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井関弘太郎

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井関 弘太郎(いせき ひろたろう、1924年9月24日 - 2002年6月27日)は、日本地理学者理学博士[1]名古屋大学名誉教授。日本第四紀学会会長など歴任。

来歴

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東京都生まれ。1944年9月、駒澤大学専門部歴史地理科卒業(第14回生)[2]1948年京都帝国大学文学部史学科卒業[3]。同年、駒澤大学専任講師として着任[4]1949年、助教授[5]

1951年、名古屋大学文学部講師。助教授を経て教授、文学部長を歴任。1961年「冲積平野の地形発達」で東京大学理学博士

1983年9月10日から1994年5月31日まで、名古屋地理学会 第4代会長[6]1985年1986年度、日本第四紀学会会長[7]

1988年名古屋大学を定年退官し、名誉教授。その後、中部大学教授となり、1992年退職。1996年、日本第四紀学会名誉会員[8]

受賞

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著書

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  • 井関弘太郎『三角州』朝倉書店〈現代地理学シリーズ ; 2〉、1972年。NDLJP:9668830https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001120655。「国立国会図書館デジタルコレクション」 
  • 地形地質地盤の概況」愛知県防災会議地震部会編 愛知県防災会議地震部会 1980.2
  • 井関弘太郎『沖積層の分布と液状化現象』愛知県防災会議地震部会〈愛知県の地質・地盤〉、1980年。NDLJP:9670680https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001459896。「国立国会図書館デジタルコレクション」 
  • 井関弘太郎『沖積平野』東京大学出版会〈UP earth science〉、1983年。ISBN 4130650629 
  • 「車窓の風景科学」東海叢書, 24)名古屋鉄道 1994

共著、編著

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  • 濃美平野の地形構造と地盤沈下多田文男, 井関弘太郎 総理府資源調査会事務局 1955.4
  • 「考古学研究の歴史と現状」三上次男編(日本考古学講座, 第2巻)河出書房 1955.10
  • 「人文地理 : 体系学習」小川徹, 井関弘太郎著 清水書院 1958.11
  • 「咲畑貝塚 : 愛知県知多郡師崎町」磯部幸雄 [ほか著] ; 師崎中学校編集 師崎中学校 1960.1
  • 「体系学習人文地理」小川徹, 井関弘太郎著 清水書院 1962
  • 「地域における住宅建設計画の方法論的研究」上野裕也, 井関弘太郎, 木原健太郎(調研, B.I-29)日本住宅公団建築部調査研究課 1967.5
  • 「風土と生活」竹内理三編(古代の日本, 2)角川書店 1971.3
  • 「日本における完新世海水準資料」研究代表者 井関弘太郎 [出版者不明] 1979.3
  • 「完新世における旧海水準の認定とその年代に関する研究」研究代表者 井関弘太郎 [出版者不明] 1980.3
  • 「土壌学と考古学」久馬一剛, 永塚鎮男編 博友社 1987.11
  • 「日本における沖積平野・沖積層の形成と第四紀末期の自然環境とのかかわりに関する研究」井関弘太郎 ほか著 [出版者不明] 1988.3
  • 「明治・昭和東海都市地図 - 1:25000/1:10000」井関弘太郎 監修・解説、清水靖夫編 柏書房 1996.11

訳書

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論文

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出典

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  1. ^ 井関弘太郎『冲積平野の地形発達』東京大学〈理学博士 報告番号不明〉、1961年。 NAID 500000321201https://id.ndl.go.jp/bib/000007823169 
  2. ^ 第1章 2. 地理学科通史」『駒澤地理』41(別冊)、駒澤大学文学部地理学教室・駒澤大学応用地理研究所、2005年、37頁、2024年7月9日閲覧 
  3. ^ 京都大学地理学談話会「京都大学地理学談話会会報 第10号」『会報』第10巻、地理学談話会、1999年、5頁、hdl:2433/2592692024年7月9日閲覧 
  4. ^ 多田文男「駒沢大学地理学科の生いたち」『駒澤地理』第14巻、駒澤大学文学部地理学教室、1978年3月、10頁、CRID 1050001338233603712ISSN 0454241X2024年7月9日閲覧 
  5. ^ 地理学教室の歴史”. 駒澤大学 地理学教室. 2024年1月13日閲覧。
  6. ^ 名古屋地理学会役員”. 名古屋大学 地理学教室 (2023年7月1日). 2024年1月13日閲覧。
  7. ^ 日本第四紀学会 歴代役員”. 日本第四紀学会. 2024年1月13日閲覧。
  8. ^ 名誉会員一覧”. 日本第四紀学会. 2024年1月13日閲覧。

外部リンク

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