二十五、二十一
二十五、二十一 | |
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ジャンル |
テレビドラマ ロマンティック 青春 |
企画 |
ホン・ギソン(tvN) スタジオドラゴン(キム・ヨンギュ) |
脚本 | クォン・ドウン |
監督 | チョン・ジヒョン |
出演者 |
キム・テリ ナム・ジュヒョク ボナ(宇宙少女) チェ・ヒョヌク イ・ジュミョン 他 |
音楽 | イム・ハヨン |
製作 | |
プロデュース |
キム・ソンデ キム・ボムレ ホ・ソグォン パク・ホンジュ |
制作 | ユン・ハリム |
製作 |
スタジオドラゴン ファ&ダムピクチャーズ |
放送 | |
放送チャンネル | tvN Netflix |
放送国・地域 | 韓国 |
放送期間 | 2022年2月12日 - 2022年4月3日 |
放送時間 | 毎週土・日曜日21:10 - 22:40 |
放送枠 | 土曜日・日曜日 |
放送分 | 70分 |
回数 | 16 |
公式ウェブサイト |
二十五、二十一 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 스물다섯 스물하나 |
発音: | スムルタソッ スムルハナ |
日本語読み: | にじゅうご にじゅういち |
英題: | Twenty-Five Twenty-One |
朝: 스물다섯 스물하나)は、韓国のtvNで2022年2月12日から同年4月3日まで放送されたテレビドラマ。日本では、動画配信サービスのNetflixで配信されている[1][2]。
(にじゅうご、にじゅういち、概要
[編集]本作は、未曾有の経済危機に揺れる1990年代の韓国を主な背景に、時代の混乱の中で出会った若者たちの愛と青春の物語である。誰しもの記憶のどこかにおぼろげに残る、フィルターで補正され、美化された可笑しくも切ない青春時代を描く。
主演は、映画『お嬢さん』や『スペース・スウィーパーズ』、テレビドラマ『ミスター・サンシャイン』などで主演を務めたキム・テリと、テレビドラマ『スタートアップ: 夢の扉』や『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』などで知られるナム・ジュヒョク[3][4]。監督は、『恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜』や『君は私の春』、『ザ・キング: 永遠の君主』などのテレビドラマで監督を務めたチョン・ジヒョンが担当し、同じく『恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜』などを執筆したクォン・ドウンが脚本を務めた[5]。
韓国では、第2話から3週連続で同時間帯の視聴率1位を記録[6][7]。また、グッドデータコーポレーションが発表したテレビドラマ話題性部門で4週連続1位となり、ドラマ出演者話題性部門でもキム・テリが1位、ナム・ジュヒョクが2位に計3週ランクイン[6][8][9]。コンテンツ影響力指数(CPI Powered by RACOI)でもドラマ部門1位を獲得するなど注目を集めた[10]。
なお、2022年時点の韓国では主に数え年が用いられており、本作の登場人物の年齢も数え年のものである[注 1]。
ストーリー
[編集]新型コロナウイルス感染症の世界的流行のさなかにある現代の韓国。41歳のナ・ヒド(キム・ソヒョン)は一人娘のミンチェ(チェ・ミョンビン)をバレエコンクールに送り出すが、ミンチェは本番直前で逃げ出してしまう。バレエを続けるかどうか悩むミンチェは、祖母の家でヒドの学生時代の日記を発見し、母親の知られざる過去を手繰り始める。
時は遡り、1998年、アジア通貨危機及びIMF経済危機下の韓国。ソンジュン女子高校のフェンシング部に所属していた18歳のヒド(キム・テリ)は、アナウンサーの母親と2人暮らしをしながら部活動に精を出していた。幼い頃はフェンシング界の神童と呼ばれていたヒドだったが、成績は伸び悩み、負け続きの毎日。そんな彼女の密かな心の支えは、フェンシングの韓国代表で国際大会金メダリストのコ・ユリム(ボナ)。同い年で憧れのユリムのライバルになるべく練習に励むが、経済危機のあおりを受けてフェンシング部が廃部に。夢を諦めきれないヒドは、ユリムが在籍するテヤン高校に転校し、彼女と同じフェンシング部に入部するという妙案を思いつく。問題を起こした生徒には「強制転校」という罰則が科せられることを知り、あの手この手で騒動を起こそうとするヒド。しかし、母親の猛反対もあって計画は難航する。
