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佐々井信太郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

佐々井 信太郎(ささい しんたろう、1874年5月22日 - 1971年8月9日)は、日本の教育者、二宮尊徳研究家。

兵庫県出身。独学で教員検定試験に合格、1903年神奈川第二中学(現神奈川県立小田原高等学校)に赴任、二宮尊徳研究を始める。1922年大日本報徳社副社長となり、1932年「二宮尊徳全集」36巻を刊行。戦後、一円融合会理事長として報徳運動を再開した[1]。1959年「二宮尊徳研究 二宮尊徳の体験と思想」で國學院大學文学博士。神奈川二中での生徒に尾崎一雄がいた[2]。子の佐々井典比古(1919-2009)は小田原の報徳記念館初代館長。

著書

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  • 『二宮先生伝』神奈川県教育会編 中央報徳会 1918
  • 『新報徳記』大日本報徳社 1918
  • 『二宮尊徳研究』岩波書店 社会問題研究叢書 1927
  • 『報徳の精神』大日本報徳社 1929
  • 『国民生活建直し方策と新興精神』中央教化団体聯合会 1932
  • 『二宮尊徳伝』日本評論社 1935
  • 『現下の情勢と生活建直し方策』文部省社會教育局 家庭教育叢書 1936
  • 『国民更生と報徳』平凡社 1936
  • 『二宮翁夜話の精神』日本精神叢書 日本文化協会 1936
  • 『日本精神の表現としての報徳生活』新更会刊行部 1936
  • 『報徳生活法の話 報徳入門續篇』二宮尊徳遺業宣揚會 1936
  • 『常会の組織とその運営』中央教化団体聯合会 1939
  • 『日本の勤労』日本勤労叢書 目黒書店 1940
  • 『新日本建設と報徳』平凡社 1947
  • 『二宮尊徳の体験と思想』一円融合会 1963

共著編

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  • 『尊徳哲理の教育』共著 国民訓育聯盟編 第一出版協会 1941
  • 『二宮尊徳の遺風』編 全日本社会教育連合会 1957
  • 『二宮尊徳全集』全36巻 共編 二宮尊徳偉業宣揚会 1927-1932
  • 福住正兄『二宮翁夜話 改版増補』改訂校註 報徳文庫 1928 のち岩波文庫
  • 『報徳淵叢』編 報徳宣揚会 1932
  • 富田高慶『報徳記』校訂 岩波文庫 1933
  • 『二宮先生遺訓抄 遺訓抄・道歌選・年表』編 報徳文庫 1935
  • 『二宮先生真筆選集』編 二宮尊徳偉業宣揚会 1935

伝記

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  • 『佐々井信太郎略伝』佐々井典比古編 一円融合会 1981

脚注

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  1. ^ 日本人名大辞典
  2. ^ 尾崎『あの日この日』講談社文庫第二巻