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九大学研都市駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
九大学研都市駅
北口(2019年5月)
きゅうだいがっけんとし
Kyūdai-Gakkentoshi
JK03 今宿 (1.3 km)
(1.6 km) 周船寺 JK05
地図
所在地 福岡市西区北原一丁目1番1号
北緯33度34分41.38秒 東経130度15分35.56秒 / 北緯33.5781611度 東経130.2598778度 / 33.5781611; 130.2598778座標: 北緯33度34分41.38秒 東経130度15分35.56秒 / 北緯33.5781611度 東経130.2598778度 / 33.5781611; 130.2598778
駅番号 JK  04 
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 筑肥線
キロ程 6.5 km(姪浜起点)
電報略号 トシ
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線[1]
乗車人員
-統計年度-
8,985人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 2005年平成17年)9月23日[2]
備考 業務委託駅
みどりの窓口
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南口(2018年10月)

九大学研都市駅(きゅうだいがっけんとしえき)は、福岡市西区北原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)筑肥線である。駅番号JK04

2005年10月1日に開校した九州大学伊都キャンパスの玄関口として開業した。平日のみ快速の停車駅となっていたが、2014年3月15日より、土曜・休日も快速が停車するようになった[3]

歴史

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九州大学移転事業に伴って進められている伊都土地区画整理事業の一環として設置された駅である。今宿 - 周船寺間が高架化された1999年時点で、既に当駅の設置も決定しており準備工事がなされていた。2005年に九州大学伊都キャンパスが開校するのにあわせて駅として開業した。

年表

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駅構造

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島式ホーム1面2線を有する高架駅

JR九州サービスサポートが駅業務を行う業務委託駅で、みどりの窓口マルス)が設置されている。自動改札機を備え、SUGOCAの使用が可能である。駅構内には九大の大学生協が経営する売店のほか、不動産屋、歯科医院、居酒屋が入居する。売店は2012年8月に閉店し、9月には跡地にファミリーマートおよび喫茶店(コーヒーショップ)が開店した。

のりば

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のりば 路線 方向 行先
1 JK 筑肥線 上り 天神博多福岡空港方面
2 下り 西唐津方面

利用状況

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2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員8,985人であり筑肥線では最も多い[8]

JR九州及び糸島市統計白書によると、近年の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。

年度 1日平均
乗車人員
出典
2005年 1,278 [9]
2006年 3,085
2007年 3,652
2008年 4,122
2009年 4,957
2010年 5,799 [10]
2011年 6,257 [11]
2012年 6,610 [12]
2013年 7,173 [13]
2014年 7,542 [14]
2015年 8,036 [15]
2016年 8,264 [16]
2017年 8,695 [17]
2018年 9,535 [18]
2019年 9,660 [19]
2020年 6,531 [20]
2021年 7,302 [21]
2022年 8,258 [22]
2023年 8,985 [8]

駅周辺

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福岡市の西端部に立地している。国道202号(現道)より500 mほど南側にあり、駅の600 m南側を国道202号(今宿バイパス)と福岡前原有料道路が通っている。幹線道路から離れた場所であり、駅が開設される前は周辺一面に田畑が広がっていたが、九州大学伊都キャンパスへの交通の拠点として駅前の整備と商業施設の進出が進んだ。

九州大学伊都キャンパスの玄関口であるが、当駅から同キャンパスまでは5 kmほど離れており、駅とキャンパスの間を徒歩で移動することは一般的ではない。交通手段としてはキャンパスへの路線バスが運行されているほか、タクシーも常駐している。

バス路線

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北口ロータリーのバス停(1・2番のりば)
昭和自動車私有地に設置されたバス停(3・4番のりば)
昭和バス
九州大学線
[1] 九大学研都市駅 → 北原 → 周船寺 → 富士見 → 産学連携交流センター → 九大総合グラウンド( → 伊都営業所 又は 九大伊都協奏館)
[1A] 九大学研都市駅 → 北原 → 周船寺 → 富士見 → 九大東ゲート → 九大総合グラウンド( → 伊都営業所)
[1H] 九大学研都市駅 → 北原 → 周船寺 → 富士見 → 産学連携交流センター → (学内通過) → 九大伊都協奏館
[2] 九大学研都市駅 → 横浜西 → 産学連携交流センター → 九大総合グラウンド( → 伊都営業所)
[2A] 九大学研都市駅 → 横浜西 → 九大東ゲート → 九大総合グラウンド( → 伊都営業所)
[2A] 九大学研都市駅 → 横浜西 → 九大東ゲート → 九大農学部 → 仏青寮前( → 一蘭の森 糸島)
[2M] 九大学研都市駅 → 横浜西 → 元岡 → 九大総合グラウンド → 伊都営業所
[3] 九大学研都市駅 → (学園通経由) → 産学連携交流センター → 九大総合グラウンド( → 伊都営業所)
[3快速] 九大学研都市駅 → (学園通経由 ゲートウェイ・元岡郵便局前・元岡小学校前通過) → 産学連携交流センター → 九大総合グラウンド ( → 伊都営業所) ※平日のみの運行
[4] 九大学研都市駅 → (学園通経由) → 産学連携交流センター → 九大東ゲート ※平日のみの運行
西の浦線
[5A-1] 九大学研都市駅 → 今宿駅前 → 今津 → 大原 → 小田 → 宮の浦 → 西の浦
[5A-2] 九大学研都市駅 → 今宿駅前 → 今津 → 大原 → 小田 → 宮の浦 → 西の浦 → 二見ヶ浦 → 伊都営業所
[5B-2] 九大学研都市駅 → 横浜西 → 今津 → 大原 → 小田 → 宮の浦 → 西の浦 → 二見ヶ浦 → 伊都営業所
糸島コミュニティバス
[30] 九大学研都市駅 → 周船寺駅 → 高田 → 浦志 → 前原駅北口
[31K] 九大学研都市駅 → 周船寺駅 → 伊都国歴史博物館 → 雷山の森

