コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

井口和明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いぐち かずあき
井口 和明
居住 日本の旗 日本
研究分野 薬学
研究機関 静岡薬科大学
静岡県立大学
出身校 静岡薬科大学薬学部卒業
静岡薬科大学大学院
薬学研究科博士課程修了
主な業績 疲労、ストレス、神経疾患
関する内分泌生理学的研究
ホルモン神経ペプチド
高感度イムノアッセイ系の
開発と臨床応用
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

井口 和明(いぐち かずあき)は、日本の薬学者免疫化学ペプチド化学内分泌生理学)。学位は薬学博士静岡薬科大学1985年)。静岡県立大学薬学部講師・大学院薬学研究院講師。

静岡薬科大学薬学部助手、静岡県立大学薬学部助手などを歴任した。

来歴

[編集]

生い立ち

[編集]

静岡県設置・運営する静岡薬科大学に進学し[1][† 1]薬学部製薬学科にて学んだ[1]1980年昭和55年)3月、静岡薬科大学を卒業した[1]。そのまま静岡薬科大学の大学院に進学し[1]薬学研究科にて学んだ[1]1985年(昭和60年)3月、静岡薬科大学の大学院における博士課程を修了した[1]。それに伴い、薬学博士の学位を取得した[2]

薬学者として

[編集]

1985年(昭和60年)4月、母校である静岡薬科大学に採用され、薬学部の助手に就任した[3]。しかし、静岡薬科大学は、同じく静岡県が設置・運営している静岡女子大学静岡女子短期大学と統合・再編されることになり、新たに静岡県立大学が発足した[† 2]。井口は引き続き静岡県立大学に勤めることになり、1991年平成3年)4月には薬学部の講師に昇任した[3]。その後、静岡県立大学は静岡県から県と同名の公立大学法人に移管されたが、引き続き講師として勤務した。薬学部においては、主として薬科学科の講義を担当し[4]、統合生理学分野を受け持った[4][5]。この分野は、静岡薬科大学の薬学部に置かれた生物薬品化学教室の流れを汲んでおり[6]矢内原昇[6]星野稔[6]武田厚司[6]、といった教授らが主宰してきたゼミである[6]。また、静岡県立大学の大学院においては、薬学研究科の講師を兼務することとなった[† 3]。その後、大学院に研究院・学府制が導入されることになり、薬学研究科は生活健康科学研究科と統合され、2研究院1学府に再編された。それに伴い、新設された薬学研究院の講師を兼務することとなった[4]。大学院においては、主として薬食生命科学総合学府の講義を担当し、統合生理学教室を担当した[4][5]

研究

[編集]

専門は薬学であり、特に免疫化学ペプチド化学内分泌生理学といった分野の研究に従事した[7]。具体的には、内分泌生理学の観点から[8]、疲労やストレス、および、神経疾患についての研究に取り組んだ[8]。また、ホルモン神経ペプチドの高感度イムノアッセイ系の開発や[8]、その臨床への応用について取り組んだ[8]。学術団体としては、日本薬学会[9]日本生化学会[9]、日本ペプチド学会[9]、日本臨床化学会[9]、日本内分泌学会[9]、日本神経内分泌学会[9]、日本疲労学会[9]、日本抗加齢医学会[9]、日本フードファクター学会[9]、間脳・下垂体・副腎系研究会[9]、などに所属した。

略歴

[編集]

脚注

[編集]

註釈

[編集]
  1. ^ 静岡薬科大学は、のちに静岡県立大学の源流の一つとなった。
  2. ^ 静岡県立大学は、のちに静岡県から静岡県公立大学法人に移管された。
  3. ^ 静岡県立大学大学院薬学研究科は、のちに静岡県立大学大学院薬学研究院薬食生命科学総合学府の源流の一つとなった。

出典

[編集]

関連人物

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
  • 井口 和明 - KAKEN 科学研究費助成事業データベース
  • 論文一覧(KAKEN
  • 日本の研究.com:494767
  • Home - 井口が所属した研究室の公式ウェブサイト