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今村好信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今村 好信(いまむら よしのぶ、1919年(大正8年)12月3日 - )は、日本の技術者。 日立機電工業の元取締役社長、名誉相談役大日本帝国海軍魚雷艇開発史についての著作がある。

略歴

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1919年12月3日に、愛媛県上分町(現在の四国中央市の一部)で、今村家の二男一女の次男として生まれる。愛媛県立三島中学校(愛媛県立三島高等学校の前身の旧制中学校)、松山高等学校理科乙類を経て、1942年9月に東京帝国大学工学部機械工学科を卒業する。

大学卒業後、日立製作所に入社するが、太平洋戦争中であったため、ただちに海軍の短期現役技術科士官に志願する。見習尉官としての半年の教育を経て、造機技術大尉(第32期技術科士官)として呉海軍工廠造機部機械工場や艦政本部5部で服務し、新兵器であった魚雷艇のエンジン開発などに従事する。海軍軍需局勤務で終戦を迎え、予備役編入。

戦後は日立製作所に復帰し、電子管や照明、半導体事業に携わる。取締役事業電子本部長を最後に、日立機電工業の専務取締役として転出、取締役社長を経て相談役、名誉相談役を務める。戦時中の体験や学友・海軍同期・日立製作所の同僚らの協力により、2003年に『日本魚雷艇物語』を上梓。

主要著作物

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  • 『日本魚雷艇物語―日本海軍高速艇の技術と戦歴』 光人社、2003年。
  • 『わだち』 前編
  • 『我が家の猫物語―共にくらして半世紀』(私家本)
  • 『わだち』 後編(未出版)

参考文献

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  • 今村好信 『日本魚雷艇物語―日本海軍高速艇の技術と戦歴』 光人社〈光人社NF文庫〉、2012年。

外部リンク

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今村好信 (@91oldman) - X(旧Twitter)