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佐々誠彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐々 誠彦(ささ しげひこ)は、日本の半導体工学電気工学者大阪工業大学名誉教授。工学博士(大阪大学)。元ナノ材料マイクロデバイス研究センター長。元ナノジャパンライス大学の研究プロジェクト)研究アドバイザー[1][2]。元北海道大学量子集積エレクトロニクス研究センター客員教授。IEEE関西支部Chapter役員。大阪産業技術研究所・大阪商工会議所との共同推進機関OIT-P(Osaka Industrial Technology Platform; 地域産業技術プラットフォーム)の元メンバー[3][4][5]

専門は、半導体工学ナノマテリアル酸化物エレクトロニクステラヘルツ波デバイス。

経歴

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1980年大阪大学工学部電気工学科卒業。1982年同大学大学院工学研究科電気工学専攻博士前期課程修了。のちに、工学博士(大阪大学)[6]。1995年大阪工業大学工学部電気工学科(のちの電気電子システム工学科)に着任。2002年同学部電気電子システム工学科教授を経て、2023年同大学名誉教授。

大阪工業大学電気工学科・電気電子システム工学科で25年以上の長きに渡り教鞭を執り、特に同大学ナノ材料マイクロデバイス研究センター(NMRC)長[7]として、半導体工学・ナノマテリアルの研究育成に貢献した。NMRCの活性化のため、ナノテクノロジー分野の海外有力大学であるライス大学ミュンヘン工科大学ヴロツワフ工科大学などから材料デバイス専門家を招聘し、国際ワークショップを行うなど研究レベルでの国際交流を推進した[8][9]。相互交流の一環としてヴロツワフ工科大学での現地集中講義(テーマ「半導体ヘテロ接合デバイスの開発」)も行っている[10]。 また、国際シンポジウムMTSA(Microwave/Terahertz Science and Applications)2015やMRS(Materials Research Society)2019のセッションに参加するなど、大阪工業大学における半導体工学研究の国際的プレゼンス向上に貢献した[11][12]

主な所属学会[13]

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主な著書

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  • 高周波半導体材料・デバイスの新展開(シーエムシー出版、2006年)
  • ZnO系の最新技術と応用(シーエムシー出版、2007年)
  • 半導体デバイス工学(オーム社、2012年)[15]

主な研究

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脚注

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  1. ^ https://nanojapan.rice.edu/2007_Brooks,%20Nathan.shtml
  2. ^ https://nanojapan.rice.edu/educationOutreach_nanorice_for_international_students.shtml
  3. ^ http://www.rciqe.hokudai.ac.jp/thz/member/
  4. ^ https://www.ieee-jp.org/section/kansai/organization/chapter201112.html
  5. ^ https://www.oit.ac.jp/oitp/introduction/detail08.html
  6. ^ 佐々誠彦『半導体ヘテロ接合における二次元電子ガスの電気的特性およびデバイス応用に関する研究』 大阪大学〈工学博士 乙第4849号〉、1989年。doi:10.11501/11603035hdl:11094/1073NAID 500000060983https://doi.org/10.11501/11603035 
  7. ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/nanotech/news/detail.php?id=201502001
  8. ^ https://www.u-presscenter.jp/article/post-29528.html
  9. ^ http://www.oit.ac.jp/cgi-bin/event/topics.cgi?busho=nano&y=2011&m=8&d=26
  10. ^ http://www.oit.ac.jp/japanese/news/eng_detail.php?id=201112013
  11. ^ http://www.mtsa2015.riken.jp/invite.html
  12. ^ https://mrsfall2019.zerista.com/event/member/612781
  13. ^ https://researchmap.jp/read0045354
  14. ^ https://www.oit.ac.jp/laboratory/room/42
  15. ^ https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784274212550
  16. ^ https://www.oit.ac.jp/oitp/introduction/detail08.html
  17. ^ https://confit.atlas.jp/guide/event-img/jsap2020s/13p-B508-2/public/pdf?type=in
  18. ^ https://www.research.oit.ac.jp/columns/2021/columns-9600/
  19. ^ https://www.oit.ac.jp/japanese/news/eng_detail.php?id=201812004