伊藤雅人
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伊藤 雅人(いとう まさと、1962年9月8日 - )は、日本の裁判官。最高裁判所事務総局刑事局参事官や、最高裁判所上席調査官、静岡地方裁判所所長等を経て、東京高等裁判所部総括判事。
人物・経歴
[編集]北海道大学法学部卒業。1988年東京地方裁判所判事補任官。最高裁判所事務総局刑事局参事官や、最高裁判所司法研修所教官、最高裁判所上席調査官[1][2]、東京地方裁判所部総括判事[3]、東京地方裁判所刑事部所長代行者等を経て[4]、2020年から静岡地方裁判所所長を務め、新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴う業務縮小からの復帰などを進めた[2][1]。2021年東京高等裁判所部総括判事[5]。
裁判
[編集]- 池袋本町三丁目アパート内殺人事件で、被告人に懲役12年を言い渡した[6]。
- 杏林製薬創業家から30億円を詐取したとして訴えられた不動産ブローカーに対し、被害額は4億2千万円と認定し、詐欺罪で懲役7年を言い渡した[7]。
著書
[編集]- 『刑事訴訟法等の一部を改正する法律及び刑事訴訟規則等の一部を改正する規則の解説』(落合義和, 辻裕教, 稗田雅洋, 高橋康明, 駒田秀和, 河原俊也, 森健二と共著)法曹会 2010年
- 『植村立郎判事退官記念論文集 : 現代刑事法の諸問題 第1巻(第1編(理論編・少年法編)』(植村立郎判事退官記念論文集」編集委員会編)立花書房 2011年
- 『井上正仁先生古稀祝賀論文集』(酒巻匡, 大澤裕, 川出敏裕編)有斐閣 2019年
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b 静岡地裁に新所長が就任「バランスの取れた判断を目標に」静岡朝日テレビ2020-08-30
- ^ a b 託された役割をしっかり果たす 地裁・伊藤雅人所長 /静岡毎日新聞2020年9月3日
- ^ 最高裁人事(5日付)朝日新聞デジタル2020年8月5日
- ^ 鼎てい談だん裁判員制度10周年―『今こそ』裁判員制度のこれからを考える裁判所
- ^ 最高裁人事(5日付)朝日新聞デジタル2021年7月5日
- ^ “無罪主張から一転、罪認める…殺人で懲役12年”. 読売新聞. (2011年10月7日). オリジナルの2011年10月8日時点におけるアーカイブ。 2013年11月26日閲覧。
- ^ 「30億詐取」認め日本経済新聞2012年8月8日 22:08
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