞のページ | 静県大・薬・薬剤学(尾上研)静岡県立大学薬剤学分野
  13. ^ a b c d e f 「教員(発表賞、その他)」『受賞のページ | 静県大・薬・薬剤学(尾上研)静岡県立大学薬剤学分野
  14. ^ a b c 「所属学会」『静岡県立大学教員データベース|静岡県公立大学法人 静岡県立大学静岡県立大学

関連人物

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関連項目

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外部リンク

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  • 佐藤 秀行 - researchmap
  • 佐藤 秀行 - J-GLOBAL
  • 佐藤 秀行 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
  • 論文一覧(KAKEN
  • 日本の研究.com:739558
  • 静県大・薬・薬剤学(尾上研) | Welcome to Onoue Research Group web site ! - 静岡県立大学にて所属した研究室の公式ウェブサイト
  • 製剤設計学研究室 | 大阪薬科大学 - 大阪薬科大学にて所属した研究室の公式ウェブサイト
  • USフォーラム2018ハイライト ナノテクでクスリの吸収を変えられるか? - YouTube(佐藤のUSフォーラムでの発表)