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中部方面後方支援隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中部方面後方支援隊
創設 2004年平成16年)3月29日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位
兵科 武器科需品科輸送科
兵種/任務 後方支援
所在地 京都府 京都市 西京区
編成地
上級単位 中部方面隊
担当地域 関西東海北陸中国地方四国
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中部方面後方支援隊(ちゅうぶほうめんこうほうしえんたい、英語: JGSDF Middle Army Logistic Support Troop)は、京都府京都市西京区桂駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊中部方面隊直轄の後方支援部隊である。

概要

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中部方面隊直轄部隊等の火器・車両・施設器材・誘導武器・通信器材・需品器材・化学器材の補給・整備・回収及び方面隊の不発弾処理・輸送支援を任務とするほか、災害派遣や民生協力、国際貢献活動も行っている。

2004年(平成16年)3月末に中部方面武器隊及び中部方面輸送隊を統合、中部方面総監直轄の諸部隊からも一部が合流し、新編された。

第107全般支援大隊は、中部方面隊直轄部隊等の火器、車両、誘導武器、化学、施設、通信電子、航空、需品器材の補給・整備・回収を行う。

第101補給大隊は、コア部隊で中部方面隊各部隊等に対する糧食、燃料、築城資材、部品等、水の補給及び入浴・洗濯のサービス業務を行う。

第103不発弾処理隊は、中部方面管内で発生した不発弾を回収・処理する。

中部方面輸送隊は、中部方面管内の人員、補給品等の輸送支援を行うとともに全国的な物流便の運行を担任する。

沿革

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  • 2004年(平成16年)3月29日:中部方面後方支援隊が中部方面隊の補給・整備機能を集約・統合して桂駐屯地において編成完結。
  • 2006年(平成18年)3月24日:豊中分屯地閉鎖に伴い、中部方面輸送隊が桂駐屯地へ移駐。
  • 2008年(平成20年)3月26日:第302普通科直接支援隊(第47普通科連隊を支援)を海田市駐屯地に新編(第13後方支援隊第4普通科直接支援小隊を改編)。
  • 2014年(平成26年)
    • 3月25日:第302普通科直接支援隊(海田市駐屯地)を廃止。
    • 3月26日:
    1. 第306普通科直接支援中隊(第49普通科連隊を支援)を久居駐屯地に新編(第10後方支援連隊第2整備大隊第2整備中隊第4普通科直接支援中隊を改編)。
    2. 第307普通科直接支援中隊(第47普通科連隊を支援)を海田市駐屯地に新編(第302普通科直接支援隊を改編)。
  • 2017年(平成29年)3月27日:部隊新編。
  1. 第101補給大隊を桂駐屯地に新編。
  2. 第303弾薬中隊を祝園分屯地に新編。

部隊編成

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特記ないものは桂駐屯地所在。

  • 中部方面後方支援隊本部
  • 中部方面後方支援隊本部付隊「中方後支-本」
  • 第107全般支援大隊
    • 第107全般支援大隊本部
    • 第107全般支援大隊本部付隊「107全支-本」
    • 補給中隊「107全支-補」
    • 整備中隊「107全支-整」
  • 第101補給大隊(コア部隊
    • 第101補給大隊本部
    • 第101補給大隊本部付隊「101補-本」
    • 第1補給中隊「101補-1」
    • 第2補給中隊「101補-2」
  • 第303弾薬中隊「303弾」(コア部隊:祝園分屯地
  • 第306普通科直接支援中隊「306普直支」(豊川駐屯地):第49普通科連隊を支援
  • 第307普通科直接支援中隊「307普直支」(海田市駐屯地):第47普通科連隊を支援
  • 第308特科直接支援中隊「308特直支」(姫路駐屯地):中部方面特科連隊を支援
    • 中隊本部
    • 第1直接支援小隊:第1特科大隊を支援
    • 第2直接支援小隊(豊川駐屯地):第2特科大隊を支援
    • 第3直接支援小隊(日本原駐屯地):第3特科大隊を支援
    • 第4直接支援小隊(松山駐屯地):第4特科大隊を支援
  • 第302高射直接支援中隊「302高直支」(青野原駐屯地):第8高射特科群を支援

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
中部方面後方支援隊長
兼 桂駐屯地司令
1等陸佐 吉岡正孝 2023年03月13日 陸上総隊司令部後方運用部長
副隊長 1等陸佐 粟田博文 2023年08月01日 陸上自衛隊輸送学校教育部長
歴代の中部方面後方支援隊長
(1等陸佐・桂駐屯地司令兼補)
氏名 在職期間 職種 出身校・期 前職 後職
01 藤井貞文 2004年03月29日 - 2005年07月27日 武器科 防大23期 陸上幕僚監部調査部調査課
調査運用室長
陸上自衛隊補給統制本部
火器車両部長
02 岩城征昭 2005年07月28日 - 2007年07月02日 化学科 防大20期 中部方面総監部人事部長 陸上自衛隊化学学校
大宮駐屯地司令
(陸将補昇任)
03 藤枝茂樹 2007年07月03日 - 2009年03月31日 会計科 防大21期 陸上自衛隊北海道補給処副処長 陸上自衛隊会計監査隊
04 保坂收 2009年04月01日 - 2010年11月30日 輸送科 防大24期 陸上自衛隊補給統制本部
装備計画部長
陸上自衛隊輸送学校
05 大森丈義 2010年12月01日 - 2012年08月27日 輸送科 防大28期 統合幕僚監部首席後方補給官付
後方補給官
第4師団副師団長
福岡駐屯地司令
(陸将補昇任)
06 田原計 2012年08月28日 - 2013年12月17日 通信科 防大26期 東北方面総監部装備部長 陸上自衛隊補給統制本部副本部長
(陸将補昇任)
07 飯田重喜 2013年12月18日 - 2015年12月17日 武器科 防大28期 装備施設本部武器課長 陸上自衛隊北海道補給処副処長
08 小田英明 2015年12月18日 - 2017年07月31日 施設科 防大31期 中部方面総監部総務部長 陸上自衛隊施設学校副校長
兼 企画室長
09 榑林寿弘 2017年08月01日 - 2020年08月24日 化学科 北海学園大学
平成3年卒
陸上自衛隊化学学校教育部長 北部方面総監部装備部長
10 安井崇 2020年08月25日 - 2023年03月12日 会計科 防大37期 陸上幕僚監部監理部会計課長 自衛隊愛知地方協力本部
11 吉岡正孝 2023年03月13日 武器科 防大36期 陸上総隊司令部後方運用部長

主要装備

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廃止部隊

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脚注

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  1. ^ 被支援部隊(中部方面特科隊)と同様、平時は第14旅団第14後方支援隊に隷属
  2. ^ 京都府京都市における水防活動に係る災害派遣について(最終報)”. 防衛省 (2018年7月6日). 2018年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月21日閲覧。
  3. ^ 京都府京都市における水防活動に係る災害派遣について(最終報)”. 防衛省 (2018年7月7日). 2018年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月21日閲覧。
  4. ^ 駐屯部隊」”. 明野駐屯部地公式ホームページ. 2020年3月12日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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