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伊吉真次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

伊吉 真次(いき の ますき、生年不明 - 延暦15年8月6日796年9月11日))は、奈良時代後期から平安時代初期の官人。名は真継とも記される。従五位下大外記で、遣高麗副使を勤めた伊吉益麻呂の息子[1]官位従五位下鼓吹正伊賀守

経歴

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称徳朝の天平神護2年(766年)2月、銭100万を献上し、従八位下から従五位下を授けられる[2]

さらに神護景雲2年(768年)2月、鼓吹正に任命されており[3]、その後、光仁朝宝亀2年(771年)9月、相模伊波に職を譲っている[4]

史書に現れているのは以上だが、系図によると、伊吉益麻呂の子で、「宮主従五位下伊賀守鼓吹正、或真継」とあり、「母忌部首黒麻呂女、自元祖十世、延暦十五年八月六日卒」と記されている。秦真成の娘との間に氏麻呂をもうけており、真次の4世の孫に『日本三代実録』貞観14年(872年)4月条、同5年9月条などに名前の見える是雄がいる[1]

官歴

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注記のないものは『続日本紀』による

脚注

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  1. ^ a b 松尾社家系図
  2. ^ 『続日本紀』巻第二十七、称徳天皇 天平神護2年正月14日条
  3. ^ 『続日本紀』巻第二十九、称徳天皇 神護景雲2年2月18日条
  4. ^ 『続日本紀』巻第三十一、光仁天皇 宝亀2年9月16日条

参考文献

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