伊藤龍男
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伊藤 龍男(いとう たつお、1940年5月5日[1] - 2021年3月4日)は、日本の工学者。専門は電磁波工学。元UCLA教授、元テキサス大学オースティン校教授。
来歴・人物
[編集]東京都出身[2]。1964年に横浜国立大学工学部電気工学科を卒業、1966年に同大学院修士課程を修了後、1969年イリノイ大学アーバナシャンペン校博士課程修了(電気工学)。1977年ケンタッキー大学准教授、1981年テキサス大学オースティン校教授、1991年よりカリフォルニア大学ロサンゼルス校教授を務めた[3]。
米国電気電子学会IEEEのマイクロ波部門でプレジデントを務めるなど、電磁波工学の分野で世界的に活躍、発展に貢献した。アクティブアンテナ、メタマテリアル等価回路理論など優れた業績をあげ、約1500報の論文を発表し、「電磁波工学の世界的パイオニア」と評される[4][5][6]。またIEEEには、同分野の優れた論文に贈られる「Tatsuo Itoh Award」を創設している。
著書
[編集]- 『実用マイクロ波技術講座 アクティブアンテナ 第7巻』(ケイラボ出版、2002年)ISBN 9784526050558
脚注
[編集]- ^ “Tatsuo Itoh [In Memoriam]”. IEEE (2021年5月4日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “Pioneer of Microwave and Millimeter-Wave Electronics Dies at 80 - IEEE Spectrum” (英語). spectrum.ieee.org (2021年5月14日). 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b 株式会社ローソンエンタテインメント. “伊藤龍男|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2024年8月31日閲覧。
- ^ a b “本学出身、伊藤龍男UCLA教授ご逝去~ 電磁波工学の世界的パイオニア ~ - 横浜国立大学”. www.ynu.ac.jp. 2024年8月31日閲覧。
- ^ 日経クロステック(xTECH) (2006年12月13日). “【マイクロウェーブ展】米UCLA教授の伊藤龍男氏が講演,マイクロ波技術の変化を指摘”. 日経クロステック(xTECH). 2024年8月31日閲覧。
- ^ “第10回OPEN TECHシンポジウムを開催しました ‐SGU事業‐(テーマ:電磁メタマテリアルとその応用) - 国立大学法人 京都工芸繊維大学”. www.kit.ac.jp (2016年12月26日). 2024年8月31日閲覧。