人民大学習堂
この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
人民大学習堂 Great People's Study House | |
---|---|
2015年撮影 | |
施設情報 | |
正式名称 | 朝鮮語: 인민대학습당 |
専門分野 | 総合 |
開館 | 1982年 |
所在地 | 朝鮮民主主義人民共和国・平壌市中区域中城洞 |
位置 | 北緯39度01分13秒 東経125度44分59秒 / 北緯39.02028度 東経125.74972度座標: 北緯39度01分13秒 東経125度44分59秒 / 北緯39.02028度 東経125.74972度 |
公式サイト | http://www.gpsh.edu.kp |
地図 | |
プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館 |
人民大学習堂 | |||||||
朝鮮語 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
チョソングル | 인민대학습당 | ||||||
漢字 | 人民大學習堂 | ||||||
|
人民大学習堂(じんみんだいがくしゅうどう)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌市中区域にある国立図書館、総合学術サービス施設である。
概要
[編集]北朝鮮国営外国文出版社のHPによれば「チュチェ思想教育と科学技術、文化知識普及の拠点として、朝鮮における全社会のインテリ化の中心基地であり、勤労者の通信総合大学」とされ、図書館と通信制大学を有する[1]。
建物
[編集]1979年12月2日に着工し、1年9か月後の1982年8月に完成した[1]。「大記念碑的創造建設」計画の下、金日成古希慶祝事業の一環として[2]主体思想塔、凱旋門、金日成競技場とともに建設が始まった[3]。朝鮮古来の建築様式を近代建築に適用したデザインで、10階建てである[1]。6階のサロンにはテラスがあり、正面には主体思想塔が見える[2]。同大学習堂と路面を隔てた前面に、同国の軍事パレードで使用される主席壇が有る。
1983年4月には開館一周年を記念した70チョン切手が発行された[2]。
設備
[編集]建築面積は約10万平方メートルで、図書閲覧室、語学講座教室、自習者が各分野の専門家に直接質問が出来る質疑応答室[3]、コンピューターによる情報サービスセンター、会議室など約600の部屋を有する[2]。1991年以前においては、学習堂内の学習機器やコンピューター機器はソニー、シャープ、日立、学研などの日本製品がほとんどを占めていた[3]。
図書館の蔵書能力は約3,000万冊とされる[2]。外国語の図書を翻訳して書籍化、音声テープ化する作業も行なっている[1]。
日本語書籍の書架には科学技術関連の書籍が多く、特にコンピューター関連の書籍が目立ったという[3]。これらの蔵書を書庫から取り出すのは自動化されているとされる[1]。「慣性運搬装置」という特殊な機械を採用しているが、1987年の時点では稼動しておらず、館内の書棚には図書が分類もされずに無造作に並んでいた[要出典]。また、金日成と金正日の著書を紹介するショーケースが配されている[4]。
画像
[編集]-
中央ホール
-
閲覧室
-
陳列された図書
-
電子閲覧室
-
マルチメディア外国語学習室
-
ライトアップ
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e “常識>人民大学習堂”. Nenara-朝鮮民主主義人民共和国. 朝鮮民主主義人民共和国外国文出版社. 2011年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e 内藤陽介『北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国』竹内書店新社 2001年 ISBN 4-8035-0316-8[要ページ番号]
- ^ a b c d 高田清「聞くと見るとの鮮明な違い」若林煕・唐笠文男 編『資料・朝鮮民主主義人民共和国』 『資料・朝鮮民主主義人民共和国』刊行会 1991年[要ページ番号]
- ^ 加藤将輝・著、中森明夫・プロデュース『北朝鮮トリビア』飛鳥新社 2004年 ISBN 978-4-87031-619-5[要ページ番号]