3・4番系統については、当駅北口のロータリーに隣接する昭和自動車の私有地に設置されたバス停から発車する。

その他

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  • 当駅の所在地は福岡市であるが、筑肥線が姪浜駅までであり、福岡市内の他線とJRだけでつながっていないため、旅客営業規則上の「福岡市内」の駅には含まれていない。なお、筑肥線が博多駅まであった時代には、筑肥線も博多駅 - 周船寺駅が「福岡市内」として扱われていたが、当駅は福岡市地下鉄空港線との直通後に開業したため、「福岡市内」の駅であった時代を持たない。
  • 2017年11月21日にJR九州の在来線(福岡市地下鉄管轄の姪浜駅を除く)で初めてホームドアが設置された。このホームドアは、ミュージシャンでJR九州の車内チャイム発車メロディを手掛ける向谷実が発案し、向谷が代表を務める音楽館日本信号が共同開発した、互い違いに設置したバーを利用した「軽量型」で[5][23][24]、開閉時には向谷が作曲したメロディが流れる特徴がある[25]。当駅での実証試験結果を受け、当駅以外の筑肥線下山門駅 - 筑前前原駅間各駅への2020年度中の設置予定が発表され[7]、2021年3月13日から運用を開始した[26]。また、2021年度には京浜急行電鉄汐入駅でも同型のホームドアの導入が予定されている[27]

隣の駅

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九州旅客鉄道(JR九州)
JK 筑肥線
快速(土休日)
姪浜駅 (JK01) - 九大学研都市駅 (JK04) - 筑前前原駅 (JK08)
快速(平日)・普通
今宿駅 (JK03) - 九大学研都市駅 (JK04) - 周船寺駅 (JK05)

脚注

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  1. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 08号 博多駅・伊万里駅・西戸崎駅ほか81駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2012年9月30日、25頁。 
  2. ^ a b 編集部「9月のメモ帳」『鉄道ピクトリアル』第55巻第12号(通巻第769号)、電気車研究会、2005年12月1日、118頁、ISSN 0040-4047 
  3. ^ a b 平成26年春 筑肥線ダイヤ改正』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2014年1月31日、2頁。オリジナルの2014年2月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20140227095245/http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/e867c26b516af65d49257c71003fa85f/$FILE/%E5%B9%B3%E6%88%9026%E5%B9%B4%E6%98%A5%20%E7%AD%91%E8%82%A5%E7%B7%9A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E6%94%B9%E6%AD%A3.pdf2021年8月3日閲覧 
  4. ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2010年3月16日) 
  5. ^ a b c 軽量型ホームドア実証試験の開始について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2017年9月28日。オリジナルの2017年9月29日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20170929014415/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2017/09/28/170928-004.pdf2017年9月30日閲覧 
  6. ^ 九大学研都市駅 軽量型ホームドアの実証試験 上りホームでの使用開始について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道。オリジナルの2018年8月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180827091321/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2018/08/27/180827-002.pdf2018年8月27日閲覧 
  7. ^ a b c 新型ホームドア 筑肥線(下山門~筑前前原間)へ本格導入』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2019年1月25日。オリジナルの2019年1月27日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190127024653/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2019/01/25/003.pdf2019年1月27日閲覧 
  8. ^ a b 駅別乗車人員上位300駅(2023年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年8月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  9. ^ 糸島市統計白書(運輸・交通) 九州旅客鉄道駅別乗降者数(JR筑肥線)
  10. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成22年度)”. 九州旅客鉄道. 2012年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  11. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成23年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  12. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成24年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  13. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成25年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  14. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成26年度)”. 九州旅客鉄道. 2015年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  15. ^ 駅別乗車人員上位30位(平成27年度)”. 九州旅客鉄道. 2016年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
  16. ^ 駅別乗車人員上位300駅(平成28年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2017年8月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月31日閲覧。
  17. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
  18. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年3月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月27日閲覧。
  19. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月24日閲覧。
  20. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年8月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月25日閲覧。
  21. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2021年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2022年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月2日閲覧。
  22. ^ 駅別乗車人員上位300駅(2022年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2024年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月2日閲覧。
  23. ^ 〜軽量型ホームドア〜 筑肥線九大学研都市駅で実証試験を行います』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2016年12月20日。オリジナルの2020年11月7日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201107100525/http://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2016/12/20/004formdoor.pdf2020年11月7日閲覧 
  24. ^ 向谷実氏考案の「ホームドア」JR九州で実現へ 日本信号と共同開発!重量半減、16年度内に”. 東洋経済オンライン. 東洋経済新報社 (2016年5月26日). 2016年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月7日閲覧。
  25. ^ “JR九州 ホームドア、初の実証実験 向谷さん考案の柵型”. 毎日新聞. (2017年11月22日). オリジナルの2018年1月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180126093003/https://mainichi.jp/articles/20171122/k00/00e/020/289000c 2020年11月7日閲覧。 
  26. ^ 2021年3月にダイヤを見直します』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年12月18日、19頁。オリジナルの2020年12月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201218142214/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/12/18/2021daiyaminaoshi_1_1.pdf2021年3月15日閲覧 
  27. ^ 2021年度末までに、主要5駅に引き続き、更なる駅ホームにおける安全性向上を図ります 新たに6駅にホームドアを設置いたします』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2020年3月2日。オリジナルの2020年7月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200717050138/https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20200302HP_19091TS.pdf2020年11月7日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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