石川県道43号丸山加賀線
表示
(丸山加賀線から転送)
主要地方道(石川県道) | |
---|---|
石川県道43号 丸山加賀線 主要地方道 丸山加賀線 | |
実延長 | 19.808 km 19.680 km(現道部分) 0.128 km(旧道部分) |
制定年 | 1982年 |
起点 | 牛ヶ首峠 (石川県小松市丸山町)【北緯36度14分14.7秒 東経136度31分44.1秒 / 北緯36.237417度 東経136.528917度】 |
終点 | 分校交差点 (加賀市分校町)【北緯36度19分20.7秒 東経136度24分12.6秒 / 北緯36.322417度 東経136.403500度】 |
接続する 主な道路 (記法) |
国道416号 石川県道11号小松山中線 国道8号 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
石川県道43号丸山加賀線(いしかわけんどう43ごう まるやまかがせん)は、石川県小松市と加賀市を結ぶ主要地方道(石川県道)である。
概要
[編集]小松市南部に位置する新丸地区・大杉谷地区と加賀市東部とを結ぶ。しかし、小松市大杉町から同市菩提町間の一般車両の通行が通年通行不能となっている[1]。車両通行不能区間内に戸谷隧道がある県道として知られている。
路線データ
[編集]歴史
[編集]- 1930年(昭和5年):戸谷隧道竣工[2]。
- 1935年(昭和10年)11月18日:能美郡大杉谷村(現在の小松市南部)の山崎橋が竣工[3]。
- 1960年(昭和35年)10月15日:道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づき、加賀市梶井町(現在の梶井北交差点、石川県道39号山中伊切線上)を起点に、那谷寺正門前(小松市那谷町)を梶井那谷線(整理番号57)として路線認定[4]。同路線は、起点から東へ進み、加賀市分校町を横切って、分校交差点(現在の終点・国道8号との交点)を通り、以降は現在の当県道とほぼ同じ経路を通って那谷寺前の終点に至るコースだった。
- 1973年(昭和48年)3月31日:小松市大杉町辰の部(現在の石川県道161号大杉長谷線の交点)から那谷寺の正門前を辰の部那谷線として路線認定[5]。
- 1982年(昭和57年)
- 1993年(平成5年)5月11日 - 建設省から、県道丸山加賀線が丸山加賀線として主要地方道に再指定される[9]。
- 2009年(平成21年):戸谷隧道を経る車両通行不能区間の小松市大杉町 - 同市菩提町の両端部にバリケードが設置され、関係者(車)以外の通行を遮断。[要出典]
路線状況
[編集]戸谷隧道は、かつて通行幅制限0.8mの道路標識が設置されていたともあるほど極めて狭く、トンネル内部に照明設備もなくコウモリも群生するところで知られる。その様子から、主要地方道でありながら「究極の険道」といわれる[10]。
重複区間
[編集]- 石川県道11号小松山中線(小松市那谷町地内)
車両交通不能区間
[編集]- 小松市大杉町 - 戸谷隧道 - 同市菩提町
トンネル
[編集]- 戸谷隧道
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 国道416号(小松市丸山町・牛ヶ首峠、起点)
- 石川県道161号大杉長谷線(小松市大杉町)
- 石川県道11号小松山中線(小松市那谷町)
- 国道8号(加賀市分校町・分校町交差点、終点)
沿線にある施設など
[編集]峠
[編集]- 牛ヶ首峠
- 菩提峠
脚注
[編集]- ^ 迂回路として、赤瀬ダム横の市道赤瀬町線から林道赤倉線を経由して菩提町、そして加賀市分校町に抜けられるようになっている。
- ^ a b c d e f g h i 『道路現況調書』 p138-p139 石川県土木部道路整備課、2010年
- ^ 『石川縣年表 昭和篇 壹』p387 石川県史編集室、1957年。
- ^ 『昭和35年10月15日 石川県公報 号外(第67号)』p1218の24 昭和35年10月15日 石川県告示第505号。
- ^ 『昭和48年3月31日 石川県公報 号外(第30号)』p1 昭和48年3月31日 石川県告示第196号。
- ^ 『法令全書 昭和57年4月号』p371 昭和57年4月1日 建設省告示第九百三十五号。
- ^ 『昭和57年10月5日 石川県公報 第9463号』p11 昭和57年10月5日 石川県告示第623号。
- ^ 『昭和57年10月5日 石川県公報 第9463号』p10 昭和57年10月5日 石川県告示第622号。
- ^ s:道路法第五十六条の規定に基づく主要な都道府県道及び市道 - 平成五年五月十一日建設省告示第千二百七十号、建設省
- ^ 佐藤健太郎 2014, pp. 184–185、心霊スポットとしても有名だともいわれている。
- ^ 隧道両端部には、かつて高さ制限1.7m・最大幅0.8mの規制標識(321および322)が設置されていた。
参考文献
[編集]- 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2010年
- 『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2009年
- 佐藤健太郎『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年10月20日。ISBN 978-4-06-288282-8。