他人丼
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他人丼(たにんどん、たにんどんぶり)とは、鶏肉以外の肉(牛肉や豚肉など)をタマネギなどと一緒に割下で煮て、鶏卵でとじて飯の上に乗せた日本発祥の丼物(米飯料理)である[1]。継子丼(ままこどん、ままこどんぶり)とも言う[2]。
牛肉を用いたものは牛とじ丼とも呼ばれる。親子丼が肉、玉子ともに鶏を使用し親と子に見立てて由来されたのに対し、他人丼は別の種を使用していることに由来する。
呼称
[編集]主として西日本で使用される名称で、基本的に牛肉が用いられる[3]。関東地方では牛肉や豚肉を使用した同種の料理を「開化丼」と呼称する。これは明治初年に始まった文明開化の象徴となる畜肉料理であったからといわれている[4]。なか卯では2015年頃から取り扱われているが、豚生姜丼という名で呼ばれている[5]。類似として麺類で他人うどんや他人蕎麦を取り扱う飲食店も存在する。
脚注
[編集]- ^ 広辞苑 第六版【他人丼】
- ^ 継子丼 - コトバンク
- ^ “開化丼じゃない? 牛肉の入った丼を「他人丼」と呼ぶ関西”. ITmedia NEWS (2013年3月16日). 2021年5月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年8月22日閲覧。
- ^ 広辞苑 第六版【開化丼】
- ^ “親子丼のように卵がふわとろな「豚生姜丼」をなか卯で食べてみました”. GIGAZINE (2015年1月21日). 2022年8月14日閲覧。