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丸山豊記念現代詩賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

丸山豊記念現代詩賞(まるやまゆたかきねんげんだいししょう)は、詩人の丸山豊を顕彰する目的で福岡県久留米市が1991年に創設した賞[1]。その年に日本国内で発表された現代詩の優秀な作品に贈られる[2]。第1回受賞者は谷川俊太郎[3]。全25回で終了。

第1回から第3回までは安西均川崎洋、第4回から第11回までは川崎洋・森崎和江、第12回から第23回までは清水哲男高橋順子、第24回から第25回までは木坂涼野沢啓が選考委員を務めた[4]

歴代受賞作

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年度 受賞作品名 出版社名 受賞者名 選考委員
第1回 平成4年度 女に マガジンハウス 谷川俊太郎(東京都) 安西均・川崎洋
第2回 平成5年度 上州おたくら?私の方言詩集 思潮社 伊藤信吉(神奈川県) 安西均・川崎洋
第3回 平成6年度 潮の庭から 花神社 加島祥造新川和江(長野県・東京都) 安西均・川崎洋
第4回 平成7年度 鳥の歌 思潮社 朝倉勇(東京都) 川崎洋・森崎和江
第5回 平成8年度 いのち 石風社 みずかみかずよ(福岡県) 川崎洋・森崎和江
第6回 平成9年度 秋山抄 編集工房ノア 安水稔和(兵庫県) 川崎洋・森崎和江
第7回 平成10年度 夷歌 オノ企画 相澤史郎(神奈川県) 川崎洋・森崎和江
第8回 平成11年度 母の耳 土曜美術社出版販売 野田寿子(福岡県) 川崎洋・森崎和江
第9回 平成12年度 風の夜 思潮社 高良留美子(東京都) 川崎洋・森崎和江
第10回 平成13年度 貧乏な椅子 花神社 高橋順子(東京都) 川崎洋・森崎和江
第11回 平成14年度 うめぼしリモコン 理論社 まど・みちお(東京都) 川崎洋・森崎和江
第12回 平成15年度 今、ぼくが死んだら 思潮社 金井雄二(神奈川県) 清水哲男・高橋順子
第13回 平成16年度 エルヴィスが死んだ日の夜 書肆山田 中上哲夫(神奈川県) 清水哲男・高橋順子
第14回 平成17年度 ささ笛ひとつ 思潮社 森崎和江(福岡県) 清水哲男・高橋順子
第15回 平成18年度 ズレる? てらいんく 西沢杏子(東京都) 清水哲男・高橋順子
第16回 平成19年度 幸福 思潮社 井川博年(東京都) 清水哲男・高橋順子
第17回 平成20年度 血のたらちね 書肆山田 古賀忠昭(福岡県) 清水哲男・高橋順子
第18回 平成21年度 花と死王 思潮社 中本道代(東京都) 清水哲男・高橋順子
第19回 平成22年度 適切な世界の適切ならざる私 思潮社 文月悠光(北海道) 清水哲男・高橋順子
第20回 平成23年度 新しい浮子 古い浮子 栗売社 佐々木安美(東京都) 清水哲男・高橋順子
第21回 平成24年度 月しるべ 砂子屋書房 市原千佳子(沖縄県) 清水哲男・高橋順子
第22回 平成25年度 透明海岸から鳥の島まで 思潮社 秋亜綺羅(宮城県) 清水哲男・高橋順子
第23回 平成26年度 ペチャブル詩人 書肆山田 鈴木志郎康(東京都) 清水哲男・高橋順子[4]
第24回 平成27年度 流れもせんで、在るだけの川 ふらんす堂 若尾儀武(神奈川県) 木坂涼野沢啓
第25回 平成28年度 生きようと生きるほうへ 思潮社 白井明大(沖縄県) 木坂涼・野沢啓

脚注

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  1. ^ 上村里花 (2014年3月29日). “丸山豊記念現代詩賞:「ペチャブル詩人」5月10日授賞式 東京在住の鈴木さん受賞/福岡”. 毎日新聞. 2014年8月12日閲覧。
  2. ^ 市原さん詩集「月しるべ」/県内初、丸山豊記念現代詩賞”. 宮古毎日新聞 (2012年4月1日). 2014年8月12日閲覧。
  3. ^ 松尾雅也 (2013年3月31日). “丸山豊記念現代詩賞:仙台市の秋さん受賞「透明海岸から鳥の島まで」/福岡”. 毎日新聞. 2014年8月12日閲覧。
  4. ^ a b 受賞作品一覧”. 丸山豊記念現代詩賞. 丸山豊記念現代詩賞実行委員会. 2014年8月12日閲覧。

外部リンク

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