五虎湯
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五虎湯(ごことう)とは漢方薬の一種で、麻杏甘石湯に桑白皮を加えた漢方薬である。 出典は明代の『万病回春』[1]。 五種類の生薬を用い、五臓の肺の守護神が白虎であることから五虎湯と名付けられた。
構成生薬
[編集]石膏(セッコウ) 10.0 麻黄(マオウ) 4.0 杏仁(キョウニン) 4.0 甘草(カンゾウ) 2.0 桑白皮(ソウハクヒ) 2.0
用法
[編集]成人に1日6.0gを2~3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。 中間証の人に用い、一般に高齢者や虚弱な人には用いない。 妊婦、授乳婦に対する安全性は確立されておらず、危険性より有効性が上回ると判断されるときのみ使用する。
適応症
[編集]感冒、気管支喘息、急・慢性気管支炎、気管支拡張症など喘鳴、呼吸困難を伴う激しいせきで、口渇や発汗が認められるものに使用する。
副作用
[編集]偽アルドステロン症、ミオパシー、不眠、動悸、頻脈、発汗過多、精神興奮、胃の不快感、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、発疹、かゆみ、排尿障害
併用注意
[編集]エフェドリン含有製剤 MAO阻害剤 カテコールアミン製剤 甲状腺製剤
その他注意
[編集]- 小児等に対する安全性は使用実績が少ないため確立されていない。
- 吸湿性があるので開封後の取り扱いに注意する。
脚注
[編集]関連項目
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