裕福な家庭で何不自由ない生活を送っていた22歳のペク・イジン(ナム・ジュヒョク)もまた、経済危機の余波で父親の会社が倒産し、生活が一変。家族は離散し、新聞配達や貸本屋のアルバイトで生計を立てていた。ある日、新聞配達の道中でヒドに出会ったイジンは、その天真爛漫な性格に気圧されながらも度々交流をもつようになる。時代の波に翻弄され夢を諦めたイジンと、それでも夢を追い続けるヒド。彼女たちの長く瑞々しい青春が始まる。
登場人物
[編集]主要人物
[編集]- ナ・ヒド
- 演 - キム・テリ(幼少期:オク・イェリン / 中年期:キム・ソヒョン)
- ソンジュン女子高校のフェンシング部員だったが、IMF経済危機の影響で廃部となったためテヤン高校に転校。念願叶って憧れのユリムの所属するフェンシング部で活動することになる。幼い頃は天才と呼ばれるほどのフェンシングの腕前だった。時代の混乱や周囲の反対など障壁に阻まれながらも、フェンシングに情熱を懸け続ける。
- ペク・イジン
- 演 - ナム・ジュヒョク
- 新聞配達や貸本屋でアルバイトを行っている。企業経営者の息子で名門大学に通うなど充実した日々を送っていたが、IMF経済危機の影響で親の企業が倒産し、大学も休学を余儀なくされる。高校時代はテヤン高校に通い、放送部やバンド部に所属していた。
- コ・ユリム
- 演 - ボナ(宇宙少女)(幼少期:キョン・ダウン)
- テヤン高校フェンシング部で、韓国代表として国際大会で金メダルを獲得する実力をもつ。「ゾウの軽食店」という実家の小さな食堂を手伝いながら、ストイックにフェンシングに打ち込む。
- ムン・ジウン
- 演 - チェ・ヒョヌク
- テヤン高校の生徒で、ヒドやユリムのクラスメイト。「7組のイケメン」という異名をもつ、当時のインフルエンサー的存在。バンド部所属で、「ジャングルの王子」というバンドでボーカルを担当している。
- チ・スンワン
- 演 - イ・ジュミョン
- テヤン高校の生徒で、ヒドやユリムのクラスメイト。学級委員であり、放送部に所属する。学年1位の成績を誇る秀才である一方で、海賊放送のラジオDJも務めている。
ナ・ヒドの周辺人物
[編集]- シン・ジェギョン
- 演 - ソ・ジェヒ
- ヒドの母親。テレビ局UBSのアナウンサーで、9時台のニュースのメインキャスター。
- ヤン・チャンミ
- 演 - キム・ヘウン
- テヤン高校フェンシング部のコーチ。
- キム・ミンチェ
- 演 - チェ・ミョンビン
- ヒド(中年期)の娘。幼少期からバレエを習っている。
ペク・イジンの周辺人物
[編集]- ペク・イヒョン
- 演 - チェ・ミニョン
- イジンの弟。チェウォン中学校の生徒。
その他の人物
[編集]特別出演
[編集]- コーチ
- 演 - イ・ジュンオク
- ソンジュン女子高校フェンシング部のコーチ(第1・7話)。
- ファン・ボミ
- 演 - チョン・ユミン
- ソンジュン女子高校の生徒。ヒドがテヤン高校に転校するために喧嘩を挑んだ不良(第1話)。
- チョン・ホジン
- 演 - チェ・テジュン
- フェンシング韓国代表選手(第6・12話)。
- パクPD
- 演 - ユン・ジュマン
- UBSバラエティ局のプロデューサー(第9・10話)。
- ソ・ヨンソン
- 演 - ユン・セウン
- テヤン高校の学年主任(第12話)。
- キム・ジュノ
- 演 - キム・ジュノ
- 韓国のフェンシング選手(第13話)。
- 携帯電話代理店の店主
- 演 - キム・ナムヒ
- カップル料金制を解約するため、ヒドとイジンから同意書をもらった店主(第16話)。
- ペク・イヒョン(青年期)
- 演 - カン・フン
- イジンの弟(第16話)。
放送日程
[編集]放送話 | 韓国放送日 | 韓国視聴率[注 2] | 放送話 | 韓国放送日 | 韓国視聴率[注 2] | ||
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全国 | 首都圏 | 全国 | 首都圏 | ||||
第1話 | 2022年2月12日 | 6.370% | 7.799% | 第10話 | 2022年3月13日 | 10.879% | 12.660% |
第2話 | 2022年2月13日 | 8.010% | 8.867% | 第11話 | 2022年3月19日 | 10.887% | 12.410% |
第3話 | 2022年2月19日 | 8.182% | 8.981% | 第12話 | 2022年3月20日 | 10.675% | 12.528% |
