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二酸化キセノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
二酸化キセノン
識別情報
CAS登録番号 12340-14-6
特性
化学式 XeO2
モル質量 163.28 g mol−1
構造
分子の形 平面四角形
関連する物質
関連物質 三酸化キセノン
四酸化キセノン
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

二酸化キセノン(にさんかキセノン、: xenon dioxide)は、化学式が XeO2 と表されるキセノン酸化物である。2.00 mol/Lの硫酸中、0 °C四フッ化キセノン加水分解することによって、2011年に初めて合成された[1]

これは、キセノンおよび酸素の配位数がそれぞれ4、2の鎖状あるいは網状構造をとる。キセノンは4つの配位子と2対の孤立電子対をもつ (AX4E2) ため、VSEPR理論と矛盾しない平面四角形である。

出典

[編集]
  1. ^ Brock, David S.; Schrobilgen, Gary J. (2011), “Synthesis of the Missing Oxide of Xenon, XeO2, and Its Implications for Earth’s Missing Xenon”, Journal of the American Chemical Society 133 (16): 6265–6269, doi:10.1021/ja110618g, PMID 21341650