伊藤暢康
| 伊藤暢康 | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 国籍 |
 日本 |
| 出身地 | 宮城県 |
| 生年月日 | 1968年11月17日（56歳） |
| 騎手情報 | |
| 所属団体 | 日本中央競馬会(JRA) |
| 所属厩舎 | 美浦・大和田稔（1987年 - 2005年） |
| 初免許年 | 1987年3月1日 |
| 免許区分 | 平地・障害 |
| 騎手引退日 |
2005年4月30日 2005年2月12日（最終騎乗） |
| 重賞勝利 | 0勝 |
| 通算勝利 | 2172戦119勝 |
伊藤 暢康（いとう のぶやす、1968年11月17日 - ）は、宮城県出身の元騎手・調教助手。
来歴
[編集]競馬学校騎手課程第3期生では蛯名正義・合谷喜壮・塩村克己・芹沢純一・武豊と同期になり、1987年3月に美浦・大和田稔厩舎からデビュー[1]。
1年目の1987年は同1日の中山第8競走4歳以上400万下・オオトネミノル（16頭中16着）で初騎乗を果たし、21日の中山第1競走4歳以上300万下・スガワールドで初勝利を挙げる[2] [3]。9月5日の新潟で初の1日2勝、10月24日の東京で障害初勝利、翌25日の東京でも勝って初の2日連続勝利を挙げたほか[4]、同年春の中山大障害馬メジロアンタレスにも2戦騎乗し[5]、重賞初騎乗となったテレビ東京賞3歳牝馬ステークスでは13頭中10番人気のサンキョウセッツで4着に入った[6] [7]。初年度から2桁勝利の17勝をマークするが、結局この年がキャリアハイとなった[8]。
2年目の1988年には12月10日の中山第12競走4歳以上900万下で14頭中12番人気のミヤギレデイーに騎乗し、同期の蛯名が騎乗する11番人気ローランシンガーの2着に入り、枠連39360円の波乱となった[9]。朝日杯3歳ステークス・ビップフライト（9頭中7着）でGI初騎乗[7]を果たすなど、2年連続2桁勝利となる14勝[8]をマーク。
3年目の1989年には10勝で3年連続2桁勝利を記録したが、1990年は8勝、1991年は6勝に終わる[8]。
1992年にはミホシンザンの初年度産駒[10]オンワードモニカで4歳牝馬特別（東）3着[11]に入り、自身唯一のクラシック騎乗となった優駿牝馬では10番人気ながら1番人気の桜花賞馬ニシノフラワーにアタマ差先着する6着[12]であった。グレイトウェーブでは4月12日の中山第11競走エイプリルステークスでシャコーグレイドを抑えて逃げ切り[13]、福島民報杯ではレッツゴーターキンの3着[14]、ツインターボの長期休養明け復帰戦[15]となった福島民友カップではラビットボールに1馬身半差2着[16] [17]、福島記念ではハシノケンシロウ・ホワイトストーン・ラビットボールを抑えてアラシの3着[18]に入った。同年には3年ぶりに10勝を挙げたが、自身最後の2桁勝利となった[8]。
1994年9月17日の中山第7競走3歳新馬ではプリンセスキャロルでホッカイルソーに7馬身差付けて逃げ切り[19]、1998年1月25日の中山第9競走ジュニアカップでは11頭中10番人気のカワキタマスラオでセイウンスカイの3着[20]に入り、5月30日の東京第4競走4歳未勝利では18頭中18番人気のオンワードシンザンで勝利し、単勝30460円、枠連24970円、馬連25800円の大波乱を演出[21]。
1999年には3月21日の中山第8競走4歳以上900万下・カワキタマスラオで通算100勝[22] [23]を達成し、皐月賞当日の4月18日[24]には中山第6競走4歳以上500万下を16頭中16番人気のミヤギブレーヴで勝利し単勝20320円、馬連106270円の大波乱を起こした[25]。
2003年4月13日の中山第2競走3歳未勝利・シルクアルディが最後の勝利[22]、2005年2月12日の東京第2競走3歳未勝利・ケヤキランバー（15頭中10着）が最後の騎乗[26]となり、2005年4月30日付で現役を引退[3] [27] [28]。
騎手成績
[編集]| 通算成績 | 1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 出走回数 | 勝率 | 連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 平地 | 114 | 136 | 135 | 1746 | 2131 | .053 | .117 |
| 障害 | 5 | 6 | 8 | 22 | 41 | .122 | .268 |
| 計 | 119 | 142 | 143 | 1768 | 2172 | .055 | .120 |
脚注
[編集]- ^ “Untitled”. www.yushunweb.jp. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “伊藤暢康の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b “JRAホームページ｜データファイル｜騎手・調教師データ”. jra.jp. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “抽出［通算 1着レース］｜伊藤暢康の騎手成績｜競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “メジロアンタレス (Mejiro Antares)”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “テレビ東京3歳牝馬S｜1987年12月19日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b “伊藤暢康のプロフィール”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b c d “伊藤暢康の年度別成績”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “4歳以上900万下｜1988年12月10日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “産駒一覧（1989）｜種牡馬情報｜ミホシンザン｜JBISサーチ（JBIS-Search）”. www.jbis.or.jp. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “オンワードモニカ (Onward Monica)”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “優駿牝馬｜1992年5月24日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “エイプリルステークス｜1992年4月12日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “グレイトウェーブ (Great Wave)”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “ツインターボ (Twin Turbo)”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “福島民友カップ｜1992年11月8日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ 「関西競馬四季報 1993秋季号」『競馬ブック』第14巻第3号、ケイバブック、p1142。
- ^ “福島記念｜1992年11月22日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “3歳新馬｜1994年9月17日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “ジュニアカップ｜1998年1月25日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “4歳未勝利｜1998年5月30日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b “抽出［通算 1着レース］｜伊藤暢康の騎手成績｜競馬データベース - netkeiba.com”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “ニュースぷらざ”. old.keibado.ne.jp. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “1999年04月18日のレース情報”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “4歳以上500万下｜1999年4月18日”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ “伊藤暢康の近走成績”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b “伊藤暢康騎手が引退｜競馬実況web｜競馬｜ラジオNIKKEI”. www.radionikkei.jp. 2025年1月3日閲覧。
- ^ a b “伊藤暢康騎手、現役引退”. netkeiba.com. 2025年1月3日閲覧。