第4話 | 2022年2月20日 | 8.787% | 9.972% | 第13話 | 2022年3月26日 | 9.927% | 11.001% |
第5話 | 2022年2月26日 | 7.956% | 8.960% | 第14話 | 2022年3月27日 | 10.308% | 11.451% |
第6話 | 2022年2月27日 | 9.817% | 11.065% | 第15話 | 2022年4月2日 | 9.592% | 10.302% |
第7話 | 2022年3月5日 | 9.718% | 10.380% | 第16話 | 2022年4月3日 | 11.513% | 12.636% |
第8話 | 2022年3月6日 | 10.900% | 11.734% | ||||
第9話 | 2022年3月12日 | 10.622% | 12.043% | 視聴率平均 | 9.636% | 10.799% |
音楽
[編集]オリジナルサウンドトラック
[編集]Part.1
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
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1. | 「Starlight」 | テイル(NCT) | |
2. | 「Starlight」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.2
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
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1. | 「눈이 부시도록 너를 비춰줄게」(Shine on You with Blinding Flash of Light) | ペ・ギソン | |
2. | 「눈이 부시도록 너를 비춰줄게」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.3
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「아주, 천천히」(Very, Slowly) | BIBI | |
2. | 「아주, 천천히」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.4
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「존재만으로」(Your Existence) | Wonstein | |
2. | 「존재만으로」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.5
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Go!」 | ドギョム(SEVENTEEN) | |
2. | 「Go!」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.6
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「Stardust love song」 | ジヒョ(TWICE) | |
2. | 「Stardust love song」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.7
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「With[注 3]」 | キム・テリ、ナム・ジュヒョク、ボナ(宇宙少女)、チェ・ヒョヌク、イ・ジュミョン | |
2. | 「With」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.8
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「가보자」(Free) | Xydo | |
2. | 「가보자」(Inst.) | ||
合計時間: |
Part.9
[編集]# | タイトル | アーティスト | 時間 |
---|---|---|---|
1. | 「너의 세상」(Your World) | SURL | |
2. | 「너의 세상」(Inst.) | ||
合計時間: |
その他
