予の辞書に不可能という言葉はない
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予の辞書に不可能という言葉はない(よのじしょにふかのうということばはない Impossible n'est pas français)は、ナポレオン・ボナパルトによって残された言葉。
概要
[編集]自らには不可能なことはないということ、または世の中には不可能なことはないということを意味する[1]。自信に満ちた人などがよく口にする、意識過剰を現す句[2]。
ナポレオン・ボナパルト
[編集]この言葉は1800年の吹雪のアルプスを越える際にナポレオン・ボナパルト本人が放った言葉であるという説がある。だが他にもいくつもの説がある。実際は不可能という言葉は意気地なしの逃げ口調であると言っていたという説や、不可能という言葉は弱さの言い訳に過ぎないと言ったのが誤って伝えられたという説がある[3]。
小学館の故事成語を知る辞典では、1813年9月7日にナポレオン・ボナパルトからマロワ将軍に宛てられた手紙の一節に、フランス語には不可能という言葉は無いとある。ここから予の辞書に不可能という言葉はないという言葉へと変化して、日本語ではこのような形で定着している[1]。
脚注
[編集]- ^ a b 故事成語を知る辞典. “予の辞書に不可能という言葉はない(よのじしょにふかのうということばはない)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年4月26日閲覧。
- ^ “不可能という言葉は我が辞書には存在せぬ | 会話で使えることわざ辞典 | 情報・知識&オピニオン imidas - イミダス”. 情報・知識&オピニオン imidas. 2024年4月26日閲覧。
- ^ “レファレンス事例詳細”. 国立国会図書館. 2024年4月26日閲覧。