[編集]- 「스물다섯, 스물하나」 – 韓国のバンドである紫雨林のアルバム『Goodbye, grief.』(2013年発売)に収録されている本作の原題と同名の楽曲で、予告編や本編で使用されている。
- 「해결사(The Solver)」 – 韓国のアイドルグループである神話のアルバム『신화』(1998年発売)に収録されている楽曲。フェンシングの韓国代表選手になるためにヤンコーチがヒドに与えた練習メニューの一つであるダンスの指定楽曲として使用されている。
受賞歴
[編集]2022年度
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 満年齢を用いている日本を含むその他の国においては、主として作中で言及されている年齢より1歳下となる。
- ^ a b AGBニールセン調査による韓国国内の視聴率。
- ^ 「With」の音源売上収益金約5,000万ウォン(約500万円)は、歌唱者であるキム・テリ、ナム・ジュヒョク、ボナ、チェ・ヒョヌク、イ・ジュミョンの意向により、 2022年8月に韓国で発生した記録的豪雨による水害の義援金として全額寄付された[11]。
出典
[編集]- ^ “キム・テリとナム・ジュヒョクが好演の『二十五、二十一』 コロナ禍に刺さる悩みと言葉”. Real Sound. (2022年2月18日) 2022年2月18日閲覧。
- ^ “キム・テリ&ナム・ジュヒョクら、豪華キャストのメッセージをKstyle独占公開!Netflix最新作「二十五、二十一」大好評配信中”. Kstyle. (2022年2月21日) 2022年2月21日閲覧。
- ^ “キム・テリ&ナム・ジュヒョク、新ドラマ「二十五、二十一」で3度目の共演“2人とも初対面と勘違い”(総合)”. Kstyle. (2022年2月9日) 2022年2月9日閲覧。
- ^ “人気ドラマ『二十五、二十一』で“無限の肯定”を見せる女優キム・テリは、ヒーリングそのものだ”. スポーツソウル日本版. (2022年2月26日) 2022年2月26日閲覧。
- ^ “キム・テリ&ナム・ジュヒョク出演、新ドラマ「二十五、二十一」スチールカットを公開…愉快かつ切ない青春物語”. Kstyle. (2021年12月24日) 2021年12月24日閲覧。
- ^ a b “韓国では視聴率1位!Netfix配信ドラマ『二十五、二十一』、人気俳優2人が見せる“青春コンビ”に期待”. スポーツソウル日本版. (2022年2月17日) 2022年2月17日閲覧。
- ^ “ドラマ「二十五、二十一」キム・テリ×ナム・ジュヒョク、触れそうな「駆け引きフェンシング試合」ツーショット”. WoW!Korea. (2022年2月20日) 2022年2月20日閲覧。
- ^ “新ドラマ…ナム・ジュヒョク、ソン・イェジン、ソン・ガンを抜いて話題性1位になった女優は?”. WoW!Korea. Mydaily. (2022年3月3日) 2022年6月16日閲覧。
- ^ “ドラマ「二十五、二十一」、4週連続ドラマ話題性1位&キム・テリが出演者話題性1位”. もっと!コリア. (2022年3月10日) 2022年3月10日閲覧。
- ^ “俳優チェ・テジュン、パク・シネと結婚後初の活動はドラマ「二十五、二十一」特別出演”. WoW!Korea. (2022年2月25日) 2022年2月25日閲覧。
- ^ “キム・テリからナム・ジュヒョクまで、ドラマ「二十五、二十一」出演者が大雨による被災者のために約500万円を寄付”. Kstyle. (2022年8月19日) 2022年8月19日閲覧。
- ^ a b “2PM ジュノ&キム・テリが2冠に!「第58回百想芸術大賞」大賞は「イカゲーム」とリュ・スンワン監督(総合)”. Kstyle. (2022年5月7日) 2022年5月7日閲覧。
- ^ “ハ・ジョンウ、Netflixシリーズ「ナルコの神」で「コリアドラマアワーズ」大賞を受賞…キム・ボム&シン・ヒョンビンが最優秀演技賞に”. Kstyle. (2022年10月9日) 2022年10月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]tvN 土日ドラマシリーズ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
不可殺 -永遠を生きる者-
(2021年12月18日 - 2022年2月6日) |
二十五、二十一
(2022年2月12日 - 2022年4月3日) |
私たちのブルース
(2022年4月9日 - 2022年6月5日) |